英語を「正しく理解し、正確に表現する」ことを何より大切だと考えております。 英文を分析するための英文法力、さらに発信のための英文の蓄積が重要です。このため、文法、発音、音読、暗誦に力を入れた指導を実践しています。
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2012-02 の記事

能面殺人事件(高木彬光)

全編が手記という形で構成された、探偵がその活動を事細かに記載するという、(作中登場人物の)高木彬光によれば、「世界に類のない」推理小説。
これは「刺青殺人事件」でデビューした高木氏が2作目に執筆した作品です。
わたしにとっては生まれて初めて読んだ大人向けの長編推理でした。

日本家屋で画期的な密室殺人を生んだとして話題になった「刺青」に対して、「能面」の評価は低いようですが、わたしとしては、これほど時を忘れて没頭した小説は現在まで、そういくつもありません。

千鶴井という家族の中のゆがみが、ねじくれて、異常な形の殺人事件となっていくさま。
それぞれに工夫された動機とトリックで、家族が一人、また一人と命を奪われていきます。
ひとつひとつのケースが印象的で、今でもそうした描写をほとんど正確に覚えています。

これは塾の若い女性の先生からお借りしたものでしたが、その内容のすごさと、その先生の持つ雰囲気とがずいぶん違っていて戸惑ったほどでした。
その後、おなじ高木さんの「密告者」という小説を読む機会があって、すっかりお気に入りの作家になりました。
「高木彬光長編推理小説全集」というシリーズをそろえて、代表作を読むことができるようになりましたが、それからも「能面」は繰り返し読んでいます。
そしてそのたびに感心させられます。

発表当時、評価が今一つ伸びなかった理由は、この作品があまりにも「推理」一色だったからでしょう。
いま、新本格といわれているミステリー作家たちがデビューのころ、「人が描けていない」と非難されたのと同じだと思います。

思い出しながら内容をまとめているうちに、また読みたくなってきました。
本箱にならんでいる例の「全集」をまたひも解くことになりそうです。

Posted at 2012年02月29日 14時59分29秒  /  コメント( 0 )

がんばれ、高校生!

高校生で受講してくださっている方が何人もいます。
それぞれ学校が違うので、進度、教材、試験範囲がさまざまです。
でも、今回は学年末なので、時期もあまりずれておらず、ほとんど終わっているところと、今週末から来週にかけて、というところがほとんどです。

そんなわけで、各社の教科書や補助教材を見る機会も多いのですが、ちょっとびっくりすることがあります。

長文を読むためのテキストが、そのレッスンごとにポイントとしている文法項目が違うのはある意味で当り前です。

文法中心ではないか、と思われる教材でも、散発的な項目の並べ方をしているらしいものがあります。

学校によっては、長文中心主義を取っているところもあって、そういうところでも、文法はあまり統合されていないようです。

英文を読んで書かれた内容を正確に理解するためには、文法が必要不可欠だと思います。
もちろん、その言語を母語とするひとたちが「文法をやったことがない」と発言するのは、ありうるでしょう。
わたしたちも日本語の文法がわかっていなくても、膨大な量の日本語を読み、書き、話し、聞いてきたのですから、正しい文がどのようなものかよくわかっています。

でも外国語の場合には、文法をきちんと押さえておくことが、英文の暗唱と並ぶ、重要なプロセスであることは間違いありません。

そういう意味で、ぜひ、学校では系統的に文法も教えていただきたいと思います。

Posted at 2012年02月28日 23時40分14秒  /  コメント( 0 )

The East Is Fed

タイム2月13日号のBooksの記事からです。
文化大革命の時代に、田舎での「再教育」に追いやられたある中国人の経験から得た貴重なレシピでもあるThe Cultural Revolution Cookbook を紹介している文章で、わかりにくいところをピックアップしてみました。

