英語を「正しく理解し、正確に表現する」ことを何より大切だと考えております。 英文を分析するための英文法力、さらに発信のための英文の蓄積が重要です。このため、文法、発音、音読、暗誦に力を入れた指導を実践しています。
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2013-02 の記事

MUSASHI

吉川英治・作の「宮本武蔵」は、日本で最も人口に膾炙した小説の一つであるといってよいでしょう。

実際には、あまり歴史的記録としては残っていない新免武蔵という人物に仮託して、吉川氏が、自分の日本人としての生き方の理想を注ぎ込んだこの小説は、版を変え、またTVドラマ、映画、コミックなどの形式をとりつつ、脈々と私たちの間に根っこを広げています。

最近では、「バガボンド」というコミックの形式で、多くの読者を獲得しているようで、その不死鳥のような作品の生命力には目を見張るものがあります。

英語の達人として知られる松本道弘氏も「宮本武蔵」に大きな影響を受けた方の一人です。

松本氏の初期の著作である、「入門英語道場」(のちにあらため「英語道場」創元社)を読むと、武蔵と又八という「武蔵」のなかで重要な役割を占める2人の登場人物が活躍しています。

今回、表題に挙げた「MUSASHI」はCharles S. Terryという方が全訳した吉川英治版「宮本武蔵」です。アマゾンで調べてみましたが、残念ながら現在は絶版になってしまっているようです。

実は2−3日まえに昔の愛読書を引っ掻き回して、ようやく見つけ出しました。

原文と比較してよくわかるのは、直訳というより、メッセージを伝えることを中心に訳された英文で、非常に読みやすいということです。

しかも、原作は、新聞に連載されていたものですから、次々と小さな山場があって、飽きさせません。

こうした本を読むことで、英語の力が身についていくなら、非常に楽しいことで、ぜひ復刊を望みたいものです。

Posted at 2013年02月27日 22時54分16秒  /  コメント( 0 )

気を付けたい発音

英検1級2次試験は、スピーチ+質疑応答ですが、ここで重大な結果に結びついてしまうのが、基本的な単語の発音です。

workとwalk、warなどは、案外、わかっているようでいて、区別ができていない方がいらっしゃいます。

一度、ある方が2次試験後にお越しになり、「発音」の部分がずいぶん低くて納得がいかない、とおっしゃられました。
たしかにとてもよく勉強されている方でしたが、warの発音が「ワー」になっていて、(本来は「ウォー」のような感じです)このあたりが敗因だな、と思ったことがあります。

work, walk, warといったレベルの単語は、中学校で学ぶものですから、長年の英語学習を通じて、間違った発音が完全に身についてしまっていて、修正するのもなかなか大変です。

わたし自身、walkとworkの区別ができなかった頃、ずいぶん一生懸命、英語の発音を聞いて、くりかえして録音し、矯正した思い出があります。

からだが覚えこんでしまうと、無意識で発音してしまうため、自分の英語の欠点が見えてこないのです。

他にもallowとか、employerとemployeeの末尾の部分とか、自分でも驚くようなところに間違った発音は潜んでいます

ときどき、模範とされるような英語を聞いて、自分の音声感覚を正常に保つように努力したいものですね。

Posted at 2013年02月27日 22時53分13秒  /  コメント( 0 )

スピーディな音読の意...

少しお年を召した英語学習者の方の中には、国弘正雄先生の名前を懐かしく思い出される方もいらっしゃるでしょう。

国弘先生は、以前、NHK教育テレビで、「テレビ英語会話中級」を担当されていた同時通訳者の草分けです。
アポロ月面着陸の同時通訳をされて一躍時の人になられました。
その後、参議院に出馬されて政治の世界に転身され、現在は悠々自適の生活をされていらっしゃるようです。
この方の著作にベストセラーとなった「英語の話しかた」があります。

