一級建築士事務所 クラ設計での設計、現場、その他日々の出来事をご紹介致します。 住宅の新築、改装、耐震改修や店舗設計その他、日々新着情報を報告していきたいと思います。 クラ設計の現場は随時見学OKです。新築、耐震改修、リフォーム等、ご希望の時期や工程を事前にご連絡いただければ、こちらからご案内させていただきます。是非お気軽にご連絡ください。

建築士とお金の問題ーその2

 さて建築士になるには実務経験が必要。合格後3年の実務で建築士として独立出来ます。最短で28歳が目安となります。そうすると各自治体へ事務所登録を行い、目出度く事務所を構えられます。

が、世の中そんなに甘くない。若い時に「〇〇で賞を貰いました、だから大丈夫です」
自分に才能があるなんて思っちゃいけない。

 クラ君は10代に某企業コンペに入り最年少で受賞。伊東豊雄さんや安藤忠雄さんなど煌びやかな方々との食事に招かれ、学長表彰もされて卒業、1発合格で26歳で独立。こんな経歴でも最初は仕事なんて無いに等しい。

 大学卒業後に一級受験資格を得るのは賛成ですが、合格後(最低)3年の実務を経ての独立の前提は変えないで欲しいのは、その人の為になる事に加え、独立しても3年ばかりの実績じゃどこの銀行も相手をしてくれないという現実面からです。

 もう一つ問題があります。

 建物の受注を建築士以外の営業さんなどが説明を行い、契約後にしか設計士に会えないシステムです。勿論ゼネコンなどには、一級設計士〇人などと国交省の規定がありますので、中堅以上の工務店には必ず設計士は雇われています。しかし、業務が多忙になるので、話の入り口は無資格者の説明になります。

 また中堅以下で設計士が雇われていない工務店さんも図面を引きます。このシステムを変えない限り特に親が建築関係でない家の子が、独立して設計に関わるには未来は暗い物になります。

 例えば幾らの家を建てる予定で、給与が〇〇円で、こんな間取りを計画したい。ここまではセーフ。しかしその先の平面図とかになると、構造まで頭に入れて説明をされているか不明です。

 病気になった時に看護師さんに病気を訪ねても薬は出ますか?
 
 訴訟になった時にパラリーガルに裁判を依頼しますか?設計士だけは何故無資格者が契約まで運べるのでしょうか?窓口を設計士にしない限り、この仕事の魅力は半減しています。

Posted at 2018年06月15日 01時43分06秒

 
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