一級建築士事務所 クラ設計での設計、現場、その他日々の出来事をご紹介致します。 住宅の新築、改装、耐震改修や店舗設計その他、日々新着情報を報告していきたいと思います。 クラ設計の現場は随時見学OKです。新築、耐震改修、リフォーム等、ご希望の時期や工程を事前にご連絡いただければ、こちらからご案内させていただきます。是非お気軽にご連絡ください。
2012-10-01 の記事

暦(天地明察)

 実は昨日は稲刈りの予定でした。本当はお客様の所で稲刈りの予定でしたが、台風で一昨日に農協さんにお願いされたそうです。

と、いう事で予定が空いたので1ヶ月ぶりに「お休み〜!」となりました。そこでクラ君とKURA嫁と15年ぶりに2人で「天地明察」を観に出掛けました。

感想は「面白かった」ですよ。きたろうさんや、尾藤さん、一徳さん辺りも出演されましたので、前半は軽いノリもありました。でも後半は丁寧な感情表現や、暦への熱意が表現されていて、とても良かったです。

 この映画は、どうしてもリアルタイムで観たかったのです。というのも、事務所では暦を活用していますし、特に今年の春頃には年寄りたちが「今年は暑いぞ〜、1ヶ月暦がずれている」と話をしていたので確認をすると確かに1ヶ月ずれていました。
「多分、秋分までは夏」という話しの通り、今年は夏が長かったですよね。

暦を扱っている方であれば江戸時代に暦の改正があった事は知っています。でも、細かく誰が・・・という所までは恥ずかしながら興味を持った事は有りませんでした。ただ、唐や元などから暦を学んだ事は知っています。

 これらが日本に即していないのは、特に農業から出た話です。他国の暦に合わせても、農作が上手く行かない。これが一番の問題だったと記憶しています。

 モンゴルは春分・秋分を基準とした建造物があります。今もその建物というか、大きな穴の開いた橋のイメージの建物です。(ごめんなさい、今名前を思い出せない)
また、中国などの環境条件(砂漠が多い国に対して台風などがあり、水が豊富な日本)の違い。

今でこそ、地球は丸く、時差が有り、高気圧、低気圧で天気が決まる事なんて解りきったことですが、当然当時は「地動説」も「地球が丸い」事さえも解らない時代です。(地球が丸い事、というフィクションは入っていました)

当時いくら幕府が権力を持ち強くても、朝廷は朝廷です。暦を改編するなんて、本当に「謀反」に近い行動です。でも一途に「暦」を求めた安田算哲さんと妻のえんさん。たゆまぬ努力、探究心、そして挫折を乗り越える姿に感動しました。

感想として「日本人の気質」だな〜と思えましたし、純粋に観て良かったです。またお二人が同日に亡くなった事も、夫婦として感慨深かったです。

 今年はこうして暦がずれているから「暑いぞ」という言葉をきっかけに、この映画を観る事になりましたが、とても勉強になりました。

もう一つ面白かったのは、お寺への「算術奉納」です。日本人は江戸の頃より識字率が突出して高い国でしたが、算術も庶民の楽しみでした。今で言う「中学受験」のような「つるかめ算」など、お寺で張り出しが多かったという点ですね。
また、死を覚悟した時は、例え身分の高い人にでも進言する辺りは今の日本に失われた姿で、ちょっと残念だな・・・と自分たちを振り返ったりもしました。


 


Posted at 2012年10月01日 14時39分43秒  /  コメント( 0 )