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2016-09-03 の記事

ボキャビル天国(1級...

2016年度第1回英検1級の長文 Arguing about Prohibition に出てきた単語たち。

repeal = revoke or annul (a law or act of parliament) cf: The legislation was repealed five months later.

founder(v) = fail or come to nothing cf: The scheme foundered because of lack of organizational backing.

decimate = severely damaged, kill, destroy, or remove a large proportion of cf: The
inhabitants of the country had been decimated.

stem(v) = stop or restrict (the flow of something) cf: A nurse did her best to stem the bleeding.

excise = a tax levied on certain goods and commodities produced or sold within a country and on licences granted for certain activities. まあ、消費税ですな。an excise tax on alcohol (アルコールに対する消費税)ということになります。

decimate の例文を見つけました。

We do more to decimate our population in automobile accidents than we do in war.
(戦争で失う命よりも多くの命が交通事故で失われている)

英英辞典の定義、あるいは言い換えを載せていますが、なかなか凝っていて面白い。

いかがでしょうか?

Posted at 2016年09月03日 20時08分36秒  /  コメント( 0 )

2016年度第1回英...

英検1級の長文(英問英答)のふたつめ、Arguing about Prohibition は禁酒法(修正第18条)に関する出題で、非常に興味深い内容ですが、同時にむずかしいポイントもあります。

代表的な難解な部分は、一番最後に登場します。

Okrent argues that though many people who voted for Prohibition were drinkers themselves, they voted for it as a means to an end that was not what it appeared to be on the surface.

例によって、冒頭 Okrent argues that は「オークランド氏は、次のように論じている」

though につづく、many people who voted for Prohibition までが主語。「禁酒法支持に票を投じた多くの人々は」

このあとのwere drinkers themselves, は「(禁酒法に賛成した人たちは)自分たち自身が飲酒している人たちだった」

そしてこの節の冒頭にthoughがあるので、「オークランド氏の主張は、禁酒法実施に賛成票を投じた人たちの多くは、自分たちも飲酒している人たちであったけれども、」

後半、they voted for it as..のas 以下が重要部分。

asは「〜として」a means to an end (このendは目的、という意味)「目的のための手段」
end の後ろのthat が、関係代名詞。したがって、an end was not what it appeared to be
ここでのwhat は「〜するもの・こと」のwhatなので、what it appeared to be で、「それ(=an end)がそういう風に見えているもの」の意味。

on the surface は、「表面上」なので、

「彼らは、表面的にそのように見えているものではない目的のための手段として、賛成票を投じたのだ」

ということになります。

つまり、悪法との評判の高い、[禁酒法]は、プロテスタント的な「飲酒はよくない」という倫理観の押し付けではなく、実際には、宗教的な考え方とはちがう、別の理由があって、それを実現するための方策として、[禁酒法]が生み出された、ということになります。

というわけで、落ち着いて読み解いていくと、1級には、表向きにはあまり知られていない事実が載っていたりするので面白いです。

ただ、そのメッセージをくみ取るのに、英語の学力がかなり必要といういやらしい攻勢になっているのが、残念!

Posted at 2016年09月03日 19時44分42秒  /  コメント( 0 )

ボキャビル天国(1級...

2014年度第3回のボキャブラリー問題から。

(1)When a girl ran out in front of Phil's car, he did not have time to stop but managed to ( ) to avoid hitting her.

1. appease = pacify (なだめる)cf; Amendments have been added to appease local pressure groups.

2. crave = to have a very strong desire for something (強く望む) cf; She has always craved excitement.

3. swerve = change direction suddenly cf; She swerved sharply to avoid a cyclist.

4. denounce = strongly criticize cf; The Assembly denounced the use of violence.

ここでは、「方向を変える」が最もふさわしいため、3のswerveが妥当だと考えられます。

(2) Samantha's remarks at her father's funeral surprised those in attendance. They had expected her to deliver a ( ) that praised his virtues.

