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2017-10-12 の記事

微妙な気持ちになった事

 今日も暑かったですね。クラ君は昨日と今日と、ビルの12条点検に出かけていました。明日は現場ですが、この2日間で鼻の頭が微妙に日焼けをしていました。帰ってから図面を仕上げ、報告書などに追われ、今週は本当にバッタバタです。

 さて、某自治体の建物について設計士を訴えるという記事を読み、微妙な気持ちになりました。

指名で設計を委託され、設計士がざっと積算をし、議会で通したが、施工会社の入札で4000万円ほどオーバーをした。その設計士は自治体と合意書を交わし、予算を落とすために設計変更を行ったが2000万をオーバー。覚書には損害金についても言及されているようですが、設計士が合意を断らなかった理由は「作品(建物)を何とか残したかった」

 理由としては納得できます。
一般住宅と違い、お客様の希望通りのデザインでなく、自分のデザインを出せた。確かに曲線の壁が美しいデザインでした。但し、普通の四角い建物に比べて金額は跳ね上がるでしょう。最初に予算があるのであれば、そこに合わせてデザインをするべきだったとも思います。

ただ設計変更に応じて仕事をこなし、特殊な建物が予定価格より1割弱の値上げになった事はある意味仕方がないのでは?今の建築業界は人手不足で、特殊になるともっと人手不足。引っ張ってくるとなると、タイミングによちゃ金額が多少は上がる可能性があります。

 だったらどうしたら良かったのか?トイレの数を減らすとかでなく、曲線でくねくねと幾重にも曲がった壁面を一部でも直線にしたら金額は大きく落ちたのかも知れません。でもそれは、やりたい作品では無かったと思いますし、多分自治体もデザイン自体はお気に召したのだと思います。

 オープンの遅延損害金100万ちょっとと合わせて約2000万の損害金を自治体から請求される模様です。うーん、何だかねー。設計変更に応じて迄、本設計料以上の金額を請求されてしまうなんて初めて聞いたので、何だかモヤモヤっとしました。


Posted at 2017年10月12日 01時22分09秒