その中に「只管朗読」(ただひたすら朗読)という学習法が出てきます。

これは、まさに何度も何度も繰り返し英文を読む、という私たちが今主張させていただいている方法です。

私も実際に英語を学ぶ人間として、音読を何度も行って、表現を身に付けてきました。

地道に暗誦して、英語を自分の中に入れていく作業をどこかで行わない限り、英語力は身につくものではない、と実感しています。

何らかの形で、英語というストックが頭の中にある程度できなければ、状況に合わせて表現を口にすることはできません。

国弘先生は「英会話・ぜったい・音読」の監修者でもあり、その冒頭に、なぜ暗誦が大切なのかをわかりやすくまとめてくださっています。

私もさまざまなレベルの学習者の方にお会いして、指導をさせていただくことが多いのですが、こうした場合に強く感じるのは、正確に英文を暗記することの重要さです。

しかも、ある程度まとまった英文であれば、それは記憶によって芋づる式に大量の文を頭の中から引き出すことが可能です。

現在、英検指導などで英作文も扱いますが、これも正しい英文記憶の蓄積がなければなかなか書けるものではありません。

だまされたと思ってぜひ挑戦していただきたいのが、この只管朗読なのです。

Posted at 2013年02月25日 09時56分28秒  /  コメント( 0 )

スピーディな音読の意...

高校2年生までの方には「英会話・ぜったい・音読 標準編」(講談社)を音読用に使っています。

中学3年用のテキストをまとめたもので、基本的な文法事項はほとんど網羅されています。

このテキストを完全に暗記することで、英語の点数をぐっと上げた方も多くいらっしゃいます。
なにしろ、自分の知っている文章はすべて頭の中に入っているのですから、英作文などでも応用することでかなり容易になるのです。

ただ、一冊の本を完全に暗記することは言うは易く、行うは難しなのです。

エブリは、このお手伝いをさせていただきます。

毎回、授業のはじめに音読・暗誦を行ないます。
今までに学習した教材をすべて繰り返して暗誦するのです。

1行ごとの朗読の後について言っていただき、そのあとページ丸ごと暗誦します。

暗誦で一番大変なのは、一文終わった後で次の文を始めるとき。
どういう出だしだったかを思い出すのが難しいのです。

エブリ方式では、次の文の最初の数語をこちらが言いますから、スムーズに暗誦を続けていくことができます。

このように手早く暗誦することで、48セクションもある「英会話・ぜったい・音読」1冊を復習するのに20分程度で終わってしまいます。

今までに多くの先輩たちが「英会話・ぜったい・音読」と「ニュース英語のリスニング(基礎編)」(DHC)という教材を暗誦して、素晴らしい実績を築いてきました。

ぜひみなさんも試してみてください。

Posted at 2013年02月25日 09時54分51秒  /  コメント( 0 )

スピーディな音読の意...

You tubeをご覧になった方は、なぜこんなに速いスピードで暗誦をするのか疑問を持たれる方も多いようです。

実際、私たちの音読を目の当たりにした方は、その速度に驚かれます。

私が目指しているのは、生の速度です。

DVDなどで、現実の英語を耳にしたとき、私たちには、何を言っているのかわかりません。

これは、3つの理由があります。

1つは用いられている単語・表現が難しいこと。
2つめはスピードが速いこと。
そして3つめ。
スピードを速いため、息の使い方、音の出し方が、通常の発音から大きく変化していること。

たとえば、th音と呼ばれるものですが、セオリー通りだと、上下の歯の間に舌を差し込む形で、流れてくる息をせき止めるような音を出します。

ところが、スピーディな動きをしているときには、舌で歯を叩く動きになり、前後の音の影響を受けて、t音に近くなります。
わたしたちの耳にはtと聞こえるのです。

日本語にはth音は存在せず、t音も強くはじく音ではないため、th音をzやsの音で代用する方が多いのです。
まるで違った音になってしまいます。

これは一例ですが、速く音読すると、こうした要因が加わってきます。

スピーディな音読を実践することで、より精確な発音を身に付けることができるのです。

Posted at 2013年02月25日 09時53分05秒  /  コメント( 0 )

