メインメニュー
2011-05 の記事

積層ガラスのアート柱

積層ガラスのアート柱



5月もあっという間に終わりです。

昨夜は友人らと遅くまで楽しく話し込んだのでちょっとペースがのろい日でした。

前半、ゆっくりしてたら各種打ち合わせ締め切りが夕方だったので後半、あせってます。

だったら早くから段取りよくしておけばいいのに、といつも思って早数十年。 人間は簡単には変われません。

打ち合わせのひとつで近年増えてきた接着のアートガラス、積層ガラスの柱がありましたので、載せます。

積層ガラスは板ガラスを積んで接着する技法ですが、写真はたてに接着したガラスを使っています。

途中に光っている部分がいいでしょ。 この光っている部分があると全体に表情が出てきます。

この積層アートガラスを30セット、高さは2m50センチほどでしたが2階の設置場所まで運ぶのがきつかったであります。

これが壁に柱として30セット並びました。 かなりきれいでカッコイイ。

屈強なクラフトマンのMさん、腰痛めました。 グキっと。

積層ガラスは歴史も浅いので、初めてする加工も多いために、予想してなかったピンチがよくあります。

最近、都合よく使われている言葉「想定外」はあまり使いたくないですが、予想も想定もしていないびっくりするピンチ、何回出くわしたでしょうか。

むずかしいひとつに接着剤の特性があります。 この接着剤は一度ついたら剥がれません、が売り。

ですのでちょとでも曲がったらやばいわけですが、人間なんでたまには曲がります。

そんな時は小さく小さく貼ったガラスを割っていくんです。 接着の何十倍も時間がかかりますが剥がれます。

こうやってノウハウを見につけていかないとならないわけですが、納期が迫っているのでその時はきつい。

☆  建築インテリア・エッチングガラス・アートガラス・ステンドグラスなど  ☆
☆       ガラス・ミラーに関するお問い合わせはお気軽に        ☆
☆ ガラス工房デュー http//www.glass-dew.co.jp/


2011ー05−31 19:28

Posted at 2011年05月31日 19時28分01秒  /  コメント( 0 )

エッチングガラスと同...


お店の表札、サインです。

今回はガラスベースでなくステンレスベースです。 技法はエッチングガラスと同じですが、ステンレスの場合は彫れません。

彫れても0,1〜0,2ミリほど。 硬いから彫れないのではなく柔らかいから彫刻材が跳ね返されてしまうためです。

今回は彩色を希望でした。 この色材もホームセンターなどで売っている塗料ですとエッチングガラス同様にしっかりと定着してくれないので、特殊な色材を使います。

文字の版下は少し太くした方が良いので、手書きです。

ステンレスの表面は2種類あり、ピカピカのものは鏡面と言います。 高級ホテルや店などの入り口のまわりについてます。 文字通り、鏡のようですがけっこうゆらいでます。 そして細かいキズがつきやすいので、あまり使いたくはありません。

もうひとつは今回も使った、ヘアーラインというもの。 一方向に細かいスジ模様が入ってます。ですのである程度のキズは気になりません。

こちらが建築インテリアのステンレスでは主流。

流しのシンクにステンレスが使われてますが、あれは薄い。 1ミリ以下です。建築インテリアで使う場合は3ミリ厚以上。

オイラはステンレスよりアルミ材のほうが好みなので、アルミをよく使います。

ガラスと金属はイメージの相性はバツグン。 カッコイイです。

2011−05−30 19:17

Posted at 2011年05月30日 19時17分08秒  /  コメント( 0 )

アンティークのステン...

アンティークステンドグラスの修復、徐々にですが進めています。 古いステンドグラスをリペアするとよく以前に修復した痕跡があるのがわかります。

いつの時代かはわかりませんが、修復したクラフトマンと会話できそうな気になります。


前にも写真を載せました、大阪の御堂筋のチャペルの修復完了のステンドグラスです。(なぜかまん中の写真は傾いちゃってます。) 今回は美しいのでアップの写真を載せます。


中央のメインステンドグラスの上から2と3枚目です。

キリスト、ハンサムです。 ロックシンガーのよう。 このステンドグラスは絵も素晴らしいですが、色が最高。 そして絵が緻密です。 これでもかというくらいに描きこんでます。 制作には数年かかったと思います。

人物は皆ハンサムです。 ラファエロの影響を受けているように感じます。

ブルーやエメラルドグリーン主体で、こんな色はなかなか出ません。

ガラスで一番高い色は赤、それも金赤という深紅のもの。 本物の金を入れないと出ません。 だからお高い。

現代は化学材などで色を出していますが、昔は自然のもの、石や土、硫黄など苦労して色を探したそうです。 日本画の色も同じ、小学3年生の頃に「昔は絵の具の色はなんでつくったんですか?」って小坂先生に聞いた事を思い出します。

