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2015-10-23 の記事

右往左往

 関東で仕事をしていました。大型物件の建築検査(調査)などです。

まあ、建てるのではなく、劣化していく建物の検査です。はい。写真のように壊れかけや危険な個所の調査です。



 ここの所は偽装だ何だかんだのニュースが騒がしいのですが、某夜のニュースを観て、杭の業者さんが「設計士に偽装を指示される事がある」「頭を下げても仕事がない状態だから飲むしかない」なんて発言ありましたが・・・鵜呑みにすると危険ですよ。

何故なら、こういった事例で速やかに刑事罰を受けるのは設計士のみ。営業停止3ヶ月でも食らおうものなら、個人事務所なんて倒産と同じです。

建築の他業者さんは、証拠を集めて裁判で有罪無罪が決まる。そんな危ない橋を設計士が率先して渡ると思いますか?どんな業界でも悪い人はいますが、独立まで最短足掛け10年での資格(合格すれば)簡単に国家資格を手放すような馬鹿な真似をするか?考えてみてください。

さすがにこの某ニュースは許せない気持でしたし、改竄を請け負うような杭打ち業者なんかは仕事がなくなって当然です。それは設計士のせいでも何でもなく、本人の責任です。

 そこで建築専門サイトの設計関係のコメントを読んでみますと、さすがオタッキーの世界。半端なくコメントが続いております。一般人が読んでも、医学書や六法と同じでチンぷんカンプン。理解できる人達には面白いというか、そうだよな。というコメントの嵐です。

ただ、周辺でも大手販売会社の遅延損害金の額の大きさ、下請けへの同情もやはり有ります。一番こういった事案がなくなるのは、お客様の覚悟なんです。

 天気に左右される仕事が多いのですから、もしかしたら遅れるかも?という前提が必要です。ましてや大型物件なんですから、完成が1ヶ月ずれても許容範囲として、期限より安全性を求める事です。あとは元受の銀行融資の関係(利息)で、利息がかかろうが、それはお客様には関係がない事なんです。

うちでも遅延はあります。無いとは言えません。一番は天候で最高1ヶ月。1ヶ月のうち、晴れた日は日曜日だけ。1ヶ月のうち20日以上雨が続いて塗装がかけられなかったなど・・・思い出すだけでも、あれが最悪でした。あと中国の暴動でトイレや食洗機が入荷できないとか・・・悪夢でした。

現段階で10年以上経過している建物は、基本的に安全ですが、この問題でまた書類が増えれば、金銭的な負担がお客様にかかる事や、それこそ工期が延びるでしょう。は〜って感じです。


Posted at 2015年10月23日 16時12分16秒  /  コメント( 0 )