1. prophesy = a prediction of what will happen in the future cf: a bleak (bad) prophecy of war and ruin. (戦争と破壊というくらい予言)

2. genealogy = a line of descent traced continuously from an ancestor. a plant's or animal's line of evolutionary development from earlier forms. cf: Neither give heed to fables and endless genealogies. (作り話や、きりのない系図に気持ちを奪われてはいけません」

3.progeny = a person's children; the young of animals and plants cf; He was surrounded by his numerous progeny. (多くの親族に囲まれていた)

4. eulogy = a speech or piece of writing praising somebody very much. cf: He gave a eulogy for the deceased. (故人に、賛辞を述べる)

ここでは、出題文が、「父の葬儀で、亡くなった人への賛辞を述べる」という内容であるので、4番がふさわしいと思われます。

英英辞典で引いていくと、案外な意味に遭遇します。

過去問題とからめて、勉強していくと、面白い例に出くわします。

Posted at 2016年09月03日 17時12分41秒  /  コメント( 0 )

2016年度第1回英検1...

今回の英検1級長文問題で、わかりにくい点を解説していきます。

問題冊子p.7、Marriage and Social Class という問題の、5行目に次のような文があります。

Schneider worries that anything that makes disadvantaged people less likely to tie the knot also makes them less able to reap the social and economic benefits marriage has been shown to provide, and that they will face ever-increasing obstacles in their struggle to break the cycle of poverty.

かなり長い文ですが、すこしずつ見ていきます。

Schneider worries that までは良いでしょう。「シュナイダー教授は以下のことを不安に思っている」

anything that makes disadvantaged people less likely to tie the knot この後に also makes と動詞が続いているので、文の主語にあたる部分はここまでだ、と判断できます。

anything は「〜ならどんなものでも」という意味になります。つづくthatは、そのあとmakes が出てくるので、関係代名詞。訳文としては、「〜するanything 」ということになります。

make(v) + disadvantaged people (o) + less likely to tie the knot (c) と考えるとよいでしょう。

つまり、「利益を受けない人々をますます結婚しなくさせる」ということ。

これが主語です。
つづいて、also makes them less able to reap..

also があって、that はないので、これが本動詞となります。

これも同様、makes(v) + them(o)=disadvantaged people + less able to reap ...(c)

「また、かれら(利益を受けない人たち)が(利益を)受けられないようにする」

ではreap の後を見てみます。

the social and economic benefits / marriage has been shown to provide,

/の部分にwhich なりthatなりの関係詞を入れるとわかりやすくなります。「結婚が今まで提供すると示されていた、社会的、経済的なメリット」

そこで、この文の前半をまとめると、
「シュナイダー教授は、次のことを心配している。つまり、恵まれない人々を結婚させなくしているモノは、また結婚が与えてくれると言われていた社会的、経済的なメリットも彼らには手に入りにくくさせるということ、そして、」

そして、のあとがand that they will face ever-increasing obstacles in their struggle to break the cycle of poverty.

, and that ...となっているので、「もう一つ、教授の心配していることは」といういみで、
they = disadvantaged people ですから、「こうした恵まれない人たちは」
in their struggle to break the cycle of poverty, 彼らの、貧困の連鎖から逃れる苦労の中で」
ever-increasing「ますます肥大化する」obstacles[障害物]

「・・そして、こうした恵まれない人々は、貧困の連鎖から抜け出す苦労の中で、ますます大きくなる障害に直面する」

という流れになります。

英検1級では、正解にたどり着くためには、文型を正確に理解して、文全体の流れをきちんと押さえておく必要があります。

そうした意味では、面倒に思われるかもしれませんが、文構造をしっかりと考えて、意味内容を取ることを、合格へのステップの一つとして、とらえる必要があります。

Posted at 2016年09月03日 16時45分23秒  /  コメント( 0 )