彩彩は「手作りお弁当・お総菜日本一」を掲げ、唯一無二のお店を目指しています。冷凍食品(フライなど)は一切使用せず、肉、野菜は全て100%岩手県産か国産のものを使用する徹底ぶり。もちろんお弁当の付け合わせの漬けものですら手作りのものです。そんな店で起こったあれこれ、取り組みや、店長の考えなどをつづるブログなのです。
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精神障害者の雇用の難しさ

今日はちょっと落ち込み気味です。

今から3年前の夏に出会った一人の精神障害を持つ女の子(24)が、来月で退職することになりました。

理由は友達のいる場所(他市)で一人で暮らしたいとのことでした。

今現在彼女はケアホームという施設で暮らしています。

彼女が彩彩に来たのは、障害者の研修という名目でした。

研修という無報酬の状況でしたが、一生懸命働き、正式にパート従業員として採用することになりました。

これはわれわれにとっても初めてのことでした。

今ではその仕事は彼女にしか任せられないところまできていました。


初めはいろいろありました。

注意されたことがストレスになり施設で他の入所者とささいなことでけんかをしてみたり、

言うことが聞けなくてふてくされて仕事を放棄してみたり、

仕事の時間を削られて、泣いて情緒不安定になったり、

ちょっと具合が悪いくらいで連絡せずに休んでみたり。

誰にも連絡せず、夜遅くまで出歩いてこっそり夜中に帰ったり。

それでもわれわれはお母さん替わりの平井主任とともに一生懸命共に泣いたり笑ったりしながら歩んできたつもりでした。

しかし、突然彼女は友達の近くで一人暮らしがどうしてもしたいので仕事を辞めたいとのことでした。

「そんな理由で?」

最初は耳を疑いました。

自分で仕事を探して、自分で生活したいそうです。

しかし行く場所は盛岡よりもっと仕事がない場所です。

障害を抱えた人間が簡単に就職できるとは限らない危険な賭けです。

一人暮らしをするということはだれも守ってくれる人がいなくなるということです。

今までは我々も含めたくさんの人に支えられて就労が可能な状況でした。

でも彼女は彩彩で自信をつけたのか、一人でも働く自信があるようです。

「だまされたりしないだろうか」

その行きたい場所の近くには自分を捨てたお母さんも再婚して生活しています。

しかし収入は少なく生活には困っているようです。

彼女は障害者年金と彩彩の収入があり、比較的貯金の額も多いようです。

「あてにされたりしないだろうか」

さまざまな心配がありますが、行ってしまえばもう我々が助けれることはほとんどありません。

さまざま説得しましたが彼女の意志は固いようです。

退職を了解することにしました。

自立するには良い機会かもしれないと言い聞かせながら。

掃除も料理も洗濯もしたことのないのが気にかかります・・・

今までは全て周りの人がやってくれましたから。


今日ケアホームの施設長と直接会いました。

よく聞くと、障害者の一人暮らしでも定期的に職員が見回りに来るそうです。

就労支援もしてくれるそうです。

だから思ったより心配はなさそうです。


でもわたくしと平井主任の心はちょっと複雑です・・・

Posted at 2012年02月21日 20時44分23秒

 
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