2018-03 の記事

「天才」

東日本大震災からもう7年が過ぎた。

この時の首相は民主党のカンナオト、阪神淡路大震災の時の首相は社会党のムラヤマトミイチ。
ともにアメリカにとって好ましいリーダーではなかった。

最近北朝鮮が核実験すると地震が起きるのですぐ分かる。アメリカはその何千倍何万倍の核兵器を持っている。

我が国のリーダーたちも不思議な失脚や死に方をした方が多い。

オオヒラ、タケシタ、オブチ・・・や、選挙では3百億円もの集金力があったタナカカクエイはロッキード社からたった5億円の収賄で終わった。たしかアメリカの承諾無しに日中国交回復をした。

アメリカの了解無しに米国債を売却しようとしたハシリュウは、その後中国の女通訳のハニートラップに嵌った。

首相ではなかったがロシアと懇意だったナカガワ親子も変な死に方だった。とむらい合戦で国会議員になった嫁までも路チュー写真で失脚した。

コイズミはブッシュ邸でのプレスリーの物まねが評価され生き延びた。

アベの言う「戦後レジームからの脱却」とはアメリカの植民地支配からの真の独立であろう。
モリやカケでいくら得をすると言えるのか?!
本当にアベを辞めさせたいのは、実はリベラル勢力だけではないかも知れない。

最近 石原慎太郎の「天才」が文庫本で出版された。田中角栄が嫌いだった石原が田中角栄を評価して書いた本である。

Posted at 2018年03月17日 14時58分20秒

「花と龍」その2

アフガニスタンで活動しているNGOのペシャワール会の現地代表の中村哲医師が、長年にわたる医療支援や灌漑事業の指導などの貢献が評価され、アフガン政府から勲章を授与されたとのニュースが2〜3日前にありました。

7年程前にこのホームページで中村哲医師に関するブログを書きましたが、再掲します。
以下の通りです。


福岡の地方版ニュースを見ていると炭鉱関連のものがやたらと出て来ます。
今はもう廃れてしまいましたが、県の代表的な産業でした。

そんなニュースを見ていたら、火野葦平の「花と龍」のことを語りたくなりました。

学生時代、同じ稲門の先輩である作家たちの作品を読むのは当たり前でした。
尾崎士郎「人生劇場」、五木寛之「青春の門」、そして「花と龍」等々。
特に五木と火野は福岡県人ですし・・

しかし若い頃はどれも内容が暗いし、必ずヤクザが絡んでいるし、70年安保直後の殺伐としたキャンパスの雰囲気も重なってあまり読む気になれませんでした。
「花と龍」を読んだのは数年前です。

しかし、こんなに面白かったのか!と思いました。

著者の火野葦平こと玉井勝則が、明治中期から昭和にかけての、両親である玉井金五郎とマンの裸一貫からの、石炭積み出し港だった洞海湾での沖仲仕としての活躍を、事実に基づきながら、度胸、行動力、リーダーシップや情の深さを、キったハったを交えながら見事に描き切っています。

私が小学校に上がる前、小倉の井筒屋の食堂で、隣の席にいた着物姿のおじさんに、本好きの母親が「火野葦平さんですか?」と話し掛け、私は頭を撫でられた記憶があります。

しかし戦後は「麦と兵隊」など「兵隊三部作」で戦犯作家として公職追放され、同時代の太宰治や松本清張ほどは評価されませんでした。でも彼が日中戦争当時に芥川賞を受賞した「糞尿譚」はおカミに楯突く「し尿組合」の活躍を描いたもので、書いた葦平も選出した側も時代背景を考えれば、大した勇気だったし、彼が単に戦争を美化したとはと思えません。

2年程前 若松駅前の資料館とそこから少し離れた彼の旧居「河伯洞」を訪れました。
「河伯洞」の管理人さんは葦平の三男史太郎氏ご夫妻で、史太郎氏は既に70代でしょうか、また同じ稲門でもあり、詳しく説明して頂きました。

玉井金五郎の写真がありました。目が大きくどこかで見た顔です。葦平とはそれほど似ていません。
私の怪訝な表情を察知した史太郎氏は「中村哲は金五郎の孫に当たります。私とはいとこです。哲はこのことはあまり言いたがりませんけど・・」

アフガニスタン等で我身の危険をものともせず、医療、水利、農業活動で活躍されているペシャワール会の中村哲医師です。
もともと九州大学医学部にはそのような伝統があると聞いていましたので、哲氏もそういう方なんだろうと思っていましたが、金五郎の血の流れだと聞いて、改めて納得しました。哲氏の母親は金五郎の次女つまり葦平の妹の秀子さんです。

「花と龍」は岩波現代文庫から上下巻が出ています。
以上大勢の個人名を書きましたが、どなたのご了解も得ていません。しかし書いたことの全ては既にネットや文書で公開されていますので、何卒ご了承下さい。

Posted at 2018年03月02日 12時40分27秒