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命の話

  第一話  尊い命    

   2011.3.11 私達は多くの大切な命を失いました。

  「がんばろう、日本」 「絆」のスローガンのもと、2011年が過ぎようとしている今、
  年末番組で改めてこの震災を振り返るドキュメント番組が続いています。
  野田首相が就任会見の時に話された宮城県南三陸町の遠藤未希さんが最後まで
  避難アナウンスを続け、そのおかげで多くの住民が無事に生き延びることができた
  お話は皆さんもご存じかと思います。
  当店ではブラジルのお守りボンフィンというリボンを取り扱っていますが、
  未希さんのご家族がオレンジ色のボンフィンを足首に巻いていた事で遺体の確認が
  できたというお話を聞きました。
  私達はボンフィンを通じて未希さんの優しさ、勇敢さ、そしてご家族の懸命な捜索を
  少しでも多くの人々に知っていただきたく、イベントなどの協賛品などでメッセージを
  付けてお配りしてきました。

          
                      メッセージカード

  このような活動は風化させないよう、また未希さんの力強い言葉を胸に、生かされている
  私達がどう生きるのか考えなければと思います


  第2話   命の大切さ    

    12月に入り、町中が慌ただしくイルミネーションが灯された頃、一本の電話が鳴りました。
   十数年ぶりの友人の奥様からでした。

    「主人が自殺して亡くなりました。」

    私にとって、それはあってはならないこと。何故なら、20数年前に共通の友人を
   2人も亡くし一緒にお通夜へ行き泣き明かした仲間なのだから・・・
   事件に巻き込まれ命を失った友人。自殺した友人。
   残された者の悲しみは十分わかっていたはず・・・「なんで!なんで!」
   私はただ何度も繰り返した。と同時に、会わないでいた時間があまりに長過ぎた事に
   気付いた。

    私がカウンセリングを始めるにあたって一番に伝えたかった事・・・それは命がいかに
   大切か、なくなっていい命なんてひとつも無いこと。だからこそ、生き抜く力を養う為に
   私にできる事をお手伝いさせていただこうと思い、
   私自身も強く生きられるよう向き合ってきました。
   公の場でお話ししたことは殆どありませんが、私は中学の頃から何人もの友人、
   元彼を失ってきました。病気、事故、薬物、他殺、そして自殺。
   何故、私の周りの人は突然消えていくのか、どうして!?
   でも、はたしてそれは突然だったのか?
   もっと前に何か出来たんじゃないか?
   悔やんでも悔やみきれず、自分を責めた時期もありました。

    今の私がさまざまな「死」から立ち直った最初のキッカケはおじいちゃんだったかも
   しれません。おじいちゃんは私が物心ついた頃から脳梗塞の後遺症で身体が
   不自由でした。我が家で介護しながら、でも楽しい時間を過ごしたものです。
   米寿のお祝いをした後、おじいちゃんは長年の口癖だった「自分はこの家で死ぬんだ。」
   の言葉とおり、家族、親戚に見守られながら息をひきとりました。
   お線香の優しい匂いのお迎えととも・・・悲しい気持ちと、
   でも「おじいちゃん、長年ご苦労様でした!」と拍手したい気持ちと、、私は最後に
   おじいちゃんから頂いた成人式の日の
   「どこへ行っても恥ずかしくない大人になりなさい。」の言葉を胸に安らかな顔を
   見ながら一晩中、お線香をたてました。

    今も何かある度に、おじいちゃん、おばあちゃん、先にこの世を去った
   たくさんの仏様に話しかけ、想いは繋がっている事に感謝している毎日です。

    私達すべては使命を与えられてこの世で生きていると信じています。
   だからこそ、「生きる」ことにスポットを当てて天命を全うした時、
   その先に「安らかな死」があるのではないでしょうか。
   私達はひとりで生きる事はできません。生きとし生けるもの、持ちつ持たれつ、
   支え合い、一日一日を大切に生きていきたいと思いながら、
   また伝えていける自分になりたいと思います。

Posted at 2011年12月29日 23時46分56秒

 
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