英語を「正しく理解し、正確に表現する」ことを何より大切だと考えております。 英文を分析するための英文法力、さらに発信のための英文の蓄積が重要です。このため、文法、発音、音読、暗誦に力を入れた指導を実践しています。
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2011-10 の記事

アインシュタインは間...

最近、ある実験で、ニュートリノのほうが、わずかながら光の速さより速い、という結果が出て、世界中の物理学者がおおさわぎ、という記事がタイムに載りました。

この記事の中で、気になった表現をいくつか拾っていきます。

まず、a stock phrase。「お決まりの表現」のような言い方です。
Physicists have a stock phrase they trot out whenever someone claims to have made an astounding discovery about the universe. (物理学者は、だれかが宇宙について驚くような発言をしたときに口にする、ありふれた表現がある)

a shade of 「ごくわずかの」
a team of European scientists has reportedly clocked a flock of subatomic particles called neutrinos moving at a shade over the speed of light. (ヨーロッパの科学者のチームが、ニュートリノとよばれる亜原子微粒子が光速より少し速いスピードで動いているのを記録した)
ここでclock という動詞を使っていますが、これは計時した、という意味です。

as it happens 「たまたま、実は、折よく、あいにく」
As it happens, Fermilab made its own claim of faster-than-light neutrinos back in 2007.
(たまたま、ファーミラボは、すでに2007年に光速より速いニュートロンという主張をしていた)

特に最後の表現は、時制が合わない感じがして驚かされます。

チェックしておくべき英語表現はどこまで行っても付きまといます。
辞典を引かなくてもよくなる時が来るのか、とよく言われます。
新しい言葉も生まれるし、そんな日は来そうにないですね。

英語って、やっぱり難しいですね。

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Posted at 2011年10月30日 15時37分56秒  /  コメント( 0 )

消しゴム2丁拳銃?

ノートをとっていて、間違えたらどうしますか。

消しゴムで消す、という方がたくさんいらっしゃると思います。

ロケット学者の糸川英夫さんという方が、勉強の仕方の本を書かれています。
この本に、「消しゴムは使うな!」という言葉が何度も出てきます。

糸川博士によると、間違いというのは、自分の弱いところをはっきり示してくれている。
これは天の声のようなもので、弱点を教えてくれているのである。
それを消しゴムで消してしまうと、自分の苦手な部分が分からなくなってしまう。
間違えることはかまわない。
せっかく間違えたのだから、そこは横棒だけ引いて、その下に訂正をしよう。
そうすれば、自分の弱いところの記録が残っている。
・・というような趣旨であったと思います。

それ以来、わたしは正式な試験や提出物を除いて、消しゴムを使わないようにしています。

ときどき、まるで西部劇に出てくる二丁拳銃のように、消しゴムと鉛筆を持っていて、間違えたらすぐに消してしまう人がみえます。
そんなときには、糸川先生のお話しをして、消しゴムを置いていただくのですが、気がつくともう握っているのです。

きれい好きな人にとっては、ノートに雑然と横棒が引っ張ってあって、間違いがそのまま残っているのはとても辛いのかもしれません。
ただ、勉強という場面ではノートの記録が少し見苦しくても、頭の中に残っていれば、それでよいではありませんか。

一度、手に持った消しゴムをしまってみてはいかがでしょうか?

Posted at 2011年10月28日 22時19分21秒  /  コメント( 0 )

奇病連盟



「奇病連盟」は、作家北杜夫さんの作品です。
子供の頃、当時とっていた朝日新聞に連載されていて、毎日楽しみにして読んでいました。

山高武平(ぶへい)は準大手製薬会社のサラリーマン。朝起きるのが苦手なフクロウ型の彼は、午前4時にはばっちり目を覚ますヒバリ型の母親と同居して、なんとなく疲れてしまっている37歳の独身男。
武平には、奇妙な病気があって、それは4歩ごとにぴょっこりとのびあがってしまうというもの。
この癖、というか病気のせいで、職場ではピョコリ氏というありがたくないあだ名までもらってしまっている。
ところが、このピョコリのおかげで、彼の運命は大きく変わってしまう。
ある病気にあこがれる大金持ちの道楽で、気持ちが暗くならない奇病の人たちが集まる奇病連盟という会がある。
武平はその会にスカウトされるのだ。

