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相続税変更

 また、雪が散らついていました。犬は床暖房の範囲からはみ出しません。((笑))

 さて、相続について新しい法律となるようです。一番は配偶者控除なんですが、残された配偶者については住宅分は割合から外して、残りから現金なども配偶者が受け取れる。これにより、住宅も割合に入っていた今までと比べ、残された配偶者が確実に余生を住み慣れた家で過ごす事が出来る。

そういった内容です。

 ある意味では大変進歩した内容だと思います。ただ、片方でも親が亡くなり、土地を清算し分割した方がいいと考える立場のお子さん達にすれば苦々しい思いをする人もいらっしゃるかも知れません。

 高齢者二人の生活で(現実は世知辛い面もあるので)誰も子供達が面倒を見ず、遺産だけを主張された場合は胸が痛みます。特に面倒を見たくても、遠くに嫁いだり海外への転勤でどうにもならない。また、お子さんが小さくて身動きが取れないけど、親の近所に住む兄弟、特にお嫁さんに期待しても訪ねさえして貰えず遺産を主張された場合「残された親はどうなるの?」という面では、大変救われる部分があります。

 しかし世の中全てが善良という話にはならない点。また善良であっても、性格が合う合わない。人には其々事情がある。ですから諸手をあげて「良い」とはなりませんが、少なくとも高齢の残された配偶者にとってはとても「良い」となります。

そこで出て来る問題は、子供達に反対されて入籍などもままならず、内縁者の面倒だけを見させられて後に追い出される場合でしょう。入籍出来ないという事は、遺族年金すら受け取れないでしょう。高齢者で資産がない場合1000円でも大切な命綱です。その辺りの法整備がまだまだという面があります。

 また、住宅という点に注目しています。

居宅と土地と合わせてなのか?上物の建物だけなのか?多分土地も含まれていると思いますが、居宅なら専用住宅であれば5年も過ぎれば固定資産税も安いので、色々と問題はないと思います。

問題かな?と今の所感じる点は「親の土地に子供がローンを組み住宅を持っている場合」です。
家の名義がお子さんですから、土地が親の名義でも残された配偶者にきちんと配慮されるのでしょうか?

 こんな疑問がふつふつと湧くには理由があります。

この辺りは、3世帯同居が当たり前の土地です。元々代々住んでいる人ばかりなので・・・
それに加え、ご商売をなさっているご家庭が多い。親の名義に会社と自宅のパターンを始め、普通に同居というご家庭が圧倒的で、余程のギリギリの状態でない限り介護施設でなく家で最期まで看取る家庭が多いのです。

 但し、こういった事への古くからの知恵もあります。

 多くは外へ出て家庭を築く子供には嫁入りの時に相続として多くの道具を用意する。(名古屋が派手な嫁入りとする所以です)住宅を建てる際に援助する。そして同居する子供には親の土地を相続させ、先に支払った外の子は相続放棄というパターンです。

このパターンは古くから子供達が揉めずにスムーズに世代交代を進めておりましたが、問題は昔の裁判判決からでしょう。Tこうじさんからの婚外子相続裁判の判決と、遺留分の請求です。これにより古くからの慣習が壊れ、争うという事も出てきました。

お金・・・うーん、難しい。結局は人なんですよね。所謂骨肉の争いなんて無く、話し合いで穏便に済むといいですね。感情がこじれるとなんともならない。

 個人的には、土地や家屋には誰しも思い入れがあります。
それは自分達で購入した場合もそうですし、私達みたいに先祖代々、子孫へ渡すために努力してきた、言葉に表しにくいのですが脈々とした物もあります。こうなるとお金ではなく手放すなんて考えられません。そういった場合にも、もう少し相続税の在り方が変わるといいなと思います。

Posted at 2018年01月26日 01時35分13秒

 
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