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高齢者と階段

 今年も本当にあっという間、年々と時間が短く感じます。

さて、今年の我が家での大事件(?)といえば、実はおじいちゃんが癌でした。

割と特殊な癌のタイプだったみたいです。高齢なので、手術なしの重粒子治療などを考えたのですが、タイプが特殊という点と、多分特殊だから手術(をしたい)という・・・

 ただ、うちのじーちゃん、元々体重が52キロ。膝が曲がるまでは身長190センチ近くとかなりの瘦せ型で、元々があばらが浮くタイプ。脛なんて子供がかじらなくても有りはしない。いわゆるガリガリ。痩せようがなくて誰も癌なんて気が付かなかったのです。

しかし、夏の終わりに「確実に癌」と診断されてから、本人と家族の葛藤はありました。本当に手術をしても良いのか?年齢的に体力が持つのか?何故?本当に切る必要があるのか?ずっと修羅場な気持ちで毎日を過ごしていました。

クラ君は「そうは言っても(手術は)本人の気持ち次第」
嫁は・・・複雑でした。おばあちゃんの事を考えると生きていて欲しい。でも、年齢的には手術をせずに穏やかに幕を閉じるのも有りかな?と考えつつも、一度だけ嗚咽を上げて泣いてしまいました。一緒に暮らして10年余り。確かに老いました。

 3か月と長い間の検査で癌はどんどん大きく育ち、もうリミットではないのか?と思う頃に手術。甘いものが大好きでしたが、癌は糖分を栄養に育つので、ゴーヤや玄米で乗り越えつつ秋に手術を行い、最近やっと精神的に元気を取り戻しました。体力はまだまだですが、1時間程度の散歩にも耐えられます。

お医者さんが手術を勧めた理由としては、特殊だけれど転移がなく、体力があった事。
踏み台昇降運動の検査が何度も行われたそうです。

体力がある?と不思議な気持ちで思い返すと、高齢者ですが二人の部屋は2階にある事です。嫌でも毎日太ももを上げ下げして、運動をしないと食事が取れない。外に行けない。

毎日階段の上り下りだけでも、80歳には結構な体力が必要なようで、ゆっくりでもいいから筋肉を衰えさせない事が功を奏したみたいです。ただ、全てのご家庭でお勧めする内容ではありませんので、あくまでも参考意見です。

 この住宅を新築した当初、クラ君は二人の部屋を1階に配置するか?2階にするか?と悩んだのですが、(また理由は後日書きたいと思いますが)一言ぼそっと

「でもねー、僕が思うに、今の高齢者が何故転んでケガをするかと言えば,高齢者に優しい住宅というものあるんだよね」「例えわずかでも日々全く太ももを上げ下げしない、屈伸しない生活はケガが増えると思う」

確かに嫁の祖母(明治中頃生まれ)は、90過ぎても亡くなる1か月前までは自分で布団の上げ下げも、腰巻だけは自分でたらいで洗濯をし、陽気が良ければ名古屋城へ散歩に出かけるほど元気で94までカクシャクしていました。大体祖母が80歳前で嫁は初の内孫でしたから、考えると元気ですよね?最初の外孫は父と同級生ですが・・・

 人間塞翁が馬とは言いますが、何が災いし、何が幸いするか分かりません。

ただ住宅というのは、色々な角度で家族が考える事が大切なんだなーと実感しました。
ご心配頂いた皆様、ありがとうございます。

え?おじいちゃん?
息子が生まれた時は「小学校の入学式まで」小学校の入学式では「高校まで」中学生では「成人式まで」今は二人の子供が「結婚するまで」生きたいそうです。
私達の方がお迎えが早そうで怖いです。
元気で何よりです・・・( ノД`)

Posted at 2016年12月19日 00時27分54秒

 
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