「木の根や皮、草や土からだよ」って今でも鮮明に覚えているひとつです。

最後まで赤はできなかったということですが、誤って金時計を溶けたガラスに落としてしまい、冷えた時に真っ赤なガラスになっていて金を入れると赤色ができると発見したと聞きました。

まあ普通はガラスの色より金の方が大切ですもんね。 わざわざ金入れようとは思いませんわ。

このようなアップの写真が300〜400ショットあるので機会がありましたらご紹介していきます。

ステンドグラスの世界に興味ある人の役に立てればうれしいです。

2011−05−25 18:55

Posted at 2011年05月25日 18時55分08秒  /  コメント( 0 )

発砲スチロール彫刻です。


これ、なに? って感じです。 発泡スチロールの塊を彫刻しているものです。

横浜のみなとみらいの1番と2番の大きいホテルに、それぞれ氷彫刻の後輩らが制作ルームをもってホテルの装飾や料理の演出をしています。

これは外国の人の似顔彫刻。 こういうのが一番むずかしいわけです。 顔に限らず、人の体のパーツ、手とか指とかは誰でも生まれたときから常に無意識でも目に入っているので、バランスが違うとなんか変、と感じてしまいます。

毎日見ているのですが、絵でも彫刻でも人間のつくりを学ぶと知らなかった事だらけ。

顔は特にむずかしく、また外国の人はもっとむずかしい。

この彫刻はまだ荒削りですが、デスマスクのように良い仕事をしています。

彼らは当工房でアートガラスの技法を教え、ホテルでアートガラスも制作演出しています。

オイラは独立は賛成です。 独立してお互いに助け合っていければ楽しいと思います。 また世界観も広がります。

それには、お互いに最小のモラルと礼儀をもっていかないとなりませんが、そんなにむずかしい事ではないと思います。 現にアートガラスを教えたり、当工房に携わったりのメンバーで自分で仕事をやり、ヘルプしてくれる人は今8名おります。

残念な事にどうしても自分中心ででたらめな事をして独立していった人間も1〜2名おりますが、そのような人は自分で苦労すれば人の心がわかるようになるでしょう。

まっ、わかんなかったらわかんなくてもいいんですがね。 そこまでは面倒は見れません。

大切な事は、自分の後輩が自分以上になってくれる事。 そのような師や先輩方に出会えて育てられ、次は自分の番と感じます。

人間は誰でも永久には存在できないんですから。

2011−05−24 20:07

Posted at 2011年05月24日 20時07分27秒  /  コメント( 0 )

バラ窓のステンドグラ...


ステンドグラスのバラ窓の依頼でデザインを描いています。

エッチングガラスもステンドグラスも、基本はラフデザインを最初に描きます。スケッチしたものをある程度清書して、ステンドグラスの場合は色を着けていきます。

ステンドグラスを制作している方にもよりますが、我々は色鉛筆です。 水彩絵の具やコンピューターで彩色される方もいます。

水彩絵の具で描いていた時期もありましたが、ちゃんとした硬いボードでないと水分で紙がのびてピロピロになってしまうのと筆洗うのが面倒なんでやめました。

硬いボードで描いてもラフデザイン提出は変更が多いので、ボードが無駄になってしまったり、何枚もラフで色を塗るので紙のほうが現実的なのです。

コンピューターはそもそも出来ません。 習おうともしません。 Hさんが出来ますが、頼む前に色鉛筆で塗っちゃいます。

色鉛筆の欠点は消しゴムが聞かない事。 この色違うな、って思ってもきれいに消えてくれません。

ですので最初はラフに思った色をざくっと塗っていきます。 それが右、ラインのみが写真の左。

色鉛筆は100色で木箱入りのもの、買ったときはうれしかったね〜。 この木箱が高いのですが、これ欲しかったんで、ウン万円でしたが木箱入りにしました。

あれから早や、10数年、好きな色は買い足したり、2センチくらいに短くなってますが、まったく使わない色は買ったままの姿。

配色は本来、色の違いできれいに並んでいるのですが、そこは我々、使っていくうちにバラバラになってます。

今は100色以上の色鉛筆セットもありますが、基本的にはよく使う色は20色くらいなんではないかな?

