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アールの積層ガラス(建築用アートガラス)

アールの積層ガラス(建築用アートガラス)


制作中のひとつ、積層ガラスですが今回はアールです。
アールは通常のまっすぐな状態から比べると、ガラス材も手間も数段かかります。

また今回のアール積層が取り付く場所は、少し離れた部分からしか採寸は出来ない状態。計算と型ベニヤで何度も寸法を出しますが、アールは取り付くまで合うかどうか、不安がいつも残るもの。




透明部分が模様として連続して残ります。これも計算で出さなければなりません。もっと数学の授業をちゃんと聞いておけばよかったばい・・



総枚数は約500枚、アールのガラスも一本一本、ハンドカットしていきますので、ここまでの下準備に多くの手間と時間がかかっているのでがんばらねばなりません。

昨今、積層ガラスの仕事をよく見るようになりましたが、制作側としてはけっこうエネルギーがいる仕事であります。




最近に知った匠の言葉ですが、
「物を作ることはあまり愉しくはない。出来上がりに近づくほどに感覚が研ぎ澄まされて、作っている自分の能力のなさが明白になる。愉しいのは最初のうちだけだ。でもだんだん出来上がっていくあの感覚はなにものにも替えがたい」

やはりそうなんだな、と納得です。
けっこう人の仕事を見て落ち込んだりして、そこから上を見ようというような感覚に今もってなります。まだまだヒヨッコなわけです。(ずいぶんとひねたヒヨコですが・・・)


経済が悪くなっていっている状況で憂うことは、このようなものつくりの匠たちの伝統が途切れてしまうことに不安を持っています。

最近はものつくりの仕事をテレビで紹介している番組も増えてきましたが、高齢な方がいなくなったらもう途絶えてしまう、と言う仕事を見ると切なくなります。

それに材料の質が以前よりも悪くなっている・・・これって進歩でなく退化。
企業は合理化を目指していますが、材料の質は手によって伝わってくるもの。人間の体は最高のセンサーです。


目立つことに予算をかけるよりも、もっと現実な待機児童や文化的なことをしっかりと考えないと、この国は宝を無くしてしまいますよ。

一度途絶えたら、復活させることは至難の業。時代の流れ、という人もいますが、良い時代の流れと悪い時代の流れがありますよ。

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Posted at 2016年07月06日 19時53分46秒

 
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