メインメニュー

ガラス表現技法について(ガラス墓)

ガラス表現技法について(ガラス墓)

ご自分の好きなイメージでお墓を作りたい、とIH社さんからの依頼です。

この方はインカの太陽のイメージのガラスを海外で見たということで、お値段を調べたら数百万円もしてこれは無理、とあきらめていたところ、技法は違いますがイメージに近いアートガラスができるかも、ということで制作しました。

ガラスの厚さは35ミリと厚いです。

海外のガラスは色を溶かした技法で積層も熱積層でしたが、日本では設備のハード面で作れません。

ですので発想を変えて、積層接着技法でいきます。特殊な光で制作中。できるだけ泡が生まれないよう、慎重に慎重に。

泡は入るのではなく、生まれるのです。接着前に入った泡なら取り除けばいいのですが、厄介なことに何もない状態から硬化してくる途中で、泡は生まれてくるときがあります。

でも泡ができるだけ生まれないよう、けっこう時間かけて固めていきます。

泡が生まれるとかなりショックなんです。大きさは1ミリほどなんで言われないとわからないくらいなんですがね。

接着剤メーカーに聞いても泡の回避は100%は無理、って回答ですが、いつも泡無し100%目指します。



TB君が頑張ってドーナツ状に色ガラスを削りました。すべてドーナツ状も可能でしたが、要望で大きな輪は分割で太陽が渦巻いているように、とのこと。

ガラスをドーナツ状にきれいにカットするのは大変ですよ〜。



上下の茶色も色ガラスを接着しました。これで35ミリの色ガラスが完成。海外のアートガラスの数十分の一の価格で出来ました。

泡も無く、TU君、お疲れさん。

「安いから買うというのは買い物ではありません。高くても必要だから買うというのが買い物です」という達人の言葉を聞いたことがありましたが、価格的には数百万円のアートガラスはその話外のお値段かと思います。

欲しくても無理、それに高すぎるんでないかい?こういう場合は当工房では「高杉晋作」と言います。だったらオリジナルとして納得いく価格のアートガラスを考えていくことが職人の仕事かとも思います。

でも物の価格って難しいですがね。このアートガラスと石が合体してガラス墓になります。石屋さんに渡しました。

同じ技法を使うとこのような楽しいアートガラスもできます。ステンドグラスよりも現代インテリアに合うと思います。




☆  建築インテリア・エッチングガラス・アートガラス・ステンドグラスなど  ☆
☆    ガラス・ミラーに関するお問い合わせはお気軽に    ☆
☆  ガラス工房デュー http://www.glass-dew.co.jp  ☆



Posted at 2015年06月12日 20時25分20秒

 
この記事へのコメント
コメントを書く



== 半角英数字のみのコメントは投稿できません ==

*印の項目は必須入力項目です *

*