このバラ窓が4枚ですが後は明日にしませう。

2011−05−20 18:43

Posted at 2011年05月20日 18時43分55秒  /  コメント( 0 )

ひとつ3役のアートガラス


懇意にしてくれている設計家Kさんが新しいアトリエに越したところ、キッチンのけむりが気になるので何かいいアイデアはないかな? とのことで考えたアートガラスです。

ステンドグラスの鉛枠がありません。このようにするとスタイリッシュと共にベースが1枚の透明ガラスなので、キッチン側が汚れても思い切り拭けます。

エッチングガラスやステンドグラスとはまた違う良さがあります。

けむりと匂いを軽減したい、アトリエなのでアートガラス的にしたい、との意見をもらい、よく輸入のガラス材を使ってくれるのでいろいろな輸入ガラスをデザイン的にサンプルとして活用できるのはどうかな? と提案しました。

けむり防止、アート、サンプルひとつ3役です。

これですとお客さんに使用イメージがわかってもらい、ナンバーを言ってもらえればお互いにすぐにわかります。

取り付けたところ、予想以上にガラスが空間に浮いているようで喜んでもらえました。

場所は荻窪で近くに高円寺や吉祥寺がありますが、この近くに行くたびに高校生の頃、フォークソングのたくろうやその他の好きなミュージシャンが活動拠点としていたこの辺の場所は、オイラとは別世界と思っていたことを思い出します。

高校生のオイラはとてもとても遠い所って思ってましたが、車で行くと近いじゃん。電車では大回りするんで遠いですがね。

設計家のKさんのアトリエはコンクリート打ちっ放しの壁と木の枠のキッチンでそこにガラスがプラスされるといい雰囲気でした。

コンクリート+金属+木にガラスがプラスされるとやっぱりいいわ!

2011−05−19 20:38

Posted at 2011年05月19日 20時38分25秒  /  コメント( 0 )

100年前のステンド...


100年前のアンティークステンドグラス、修復リペア始まりました。

100年も雨風に晒されていたので鉛が紙のようにもろくなっています。またガラスもひびが入っていたり、無かったりでそれをひとつひとつ修復していきます。

わかりやすいようにアクリル半透明、(乳半っていいます)の下に蛍光灯を入れたテーブルの上での作業です。

このテーブルは900x1800ミリくらいですが、このようなものは売ってはいないので自作です。もし売っていたとしても高そうです。自作すれば10000円以下でできます。

本来ステンドグラスの色やガラスの質感を見るのは北側の窓で太陽で明るいところが理想ですが、狭い日本ではなかなか理想の場所に大きい開口の窓はできません。

また夜間での作業ではこのようにライトアップしないと出来ないわけです。

それにしてもこのアンティークステンドグラスの絵は素晴らしい!ダヴィンチ村のレオナルドに強く影響されているようです。

本日、O女子からメキシコよりエアメールが届きました。いやーこの間はエジプトでその前はイランでそしてメキシコ。そういえばポンペイやトルコからもエアメール送ってくれましたね。

切手が貼られているメールはやはりいいもんです!ありがとね。

ガラスの話は書いてなかったんで気になるアートガラスはなかったんでしょう。マヤ文明、行ってみてーよー。

個人では時間とお金に限界があるので、このように各国に興味ある人と話せることがありがたいです。

オイラたちはどうしてもガラス関係やアート関係が中心になってしまうので、古代文明はまかせた!

あーそうそう、O女史、ジョイが結婚してこの夏にサンフランシスコに帰ってしまうんですよ!おめでとうなんですが寂しいです。

街やギャラリー、一緒に回ってくれるって言ってますぜ!これは花のサンフランシスコ、行かなきゃね!

2011-05-18 18:00

Posted at 2011年05月19日 15時51分51秒  /  コメント( 0 )

ステンドグラスの絵付け

愛犬家の方からの依頼のステンドグラス、制作途中です。

このようにかわいがっている動物などはメチャクチャむずかしいです。なぜならば参考写真はその瞬間の表情ですが毎日、家族同様に過ごしている方は色々な表情を感じているので似せる事が非常に大変。