第1段落 In 1969, 12-year old Sasha was sent from her home in the southern Chinese city to the rural hinterlands to be “re-educated.”(一部略)
1969年に12歳のサーシャは中国南部の都市の自分の家から「再教育」のために田舎の奥地に送り込まれた。(fromとtoの間が長くてわかりにくい)
It was also a time of severe food and fuel shortages that caused China’s culinary tradition to flatline.
それはまた、中国料理の伝統をゼロにしてしまう厳しい食料不足と燃料不足の時代でもあった。(cause something to flatline が難しいところ)
第2段落 It would be a huge mistake to assume that mere shortage of ingredients or fuel stopped Chinese cooks from preparing tasty, nourishing meals. (おなじみstop somebody from doing の構文)
食材または燃料の不足だけで、中国人の調理人たちがおいしくて栄養のある食事を作るのをやめてしまうと考えるのは大きな間違いだろう。
第4段落 ..by which rationed ingredients could be stretched.
配給された食材をやりくりして
第7段落 ..the 80 homely recipes inspire with their simplicity and no-nonsense prose.
80の家庭的なレシピが単純で真面目な散文と相まって、感動させる。
第8段落 “Living in the countryside made many into frugal cooks who learned to get the best flavors out of low-calorie foods…
田舎に住むことは多くの人を、低カロリーの食べ物から最高の風味を作り出すことを学ぶ倹約家の料理人にする。
At a time when Chinese society is considerably more stable and affluent, yet plagued by endless food-safety scandals and ever increasing obesity levels, the irony of Seligman’s sentiment is not lost on anyone.
中国の社会がかなり安定し裕福になっていて、それでも終わりのない食の安全のスキャンダルと、ますます増えていく肥満の問題を抱えているときに、セリグマンの感想の皮肉さはどんな人にでも理解できる。
(お気づきの点があれば、ご一報いただければ幸いです)

Posted at 2012年02月28日 10時01分28秒  /  コメント( 0 )

オーバーな問題?

The researchers followed 700 people over a three-year period.
さあ、これをどう訳しますか。
「研究者は700人の人たちを3年以上の期間、追跡しました」?

正解は、「3年間にわたって」です。

ここでover は前置詞として、「〜にわたって」の意味でつかわれています。

では、こちらはどうでしょう?
I hear that over 70 percent of the world’s mail is written in English.

「世界のメールの70パーセント以上が英語で書かれていると聞いています」

はい、正解です。

The water was soon over my knees.
「水が間もなく膝の上まで登ってきた」
We talked about the matter over coffee.
「私たちは食事をしながらその問題について話した」

いくつかover を使った例文を並べてみました。

overには前置詞、副詞、名詞としての用法があります。
基本的には、「もっと上に」という意味ですが、それが「位置」的、「数値」的など様々な使い方をしています。
特に、何に対してかかっているのかに注目する必要があります。

最初のover はa three-year period全体にかかりますから、「その期間中」。
つぎは70 percent にかかっているので、「以上」。
over my knees では、位置として「上」に。
over coffee は「〜している最中に」、となります。

overを見ると、反射的に「以上」と訳してしまうのが習慣になっていませんか?

Posted at 2012年02月28日 09時56分29秒  /  コメント( 0 )

TOEIC攻略法(パート5)

前半のリスニング・テストが終わった後、最初に登場するのがパート5です。

これは英検などでもおなじみのパターンの問題で、35語程度の短文の空白部分を下の選択肢4つから、もっともふさわしいものを選ぶというものです。

その選択肢の中身は、異なった単語4つが出されている語彙の問題、ある単語の名詞形、動詞形、形容詞形といった関連語句のだされているもの、前置詞を選択するものなどがあります。

ボキャブラリー問題は、ある程度、単語を覚えるしか対処方法はありません。
ただ、TOEICの場合、出題される単語にある程度傾向があるため、問題集などをいくつかこなしておくことで、得点をあげることができます。

