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2011-06-15 の記事

曲げガラスの説明です...


よく質問される事のひとつにガラスって曲がるんですか? どうやって曲げるんですか? というのがあります。

町のビルなどを注意して見ますと曲げているガラスがけっこうあります。 しかし最近は景気が低迷しているので、予算の関係で、フラットな板ガラスを角度をつけて曲線のようにしているのが目立ってきました。

ショウウインドウやおすし屋さんのカウンター、水槽なんてのもあります。

フラットなガラスで曲線状にしますと、曲げガラスを使ったデザインに比べてどうしても見劣りします。 景気が低迷するといろんなことへ悪影響がでてきます。 好景気でなくても落ち着いている状態の世の中でよいので、人間主義の文化ある世の中を目指したいものです。

写真は曲げガラスでも非常にむずかしいS字曲げ。 ガラスを曲げるという作業を簡単に考える人が多いですが、実寸法でガラスを曲げても寸法は合いません。

ガラス自体の重さで型に合わせて曲がっていきますので、つまり型の上にフラットなガラスを置いて、熱によってガラスが垂れてゆくわけです。

ですので曲げのアール部分の寸法をまず大きくし、さらに各辺は真ん中よりも曲がる条件が違うので、さらに大きくしないとなりません。

例えば1000ミリx1000ミリの1000ミリアールを作りたい場合はフラットなガラスは1200x1200以上は必要となり、最後に寸法に合わせて、人がカットするわけです。

曲げガラスは目に見えないひずみがあるので、ベテランでないとカットできません。 また曲げの内側からでしかガラスカッターではカット出来ません。

でしたら機械やサンドブラストで序々に切ってゆけば、と考えますが、先ほど書きました目に見えないゆがみがあるのである部分までカットすると、ピッ! と割れます。 これを「走る」といいます。

やはり曲げガラスをカットする場合は、人の手で一気に切らないとなりません。

写真のS字の曲げはどうやって曲げるのかは、次回説明します。

2011−06−15 20:15

Posted at 2011年06月15日 20時15分42秒  /  コメント( 0 )