恋文の技術

このタイトルを見て、何の話だろうと思ってもらえれば、作者の勝利。

森見登美彦さんの小説のタイトルですが、そう考えると、さまざまな内容が連想できますね。

これが、作文や、スピーチ作りのコツだといえます。

よく、タイトルで中身の分かってしまうスピーチがあります。

たとえば、「本当の美しさとは」。

これで美容整形の話が出てきたら、まずもって、手を加えない、美しさについて述べているのだと思っていいでしょう。

スピーチの大きなポイントはタイトルにあります。

インパクトのある、それでいて「何を話すのかな」というタイトルがあれば、聞いている人も楽しみにしながら耳を傾けることができます。

意外性、サスペンスが、お話を盛り上げるのはどのような場合でもいえることで、そうしたサービス精神にあふれたスピーチをすることが、自分の英語力や、コミュニケーション能力を高めることにもつながります。

もちろん、テーマは「いじめ」とか「体罰」で構わないのですが、それをどういう切り口で話そうとしているのか、それによってタイトルのつけ方も大きく変わってきます。

思いついたものをもう一ひねりすることで、意外な化学変化が起こってくることもありますね。

もうすぐ2次試験。
みなさんの健闘を祈っております。

Posted at 2013年02月21日 23時57分28秒  /  コメント( 0 )

英検1級2次対策ノート...

言いたいことをまず言おう!

たとえば「体罰」問題に関してのスピーチをすることになったとしましょう。

わたしたちはつい、「最近、体罰が問題になっていて、柔道界でも女子柔道の選手たちが体罰を受けたということで、体質改善を望んでいる」という前置きから始めます。

前置き自体には問題はないのですが、上のような話で始めた場合、その背景についても話したくなります。

でもちょっと待ってください。

あなたの話のテーマはなんでしょうか。

体罰をなくすためのルールだとしましょう。

だとすれば、「最近体罰が問題になっていますが、この体罰をなくすために次のルールを提案します」という具合で、すぐにそのルールについて述べると、無駄な時間を減らすことができます。

さらに、「学校での体罰」や「部活動での体罰」などと区切ることで、ルールはより具体的になってくるでしょう。

「学校」での体罰と、「道場」や、「スポーツジム」のような場所での体罰とでは、話の仕方、ルールの設定は全く違ってくるだろうと思います。

スピーチの冒頭は全体像で始め、できるだけストレートに、話の中心に持っていくようにすると、言いたいことがはっきりと示される、わかりやすいスピーチになります。

試験での健闘を祈っています。

Posted at 2013年02月21日 23時47分22秒  /  コメント( 0 )

英検1級2次対策ノート...

むかし、愛読していた吉川英治さんの「宮本武蔵」を久しぶりに書棚から出して、読んでみました。

はしがきによると、「戦後最も読まれた小説」(昭和38年刊)だとのことで、たしかにいまでもコミックの「バガボンド」として人気を博しているわけですから、大変な人気作品だと言えます。

この面白さはなんなんだろう、と思っていたところ、NHKのEテレでやっている「100分で名著」の1回目を見て、コツがわかったような気がしました。

今回の「100分で名著」はアレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」を扱っています。

「宮本武蔵」も「モンテ・クリスト伯」も新聞小説でした。

「名著」での解説担当は作家の佐藤賢一さんですが、この方が指摘された点は、毎回山場を作る、というポイントでした。

たしかに意識して読んでみると、連載1回分と思われる分量の中に、それぞれ少しずつわくわくさせる部分を入れてあります。

これはスピーチとして使えるな、と思いました。

2分間のスピーチ、というのは、ある意味で新聞小説連載1回分の原稿3枚分に匹敵すると思います。

このなかに、それぞれ、起伏のある展開を含ませることができれば、聞き手である審査員の方の気持ちをぐっとつかむことができるはず。

もちろん、「武蔵」や「モンテ・クリスト」をすべて読む必要はありませんが、書店で手にとって、どこでも1回分を立ち読みしてみると、このテクニックがつかめるかもしれません。

Posted at 2013年02月19日 10時32分38秒  /  コメント( 0 )