文法問題については、お勧めなのは、高校生向けの英文法問題集を1−2冊こなすことです。

価格的にも1000円以下の薄いものでよいので、ひととおり英文法をこなしてみてください。

この時、頭においていてほしいことは、スピードです。

実際の問題は、最長1問30秒で処理していかなくてはなりません。

したがって、文法問題もできるだけ速やかに解答していく。

おそらく、高校生用の文法問題集をこなすことで、実際に出題されるタイプの問題が解けるようになります。

特に品詞、文型、分詞、動名詞、前置詞、接続詞辺りの項目は重要度が高いので、注目です。
でも、出題自体はまんべんなく出されるので、全体的な文法をつかんでおくことは必須です。

Posted at 2012年02月24日 23時04分17秒  /  コメント( 0 )

子曰く(「し、のたま...

「論語」の冒頭にある文です。

「子曰く、学びて時にこれを習う、また喜ばしからずや」

金谷治さんの『孔子』によると、「学ぶ」とは英語のstudy にも通じますが、新しいことを知ること。
「習う」とはlearn 、つまり一つの物事をくりかえして習熟すること、だそうです。

『新しいことを知って、それに習熟する。楽しいことだね』
という意味になるそうです。

長い間、聖人としてあがめられてきた孔子の言行録が「論語」である、といわれています。

日本でも、かなり昔から愛唱されてきた書物です。

時代劇などを見ていると、寺子屋の子供たちが先生の後にくりかえしている「し、のたまわく・・・」は、「論語」なのでした。

以前、論語を読んでいたことがあります。

最近、引越しの荷物の中から、文庫本の「孔子」が出てきました。

これは「論語」というよりは孔子の生涯を記述した、入門書なのですが、数ページ読んだところで、つい読みふけってしまいました。

たまには古典を手にしてみるのも、学ぶものが多くあるようです。

Posted at 2012年02月24日 08時40分02秒  /  コメント( 0 )

TOEIC攻略法(パート7)

リーディングの圧巻がパート7です。

問題数、難易度ともにTOEIC全体を通して一番厳しい部分といってよいでしょう。
リーディングが総問題数100のうち、40が単発単語・文法問題、12が文中単語・文法問題であり、のこり48問がパート7であることを考えると、この部分は大きな山場です。

小手先の技術で得点をあげる方法というのはないのですが、いくつかヒントになるようなポイントはあるかもしれません。

そのうちのひとつが、問題を先に読むことです。

パート7の構成は、広告文や説明文、ニュースやメールといった出題文があり、そのあとに2−5問の選択問題がついてくる形式です。

この選択問題文を事前に読むことで、なにが記事(出題文)のテーマなのかをつかむことができる場合があります。
それだけでなく、何についての話なのか、また、読むべきポイントがわかります。

二つ目に、出題文全部を読もうとするより、必要なところを押さえるようにすることです。

見開き5分という持ち時間ですから、じっくり読んでいる時間はありません。
それに、選択問題を読んでも、出題文全体を対象にしなくてはならない場合もあります。

そうした状況を考えると、パート1や2と同様、答えのアタリがついた時点で、どんどん次の問題へと進んでいく必要があります。

欲を言えば、さらに細かな記述に着目する必要があります。注釈のような追加の説明に回答になる内容が書かれていることもよくあります。

Posted at 2012年02月23日 18時38分35秒  /  コメント( 0 )

TOEIC攻略法(パート1...

試験会場では、まず写真と身分証明のチェックがあります。
写真が小さすぎると、貼り直しになったりします。
受験の前にこうしたトラブルがあると、精神的にへこむので注意しましょう。

携帯電話のチェックなども徹底しています。

試験開始までに、かなり緊迫した雰囲気になりますから、それに負けないように強い気持ちを持つ必要があります。

TOEICは試験のパターンがきっちり決まっていますから、それに合わせて準備をしておくのが理想的です。

まずリスニング100問。
最初の写真の問題は、難易度はそれほど高くありません。
問題集などを利用して、どういったところを描写するのか知っておくことです。
文はA、B、C、Dと4つありますが、答えだな、と確信の持てるものが出たら、すぐに次の写真を見たほうがよいでしょう。
また、Cまでにふさわしいものが出なければDが答えですから、これもさっさと印をつけて次に進みます。

