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幽玄の世界に浸る

        山種美術館

凄い人でした。以前は茅場町にあって 家から近いので ちょこちょこお邪魔していたのが 靖国の方に引っ越したと思ったら 今度は恵比寿に行ってしまいました。

速水御舟(はやみぎょしゅう)展 をやっていると聞いて初めて行って来ました。
恵比寿の駅から けっこう遠いのですが、天気も良し 街角の銀杏の黄葉も良し 駒沢通りをぶらぶら歩いて御舟さんに会って来ました。

14歳で松本楓湖の門に入り 先輩の今村紫紅などの影響を受けながら 才能を開花させました。山種は120点もの御舟の作品を収蔵しているのです。

なんと言っても 重文の『炎舞』『名樹散椿』が有名ですが 1917年 23歳の作『比叡』1928年作の『夜桜』墨のにじみを上手く生かした作品の素晴らしさ 『あけぼの』影のように墨で描かれた柳と2羽の鴉 
『春の宵』の墨一色の中に胡粉で描かれた櫻と三日月 『春池温』の中に墨で描かれた一匹の大きな鯉 ゆらりと身をくねらせた水面の揺らめき
墨をたっぷり使った『牡丹図』『白芙蓉』『茄子』など思わず溜め息が出てしまいます。

人物画に 良い作品のない御舟が晩年(40歳)婦女群像という6人の女性を描いた大作を完成させようとしていた事を知り もう少しせめて後10年 生かして欲しかったものを 神を恨みながらの溜め息をついていました。

左の女性はすっくと立ち 右端の女性が座している構図と生き生きした御舟ならではの線 これが完成していたら美人画の流れが変わっていたのでは?と思われる程の素晴らしさ なぜ神はこの絵を完成させては くれなかったのでしょう。

恵比寿ビールで4種のテイステイングをしながら 世の無情を思うばかりでした。
そして私のような無才な者は まだ駄目 まだ駄目と言いながら きっと長生きしてしまいそうなのが コ ワ イ ですね〜    o9/11/28  書道墨画担当 畑田穂苑

  山種美術館 http://www.yamatane-museum.or.jp/

Posted at 2011年12月19日 12時11分51秒

 
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