英語を「正しく理解し、正確に表現する」ことを何より大切だと考えております。 英文を分析するための英文法力、さらに発信のための英文の蓄積が重要です。このため、文法、発音、音読、暗誦に力を入れた指導を実践しています。
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2011-12-17 の記事

松本亨「英語で考える本」

この欄でも、何度かご紹介していますが、松本亨先生は、昭和25年から20年以上にわたりNHKラジオ「英語会話」で講師を勤められた方です。

「英語会話」のテキストの英文はすべてご自分でお書きになられたそうです。

それだけでも十分、素晴らしい業績ですが、実は先生の真骨頂は別のところにあります。

先生が、ラジオという媒体で、英語を説くことによって、広めたかったのは、「英語で考える」という学習法でした。

パーマーというひとも「英語で考える」Think in English を訴えていらっしゃいます。
ただ、パーマーさんの方法は、いわばパターン・プラクティスのような形での英語で考える方法でした。
つまり、自由に思いついたことを英語で表現する、というより、理論的な学習としてまなんできたパターンを利用して、英語で考えを表現する、というものです。

これに対して松本亨先生の「英語で考える」は、膨大な英語の理解と暗誦をもとに、自分の考えを、今までに聞いたことのある(口にしたことのある)英語で表現するというものでした。

したがって、ある程度英語を覚えたら、いつも即興的に英語を口にして、どんどん発信してゆく、ということが前提になっています。

その方法を具体的にまとめたものが「英語で考える本」です。
理論書ではないため、読むとやや散漫な印象を与えるかもしれません。
また、表現も、文法などで整理されているわけではなく、ある程度は、自由裁量で表現できることが前提となっています。

松本先生のお考えを、まとめて論じているという意味で、ぜひ一度は読んでいただきたい本です。

Posted at 2011年12月17日 22時24分55秒  /  コメント( 0 )