英語を「正しく理解し、正確に表現する」ことを何より大切だと考えております。 英文を分析するための英文法力、さらに発信のための英文の蓄積が重要です。このため、文法、発音、音読、暗誦に力を入れた指導を実践しています。
メインメニュー
2018-06-06 の記事

「まだらの紐」から

「まだらの紐」から

前回の「まだらの紐」ではスペースがなくなってしまいました。もう一度、前回の分を見てみます。

It is evident, therefore, that if both girls had married this beauty would have had a mere pittance, while even one of them would cripple him to a very serious extent.

this beauty は前回ふれたとおり、「美人」という意味の語ですが、「際立って美しいもの」という使い方のほかに「反語用法」というものがあって、「ひどいもの」といった意味でつかわれることもあるようです。

したがって、「もし二人の娘たちが結婚すれば、このひどい男は、単なるスズメの涙のような金額しか残らなくなる、たとえ、二人のうちの1人であっても、彼を深刻な状態に追い込むことになる」
という訳文になります。

上の段の最後、mere は only と同じ意味ですが、(前回のこの欄では)うっかりmoreと書いてしまいました。すみません。

さて、2行目の最初の語、pittance ですが、a very small amount of money that somebody receives, for example as a wage, and that is hardly enough to live on.

つまり「誰かが受け取るごくわずかなお金、たとえば、給料として。そして、それは生活するにはとても足らない金額のお金」

ということです。

ここでは「スズメの涙」と訳してみました。

つぎの even one of them would cripple him のところですが、one of them はお分かりの通り、二人いる娘のどちらかでも、ということですね。

cripple というのは、「手足の不自由な」とか「破損した、欠陥のある(装置)」といういみで、ここでは、動詞として使われて、「生活が成り立たなくなる」というような感じでしょう。

現在では、この単語は、侮蔑的な表現にあたる、と考える人もいるようで、あまり使わないほうがよいかもしれません。

それはともかく、ここで見たとおり、ロイロット博士には、ストーナー嬢と、その姉を殺害するだけの動機は十分にありそうです。

Posted at 2018年06月06日 20時13分15秒  /  コメント( 0 )

なぜ子供はあなたより...

なぜ子供はあなたより簡単に英語を覚えられるのか

タイム5月28日号の記事から。

興味深いのは、この記事が載っていたのは、医学のコーナーだったことです。

さて、書き出しは次の通りです。

Learning a second language is tricky at any age (and it only gets tougher the longer you wait to crack open that dusty French book).

「外国語を学ぶのはいくつになっても大変だ(そしてそれは、埃だらけのフランス語の本を開くのを後回しにすればするほど、なおさら大仕事になっていく)」

フランス語と英語とは、かなり近い。

それでも、多くのアメリカ人にとっては、外国語を学ぶのは大変なようです。

まあ、それ自体は、どの国の人にとっても決して簡単にはいかないようですが・・

そこで、ある科学者が発表した研究からの内容が出てきます。

Now, in a new study, scientists have pinpointed the exact age at which your chances of reaching fluency in a second language seem to plummet; 10.

「さて、新しい研究で、科学者たちは私たちが、外国語を勉強して流暢に話せるようになる可能性がある年齢を、まさにピンポイントで、示した。10歳だ」

だからと言って、がっかりする必要はありません。

このあとのパラグラフで、タイム誌の記者はこう続けています。

But that's not because language skills start to go down hill.

「(流暢に話せるようには、なれないかもしれない。でも)それは言語の技能が低下してしまうというわけではない」

It turns out you're still leaning fast.

「急ぎすぎなんですよ」

あわてないで、時間をかけて、というわけです。

Kids may be better than adults at learning new languages for many reasons.

「子供が大人よりも新しい言語を学ぶのが優れているのはいくつかの理由があります」

Children's brains are more plastic than those of adults, meaning they're better able to adapt and respond to new information.

「子供の脳は大人のそれに比べて、もっと柔軟に作られています。ということは、彼らは、新しい情報を受け入れ、それに反応するのに優れている、ということです」

plastic というのが柔軟性がある、というところが、興味深いですね。

Posted at 2018年06月06日 18時06分18秒  /  コメント( 0 )