自宅の犬と猫もいろんな表情します。

絵付けステンドグラスを担当してくれたEさん、写真より生っぽくていいです。写真とはまた一味違うリアル感、存在感を感じます。

エッチングガラスは細かい表現を彫刻で出せますが、ステンドグラスは色の組み合わせなので基本は細かい表現は無理です。そこでガラスに絵付け技法で描いていきます。

教会にあるステンドグラスの絵はそれです。

ただ描く塗料は高温で焼いて初めてガラスと一体化します。ですので使う色ごとにガラスを焼く釜に入れ、描いては焼き、描いては焼くわけです。とても手間、かかってます。

焼きあがってもすぐに釜から出すと急に冷めてガラスが割れますので時間をかけて冷ましてからでないと取り出せません。

ですので絵付けステンドグラスは短納期と言われて徹夜仕事をしても無理なわけです。

ヨーロッパのアンティークステンドグラスなんて完成まで数十年なんてザラ。

当時、字が読める人が少なかったので絵で信仰の話を理解させるために絵付けステンドグラスは発展したわけです。

ですので教会のステンドグラスの絵はただ並んでいるのではなく、ストーリーで並んでいます。

今、リペアしているアンティークステンドグラスも素晴らしい絵ですが、なんと言っても使っているガラス材が手で焼いているガラスなので、そりゃもうすばらしい。

現代では入手できないガラス材ばかりです。

2011-05-17 19:25

Posted at 2011年05月19日 15時44分14秒  /  コメント( 0 )

エッチングガラスの平...


エッチングガラス仕様のデザインカットが、出来た状態です。

エッチングガラスの彫り方は大きくわけて、「平彫り」・「段彫り」の2パターンに分かれます。

「平彫り」という仕様は字のごとく、平たく彫る、つまり影絵のようにデザインカットして彫る部分のガラスを出し、そこに彫刻用の砂を当てます。

写真の仕様は平彫り仕様、カットしたこの段階でデザインがはっきりわかります。

平彫り仕様は、多くの工房は彫りというよりケシた状態、深さは 0.1〜0.2 ミリほどしかありません。 これですと曇りシートを貼っているのと変わらないので、我々は20数年前から彫っている技法で、エッジに光が当たり、エメラルドグリーンに光るように考えます。

「平彫り」といっても、深くまっ平に彫りこむのはとてもむずかしい技法です。 またあえて各部分をお皿状に膨らませて彫ることもあります。

このように膨らませると立体感が出て来ます。

どちらにしても、最終的に汚れ防止と輝き感が出る薬品を彫刻の表面に加工しないと、苦労した技法も目立ちません。

基本デザインが20センチくらいを1m50センチに修正して拡大清書する作業もまたむずかしいわけです。

「段彫り」のお話はまた今度。

2011−05−15 11:07

Posted at 2011年05月15日 11時07分33秒  /  コメント( 0 )

桜のカラーエッチング...

雨が続いてます。子供の頃から雨はきらいでした。

若い頃にアルバイトで長く舞台設置の仕事をしていた時に、寒い日に屋外で舞台を設営するハードさに仕事は室内でできるものにしよう、と思ったことを思い出しました。もう労働基準法なんてありません。忙しいと今もあんまりないか。

まっ、今でもアートガラスやエッチングガラスを屋外で設置する事がありますが、基本的にはガラスは濡れるとすべるので、びしょぬれになっては設置しません。

先日まで咲いていた桜は今、北海道くらいに移動したようです。というわけで桜のエッチングガラスです。


東北で被災し、根っこから倒れた桜が花をいっぱい咲かせたそうです。その桜を小学校の先生が生徒に「精一杯、生きると言うのはこういうことだ」と話したと聞きました。こういう人に触れ合えることはありがたいと思います。

あとは その人の感性、同じ教室で同じ先生に習っても、将来人の役にたつ人もいれば犯罪者もいる。

うーん、人の一生って大変、だから良き人と良き出逢いができますように。

桜を好きな方の多くは彩色も希望されます。

左右、同じエッチングガラスですが光の入り方で見え方が違います。使っている色は半透明色ですので左が後からの光、右が前からの光が当たっている状態です。

エッチングガラスに色を着けるということは彫刻の手間の何倍も時間とエネルギーがかかります。

ましてや剥がれてはいけませんので、塗料も特殊な種類を使ってます。この塗料でしたらガムテープを貼って勢いよく剥がしても色は剥がれません。

彩色は主にエアーブラシを使ってます。
オイラが19歳頃に雑誌のポパイのカルフォルニア特集で、エアーブラシでイラストを描いているのを見て欲しくてしかたがなかったですが、まだどこにも売っていなかった。売ってても19歳の自分には買えなかったでしょうが・・・。

ガラスの塗料を使うと大体1〜2年でエアーブラシはダメになってきます。 水性であれば洗うのが楽ですが、油性、ましてやガラスの塗料は2液性で特殊な薬品で薄めますので、しっかり洗っても少しずつ固まってきてしまいます。

ですのでスタッフ含めて、エアーブラシは延べ20〜30本買ったんではないかいな?

エアーブラシは自分専用のものを使うようにしています。

基本的には道具は自分専用のものでないとしっくりはきません。俗にいうその人の癖がついているということです。

2011−05−12 18:56

Posted at 2011年05月12日 18時56分49秒  /  コメント( 0 )

 1  2  | 次へ