一級建築士事務所 クラ設計での設計、現場、その他日々の出来事をご紹介致します。 住宅の新築、改装、耐震改修や店舗設計その他、日々新着情報を報告していきたいと思います。 クラ設計の現場は随時見学OKです。新築、耐震改修、リフォーム等、ご希望の時期や工程を事前にご連絡いただければ、こちらからご案内させていただきます。是非お気軽にご連絡ください。

ニュースに絶句

 少しプライベートも合わせてバタバタしたので、更新していませんでした。すいません。

最近はニュースを観る時間もなく、朝に多少目を落とす程度なんですが、耳を疑ったニュースは
「設計図と完成物件の述べ床面積が違っていて、工務店を放火した」という内容です。

ん?工務店に頼んで、設計士は工務店からの依頼で図面を書いたって事ですよね?多分現場で「変更して欲しい」という会話なんかがあって、図面変更の申請をせずに完成しちゃった。という事ですね。工務店さんも変更の図面代と申請代金を払わなかったのかな?

でも・・・会社を放火って凄いなって思いました。

銀行の融資が受けられなくなったから放火って事ですが、正確に言えば「完了検査」が受けられなかった。という事だと思います。現場で勝手に変更して、図面と違っているから登記が出来ない=融資が受けられないという結論だと思います。

 工務店さんとか、大工さんとか、現場で「いいよ〜」とか安請け合いして「お客さんが喜ぶから」といっては変更される方がいますが、これ危険ですからね。設計士は絶対に駄目って言うのは嫌がらせでなく、登記が受けられないと困るから「変更したいなら、現場でなく設計士に相談してください」という理由の」一つです。

 設計士という仕事の認知度は20年前から比べると随分と一般の方にも浸透しましたが、実際に工務店の行う「管理」と設計士の行う「監理」の違いや、工務店の全てに1級設計士が在籍しているとお考えの方は多いです。

でも設計士と工務店の仕事は全く違いますし、申請や検査は所有する予定の建築主か設計士しか検査の立会いを許されません。

先日、ある役所で40代のご主人と30代の奥様が個人的に何とか建築申請を行おうと頑張っていました。クラ君は役所の方と今後の修正などの相談をしていましたので、嫁が何となく「珍しいな」とぼんやりと見ていたら・・・予想通りの展開になりました。

「ずしょ(図書)って何ですか?」「設計士にしか書けないんですか?」「この道路が駄目(2Mギリギリみたい)?何で?自分の土地なのに?」「申請にお金が掛かるってどうしてですか?設計士を雇うのが勿体無いから自分でやっているのに」「何で1週間も掛かるんですか?」「図面を出したら、変更できないんですか?え?出来てもまたお金が必要って何で?」「構造計算書って何ですか?何でこれにもお金が掛かるんですか?」

後ろで見ていて、おっしゃりたい事は解る。大人しそうな奥様の口調と声ですが、どんどん「納得がいかない」と・・・

 説明している担当者は「ええ、だから難しいですよ。とお伝えしています。設計士さんだって確認しないと建てられない場所もありますし、そんなに皆が簡単に出来る内容なら国家資格なんて必要ないんですから」
・・・正論すぎて・・・おじさん、頑張って!と応援してしまいました。

まあ、ご夫婦が案内されている場所が、明らかに他の申請に来た設計士とは離された場所なので、結構丁寧に説明をされているんでしょうね。

先ずはこれ、次にこれ。と紙に書いてまで説明をしていました。でも用語だけでチンぷんカンプンみたいで、私たちより前に来ていて、1時間経って帰る時もまだ説明の途中でした。

ご検討を祈ります。

また、現場で(面積を)簡単に変更できる。っていのを真に受けると後で困るのはお客様ですからお気をつけ下さい。現場で出来るのは軽微な内容の壁紙や扉などです。構造に影響を与える事は、全て変更の届けが必要です。

Posted at 2014年01月23日 22時00分13秒

 
この記事へのコメント
トラックバック一覧



コメントを書く



== このコメントはサイト管理者による確認後に反映されます ==

== 半角英数字のみのコメントは投稿できません ==

*印の項目は必須入力項目です
*

*