この小説がきっかけで、北さんの大ファンになり、ほとんどの作品を読みあさります。全集が出た折に、月報で氏が、奇病連盟のことを評して、
「わたしが自作の中でもっともキライであった作品で、絶版にしようとさえ考えた」と書いているのを見て、たいへん驚きました。
理由は、「発想はおもしろいが(中略)中途半端なものになってしまった」からだとか。
新聞連載だったため、「書きなぐって、推敲もしなかった」そうですが、見直しもしないで、あれだけのものが書けるのは、逆にすごい!
むしろ、北さんが、自信作としている「さびしい王様」シリーズより、ずっと好きです。

北杜夫さんの全集は揃えましたが、最終的に何度も繰り返し読んだのは、奇病連盟だけです。
自社の宣伝用雑誌の編集をしている武平が妄想する、カバが大きな口を開いて、「カバに食わせるほどのんでも効かない××製薬の薬!」という表紙。あまりにありありと想像してしまい、いまだにデザインが思い浮かぶほど。
今日も、これを書くために引っ張り出してきました。また、読んでみようと思います。

Posted at 2011年10月27日 23時17分03秒  /  コメント( 0 )

北杜夫さん、亡くなる

今日、25日に作家の北杜夫さんが亡くなったことが報じられました。
私にとって、北さんは、いわば大人の小説への扉を開いてくださった恩人です。

朝日新聞に連載された「奇病連盟」が、いわば大人の小説への入門編になりました。

躁と鬱をある程度周期的にくりかえす、躁鬱病(いまでは双極性ナントカというらしいですが)
という病気を患っていらっしゃって、その病状が作風に大きな影響を及ぼしている面があったと伺っています。
たしかに、躁病状態のときには、「船乗りクプクプの冒険」とか「奇病連盟」を、ご本人の弁を借りれば「書きなぐった」(全集月報より)そうです。
ただ、北さんご自身も認めていらっしゃるように、「さびしい王様」などの、計算をしてじっくり書かれた作品よりも、こうした「書きなぐった作品」をほめる人も多いようです。
わたし自身、「さびしい」シリーズよりずっとクプクプや、奇病連盟の方が好きで、この2作は繰り返し愛読しています。

もうひとつ、気に入っている「怪盗ジバコ」は、続編も書かれているそうですが、それはまだ読んでいません。

北さんの作品の中には、ユーモアあふれるものが多くて、落ち込んだ時に読むと、気持ちが落ち着くものがたくさんあります。
「どくとるマンボウ航海記」という初期の作品でも、「くだらないこと、つまらないこと、どちらかといえば書かない方がましなこと」を書くことにした、というはしがきの部分から楽しむことができました。
この本も、人生で「つらいな」というときには取り出して、くりかえし読んでいるモノの一つです。

北さんが亡くなってしまったことで、またひとり、「おいしい作家」とよびたい小説家の方がいなくなってしまったな、と思います。

本当にさみしいことです。

Posted at 2011年10月26日 13時00分55秒  /  コメント( 0 )

英作文添削「紙の本かe...

今回のエッセイの構造は、序論―本論(理由1)―本論(理由2)―結論 という流れになっています。いよいよ結論、最終段落です。


For these reasons, I prefer traditional reading style, even though I recognize that it is more convenient to read e-books than old ones. A lot of people predict that paper books will disappear, however, I hope that publishers continue to release paper books in the future.

I prefer のあとにthe を入れておきましょう。

これは、今までの読書スタイルは紙の本を読むことだけでしたから、特定できるわけです。

style を避けたいので、I prefer their traditional way of reading にして、さらに文末than old ones は言わなくてもわかりますから、省略します。

∨尾に近いpaper books が、同一文2回目なので、them に変えておけばいいでしょう。

というわけで、添削の作業を見ていただいたわけですが、いかがだったでしょうか。

今まで、エブリでは、多くの方に書いていただいた作文を添削させていただきました。

その中で、特に注意していただきたいことは次のようなことでした。

1.文章を書く前に全体を見渡したメモを作りましょう。

ぶっつけ本番で書いたり、思いつきで書くと、途中から書けなくなって、もう一度書きなおさなくてはならないことがよくあります。

こうなってしまうと、時間がどれだけあっても足りませんから、はじめから「こういうことを書こう」という計画を立てることが大切ですね。

2.おなじ文の中で2回以上、同一の単語をくりかえすという事態が生じないようにする。

日本語で作文をしていると、少々くどくても、同じ表現を使って、説明することがていねいな感じを与えます。

ところが英文では、それはくどい印象を与えてしまうようです。

3.論理!

