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2012-01-29 の記事

防災訓練

 毎日地震の速報が出る度に「今度はどこなんだろう?」と気になりますね。

 雪も青森で4メートル30センチ?!の降雪があったようですが、2階の軒先までの高さって想像できません。(-_-;)明日もかなりの寒波だそうですが、みなさん閉じ込められないようにと願うばかりです。

ちょっと話は横道に逸れますが、豪雪に関しては、小学校の2年生?位に国語か道徳の授業で、確か「源じい」とかいう、一人暮らしのおじいさんが何日も雪が降った後に、一人で亡くなっていた話を思い出します。詳細は忘れましたが、近所の仲良しの子供が2階から部屋に入るとひっそりと息を引き取っていた。

そんな物語がありましたが、当時は幼かった事もあり、また雪国の暮らしの大変さが解らず「雪ってそんなに降るの?」という感覚しか有りませんでした。

テレビっていっても国営放送のNHKですら、深夜過ぎまで放送している事なんてない時代です。民間放送だって、日曜日は10時半位が最高です。夜中までなんて1〜2社位しか放送していなかった覚えが・・・ですから、新聞以外で他の地方の報道なんて、余程の大事件か、主に大都市に関する報道か政治関係か位しか記憶に有りません。

 今はリアルタイムで知りたい見たいニュースと共に、知りたくない見たくない物も増えて疲れます。そんな中で興味が持てるニュースの紹介です。

防災訓練。帰宅困難者やテロに遭遇した際の空港訓練の映像を見ました。

テロも大変だとは思いますが、帰宅困難はより身近なニュースだと思います。

 特にトイレと寝床は切実な問題です。女性は男性と違って不便さが倍増です。その訓練では、床からの冷えを和らげる為の空気ポンプ式の簡易ベッドに毛布3枚。と、乾パンなどが配給されていました。

男性が「毛布3枚配られましたが寒くて眠れません、もっと人が増えて1枚しか配られないかったらキツイですね」とコメントしていましたが・・・危機管理に関しては行政って・・・どっか片手落ち・・・考えるときに女性に考えさせないか?意見を反映しないのかな?

まず、帰宅困難になってパンプスを履いている人が靴を履いて眠れるか?という事です。訓練で30分しか眠らないのとは状況が違います。

かといって、こんな寒い時に靴を脱いで?となります。現場用の軍足と軍手を配って欲しいですね。特にタイトスカートやミニを履いている女性はさすがに周囲が気になって眠れないと思います。嵩張らない銀色のシートを出して貰えると随分と安心感が増すと思います。

またトイレだって水が使えなくなる事を前提に考えて欲しいですね。

 そして、例えば男性や若い人なら3時間でも何とか家まで歩けると思います。また、家で小さな子供が待っているお母さんですと這ってでも子供の元へたどり着こうと家を目指すでしょう。
でも、もしも「たまたま出かけて帰宅困難になった親子が居たら?」どうなるのでしょう?

一人、もしくはベビーカーなら親は何としても子供を安心できる家に連れ帰ろうと頑張れますが、中途半端に2〜7歳位の子供が3人居たら?その内2人が年子だったら?そこを動かず、ご主人か家族の応援を待つと思います。そういう状況が絶対に無いとは言えません。

ありとあらゆる事を判断して、訓練や備品を整えてくれればと願います。

 また私が子供の頃に明治初期や中頃に生まれた人たちから「困難にあったら、まずご飯を食べないさい」と教えられました。

戦争が合った時、子供の病死や戦死があった時、災害で何かあった時、希望も現実も打ち砕かれた時は「まず腹を満たせ」「食べるものが何もなければ水を飲んでお腹を一杯にしなさい。」でした。

まずはショックで何も出来なかったり、例えば家族を亡くしてどんなに「自分も死にたい」と願っても人間は簡単には死ねない。歯を食いしばってご飯を押し込むと、自分がどうしなくてはいけないか?と考えられるそうです。

「ご飯を食べなければ死ねるかな?」と思ってご飯を食べなくても、知らぬ間に眠りに付くし、トイレで排泄せずに着物を汚して死ぬ事は恥ずかしい。という気持ちが絶対に起こる。そうなればご飯が食べられるけれど、散々落ち込んだあと、その時には力が湧かない。

 だから苦難にあったら「まず腹を満たす」事が、次へのエネルギーや家族を守る力になるそうです。「涙と一緒に飲み込む」しかないそうですが、国家の修羅場(戦争)を経験した人達の言葉が今頃になって重みを増して胸に響きます。

もうすぐ震災から1年。でも、まだ1年。私達がよぼよぼになる頃には、子供達が輝ける時代に戻って欲しいと願います。


Posted at 2012年01月29日 23時27分38秒  /  コメント( 0 )