「ドリトル先生物語」

以前、イギリスに出かけたときに「ドリトル先生」シリーズの愛蔵版を10冊買ってきました。残念ながら、その本屋さんに残り2冊がおいてなくて、注文する時間的余裕もなかったので、そのまま、10冊だけのドリトル先生がうちの書庫には眠っています。

さて、このドリトル先生、岩波書店から「井伏鱒二」訳で出版されていて、そちらの判には、作者、ヒュー・ロフティングの書いた挿絵も載っています。私は、子供のころ、毎月この「ドリトル先生全集」を買ってもらい、繰り返し愛読していました。

最近、このドリトル先生の翻訳の仕掛け人が「クマのプーさん」の訳者でもある石井桃子さんであることを知りました。

石井さんが児童文学書の出版社を立ち上げたころ、井伏さんの「言語感覚」にほれ込んで、訳していただくよう、依頼されたらしいのです。

井伏さんは、なかなか翻訳に着手せず、待ちかねた石井さんは下訳を作って届けられたそうです。

井伏さんは、石井さんと訳語を検討して、「ドゥーリットル先生」を子供にも言いやすい、「ドリトル」に改めたり、Pushme-pushyouという架空の生き物の名前を「オシツオサレツ」と名付けたりして、訳文を作り上げる下地を築いていかれたようで、その後、旅行に出られて、訳を完成されたそうです。

石井桃子さんは、先ごろ101歳で亡くなられた、日本の児童文学の世界では大きな足跡を残された方ですが、こうした裏話を知るにつけ、人が様々な形でかかわって大きな作品が紹介されていくのだ、ということがわかります。

最近、ドリトル先生の新しい判が発行されて、イラストも日本の女性の方によって描かれているそうです。

それぞれの訳には、世界があり、わたしのドリトル先生は、井伏さんの訳語の世界なのですが、こうした暖かい文学が、多くの方にますます受け入れられることを祈っています。

Posted at 2013年02月18日 16時52分24秒  /  コメント( 0 )

英検準1級2次対策ノート

さあ、あと1週間で2次試験です!

準備は整っていますか?

このブログでは、準1級の2次試験にチャレンジしようという方のための合格への秘訣をまとめてみました。
ぜひ、お役にたててください。

2次試験はご承知の通り、与えられた4コマのイラストを見て、1分間で内容説明を準備して、2分間かけてイラストに描かれている状況を説明する、というもの。もちろん、そのあとに質疑応答が続きます。

大切なことは、イラスト説明で、採点対象となっているのは、内容の説明だけではなくて、スピーチとしてのデリバリー、つまり話し方のイントネーション、発音などと、文法や語彙なども含まれている、ということです。

受付で渡される、採点用紙を見ると、イラストの説明で採点欄が3つもあるので、イラスト1枚目、2枚目、3枚目、そして最後の絵の説明だ、と思い込んでいる人もいますが、そうではありません。

この3つが、内容説明、発音、文法の3点についてチェックされるポイントで、イラスト説明だけで、15点というウェイトなのです。

そこで大切なことは、いかに、わかりやすく正しい発音で、準1級にふさわしい表現を使って説明するか、というところにあります。

間違っている可能性の高い表現はできるだけ避ける、発音的に正しくない可能性のある言葉も、可能なら別の単語を使う、こうしたテクニックが必要になります。

あと1週間の準備としてふさわしいのが、過去問題です。

今までに出題されたイラスト問題を見て、繰り返し2分間でまとめる練習をしましょう。

もし、時間が短すぎたり、長すぎたりするようなら、2分間で終わることができるように何度も繰り返します。

これはやればやっただけの効果があり、イラストの説明が、いつでも2分でうまく収まるようになれば、自分で目安としてスピーチができるようになります。

2分間を達成した後も、同じイラストで10回程度は練習しましょう。

こうした方法で練習すれば、2−3枚のイラストによる練習だけでも、ずいぶん楽に2次試験に臨むことができます。

健闘を祈っています。

Posted at 2013年02月18日 16時34分39秒  /  コメント( 0 )

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