日本人は論理的ではない、という方がいます。もちろん、そんなことはないので、日本人が論理的でないとしたら、たぶんロケットなど打ち上げられないでしょう。

ただ、論理的なスタイルになれていない、ということはあるでしょう。

エッセイなどでも、ついつい、余談に力が入ってしまう、ということがよくあります。

ただ、英文エッセイの場合、それは大変まずいことのようです。

まず、結論を書き、そのあと理由を述べ、具体例をあげていく、というスタイルを崩さないことが重要です。

自由英作文の添削をコメント付きで書いてみました。

また機会があれば、別の作品について行ってみたいと思っています。

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Posted at 2011年10月23日 22時37分47秒  /  コメント( 0 )

英作文添削「紙の本かe...

Which do you prefer, paper or e-books? の第2回目です。今回は第3段落から。

Second, ordinary paper books may become something to remember may past days. A lot of people who love books can remember their past looking at a large number of books. For example, a few days ago, I found my favorite history novels written by Ryotaro Shiba, which I read when I was a high school student. They were old, and their colors were changed because I spilt water on them. I read my favorite parts again and again, and remembered by high school days. With e-books, it may be hard to have this experience, because book data is recorded neatly, and users can search for any title immediately, and I feel that it deprives of a fun to find old books in a large book cases. For this, paper books are preferable to remember my pleasant days in the past.

,砲弔い討蓮reminds me of を使えば、簡単に言えます。ordinary paper books may rmind me of my past days.

△蓮↓,汎睛禿に同じことなので省いてしまいましょう。

which でつないでしまうと文が長く感じるので、これをとり、Shiba, I read them when..

They were old にしてしまうと、過去においてその本は古かったことになりますから、ここはare になおします。colors were changed もwere を have に直しておきましょう。水をこぼしたのも昔の話。I spilt を I had spilt に。

イ呂海里泙泙芭匹い任后

With ..で始めたのは大変良いですね。最後の節、and をwhich に直した後、I feel takes (=which の動詞になるわけです) away from the fun of finding old books in large book cases. (そのことが本棚から古い本を見つけ出す楽しみを奪ってしまう、とわたしは感じている)。

For this を、「この理由のために」を明確に打ち出すためdue to this にするとよい。preferable の後は「過去の楽しい日々を思い出すよすがとして」という意味なので、to 以下をin that they help me to fondly remember my past.としてみました。in that は節を続けて「・・の点において」fondly はin a way that shows great affection の意味です。

第4段落は次の通り。
For these reasons, I prefer traditional reading style, even though I recognize that it is more convenient to read e-books than old ones. A lot of people predict that paper books will disappear, however, I hope that publishers continue to release paper books in the future.

どんなところを修正できるか、考えてみましょう。(つづく)

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Posted at 2011年10月21日 19時23分30秒  /  コメント( 0 )

英作文添削「紙の本かe...

生徒さんから提出いただいた英文エッセイ添削です。

タイトルは
Which do you prefer, paper or e-books?

段落ごとで見ていきましょう。まず、第1段落です。

Electric book readers, such as the Kindle or i-Pad have been changing our reading style, dramatically, however, I prefer traditional paper books for the following two reasons.

一行目のour reading style をthe way we read とした方がすっきりとします。

では、第2段落。

First, people who read paper books can underline the sentences which they find interesting. People who study something want to underline key points I books to remember. On the contrary, even though with the latest e-book readers, we cannot draw a line to recall important parts in books. For instance, when I read business books to find some hints for my assignments, I would underline or circle important sentences. With e-books, readers will take time to search for key sentences, because they cannot see any key sentences. For this reason, traditional paper books are beneficial and preferable for me.

,脇辰北簑蠅呂△蠅泙擦鵝

△任蓮△泙此study に something をわざわざつける必要があるかどうか疑問です。something は省いてしまって、支障はないです。むしろ、「勉強しているときに」なので、この部分、進行形にします。People who are studying want to …と直しておきましょう。

even though も強すぎる感じがします。even だけで十分。draw a line to recall ですが、「大事なところに下線を引く」にはどんぴしゃり、underline という動詞があります。On the contrary, even with the.., we can not underline important parts …としましょう。

some hints も同様、some をとります。時制でI would underline にすると、過去の話なのか、現在のことかわかりにくいので、would は取ってしまいます。

readers will take time to..とすると、読み手が勝手に時間をかけるみたいです。「ごゆっくり!」というときTake your time! といいますからね。で、It takes readers time..とし、because の後にあるthey をkey sentences ととらえてthey cannot be seen. と直します。

α澗里箸靴討呂茲い任后preferable とか beneficial といっているのは、当然この文章の作者ですからfor me はなくていいですね。(つづく)

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Posted at 2011年10月20日 23時00分14秒  /  コメント( 0 )

Seeing Is Writing (...