二つ目の英文を聞き、それにふさわしい対応を選ぶものも基本的には同様です。
最初の英文に集中して聞きましょう。
特に、疑問詞で始まる場合は、それを落とすと答えられません。
問題数も多いので、この緊張を維持すること。
聞き洩らしたり、答えがわからなくなったときには、あっさりあきらめて次の問題に移行する姿勢が大切です。
リスニングでは、失敗した問題を聞きなおすことは絶対できませんから、気持ちを切り替えることが重要です。

この二つの問題については、くりかえし練習しておくと確実に点数は上がります。
市販されている問題集にもよく載っていますから、事前に研究しておくとよいでしょう。

Posted at 2012年02月23日 10時58分24秒  /  コメント( 0 )

英検面接試験

TOEICと比べたときの英検の特徴は、2次試験、つまり面接試験の存在だと思います。

TOEICにもスピーチとライティングに重点を置いた試験はあるのですが、英検の2次試験、というシステムは、筆記試験である程度点数を取った後、合格するために必須になっている点で大変優れたものだと思います。

さて、この2次試験ですが、事前に過去問題を研究しておくかどうかで大きく結果に影響します。

お手元に、既出問題集(全問題集)があれば目を通していただきたいのですが、3級から2級まではパターンの繰り返しが多いことに気づかれるでしょう。
逆にいえば、似たような出題が多い、ということです。

たとえば、英検準2級には、何人かの人たちがそれぞれに行動しているイラストを見て、その人たちが何をしているのか説明する問題があります。
ここ数年の出題では、花壇に水をやっている、とか、犬を連れて散歩している、あるいは箱を持ち上げている、といった場面がよく出ています。

こうした過去問題との類似は、どんな試験にも存在することです。

もしあなたが、試験作成委員に指名されたら、何を参考にするか。
当然、過去問題を調べて、その路線にのっとった出題をしますね。

英検に関しても同じで、いままでの出題と全く同じということはなくても、よく似たパターンを出してくる、というわけです。

4月から、勉強を続けて合格を狙う方たちに、まず参考にしていただきたいのは過去問題です。

もちろんTOEICを受験する方にも同じことが言えます。ただ、こちらは過去問題を公表していないので、類似したタイプの問題を多く収録している問題集を参考にすることになります。
がんばりましょう!

Posted at 2012年02月22日 23時06分52秒  /  コメント( 0 )

国語が得意なら英語も...

国語の能力の高い方は、英語でもその学力を生かすことができる、というお話です。

最近、見学にお越しいただいた方のおひとりが、具体例といってよい方でした。

国語を教えるお仕事をされていて、英語の勉強もされていらっしゃる方です。

単語は苦手とされているそうなのですが、長文についてはたいへん良い成績で、ほとんどが正解。

長文に苦しむ生徒さんが多い中、その秘訣をお伺いしました。

「基本的には、英語でも日本語でも、重要なメッセージを発信するときには、段落などの書き方もそういうスタイルになってきます。そこで、そういうところを見ていくと、何が大切なのかが、浮き出すようにわかってきます」

この方のおっしゃられるには、英語も国語も言葉ですから、重要なことを語る時の話の進め方は共通している、とのこと。

したがって、どこが大事なのかは、全体像を見まわすことでかなり的確につかむことができる。
そうすれば、そのあたりをじっくりと読み進めればよい。

単語については、この単語がわかれば全体が見通せるのに!と思うことは多いそうです。

英語はあまり得意ではないけれど、国語なら自信がある!本はたくさん読んでいる!
そんな方には、まさに朗報といえる体験談ですね。

Posted at 2012年02月21日 11時28分00秒  /  コメント( 0 )

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