大修館書店は、ユニークな参考書を出すことで知られています。

このSeeing Is Writing (英文エッセイ・ライティングの新しい技法)も、なかなか面白い本です。

内容は、副題であるModel Essays By Japanese Students with Helpful Bilingual Commentary & Exercises に言い尽くされています。

日本の大学生の書いた英文エッセイに、ヒントや応用の質問をつけた本といってよいでしょう。

外国の人の書かれたエッセイは、私たちにとって、内容になじみがなかったり、表現がむずかしかったりして、読みづらいことがあります。
この本は、すべて日本人によって書かれたものばかりなので、まず基本的な考え方には、わかりにくいところはありません。
もちろん、へえ、こんな体験をしたんだ・・と思わせる文章があり、そういういみでは、他の人のお話を聞いているのと同じようなおもしろさがあります。
また、掲載されている英文の3分の2くらいには、イラストがついていて、これも興味をかきたててくれます。
(自分の好みから言うと、表紙のほわんとしたイラストの方が、本文中のものより好きなのですが)

職業柄、ついついふさわしくない表現に目がいったり、この言い方はどうかな、という部分もありますが、全体としては、一生懸命に英文を書いている人たちに対する仲間意識が生まれてきます。

英語に対して厳しく考えて、絶対にネイティブの書いた英文でないと読まない、というような潔癖な人にはお勧めできないかもしれません。
でも、身近なことや、自分の体験したこんなこと、あんなことを英文で表現してみたい、と考えている人にとっては、励ましになる一冊だと思います。

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Posted at 2011年10月19日 11時24分18秒  /  コメント( 0 )

英検1級モデルエッセ...

I am against accepting immigrant in Japan because of the following three reasons.

First, cultural diversity destroys tradition. If we have more and more immigrants in Japan, we have a lot of international marriages. Cultural differences sometimes cause tragedy. For instance, a woman married an Islam, and gave a birth to a baby. However, her husband believes that women have no right at all. He returned his homeland with their baby, and refuses to see her.
Many people find it hard to go over their cultural differences.

Second, declining birthrates can turn around. Japanese women marry later than those in other nations, because their working conditions used to be as good as those in other nations. Recently, however, things turned around. Our government begins to understand it and to work hard to avoid obstacles. It is not long before people marry young and have more children.

Finally, labor shortage makes people cleverer. Since we have less children, we have to work more to compensate the gap. As a result, workers do a variety of works. They have to be creative in order to do more with less. Actually, Japanese workers are getting cleverer and cleverer.

As mentioned above, I think our government should not work hard to welcome foreigners
(209 words)


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Posted at 2011年10月17日 21時54分56秒  /  コメント( 0 )

鹿男あをによし(その2)

数年前にテレビで放送されていたドラマ『鹿男あをによし』。
最近、またDVDを見直しました。
原作を繰り返し読み、DVDも何回も見ているのですが、何となくほっとして、安心します。

本はよく読む方だと思うのですが、このところ、小説が、あまりに「リアル」で疲れてしまうことがあります。
悪い奴ばかり出てくるような小説を読んでいると、なんとなく、心がささくれだってしまって、あまり楽しめない。
その点で、突如、鹿に話しかけられて、「日本が大変な危機に陥っているから、手を貸せ」といわれてしまうこの作品は、ものすごくほっとするのです。

もちろん、『鹿男』にも、悪い奴が出てこないわけではありません。
ネタバレになってしまってもいけないので、ここで詳しくは書きませんが、日本の宝ともいうべきサンカクを横取りしてしまおう、という人物がいる。
このサンカクは、日本の命運を左右する重大なものなので、ひょっとすると、日本全体を犠牲にしても、自分の欲を満たしたい、ということになる。

日本全体の運命のかかった話なのに、舞台は奈良(ちょっとだけ京都)で、学校という社会からほとんど動くことはなく、鹿が話しかけてくる、半分おとぎ話の世界なのです。

原作では、堀田イトというヒロインが、主人公である「おれ」との間にロマンスは生じてきません。
テレビでは、原作で男性である人物を女性の綾瀬はるかに演じさせることで、そうした要素も取り込みました。綾瀬はるかという人は、コメディエンヌとしての素質が優れた人で、原作のテイストをくずすことなく、よりおもしろい作品にしていると思います。

サンカクが戻らなければ、日本中が大地震になってしまう、という3・11以後、笑えなくなってしまった設定のため、再放送の可能性はほとんどないのが残念です。
レンタルDVDがありますので、ぜひ見ていただきたく思います。

Posted at 2011年10月16日 20時39分16秒  /  コメント( 0 )

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