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切子ガラス(建築用住宅用アートガラス)

古来のアートガラス、切子ガラス


切子ガラス、グラスや器に切子している場面がテレビで流れるので、有名なガラス加工です。

日本古来のアートガラスです。ヨーロッパではグラヴィール、こちらが発祥であります。

建築世界での切子ガラスは平板ガラスに切子をしたものを使用しますが、大きな板ガラスに加工が難しいこととお値段も張るために、レアなアートガラスです。




一本一本、Vカットを手加工で感で刻んでいきます。残念なことに、職人さんも少なくなってしまいました。

今回は1枚が300mmx300mm。要は一人で持ち続けられる大きさ、重さでなければ切子加工ができないため、一枚の大きさには限界があります。

可能な大きさは300mmX1500mmかな?と以前に聞いたけども、お値段もやはり張ります。一本の切子の線が間違ってしまったら、その切子ガラスはボツ。

ミラーに切子があるものは、Vカットといい、切子とカテゴリーが違います。こちらはマシンメイド、Vカットが浅い。比較的に大きな面積が作れます。




今回は切子ガラスを接着加工して高さ2500mmほどの長い一枚の切子ガラスに仕上げていく仕事です。

一枚に見せるため、切子ガラス同士の隙間は1ミリ。
ただ貼ればいいものではなく、切子ラインがそろうように、ガラスを削りながら微調整して接着。担当のU氏、苦労していました。お疲れさんでした。

きれいにクリア接着が終わると、まるで大きな一枚の切子ガラスが出来上がり。

このようなアートガラスは日本古来イメージの建築に合います。たとえば和風ホテルや古い西欧建築など。

今回は江戸切子といわれている技法。この他には薩摩切子が有名。特徴はV字が深いこと。

こちらが薩摩切子技法。



以前、仕事で鹿児島に行った折、薩摩切子館に寄って見たけれども、ガラスの色と深いカットが見事でした。薩摩切子は男性的なイメージ。江戸切子は女性的なイメージ。

または薩摩切子は大胆なイメージ、江戸切子は繊細なイメージ。どちらも素晴らしい技であり、途絶えさせてはいけません。

テレビで放送している「日本の職人」、興味持って見ているけれども一見、地味ですが国の土台です。
職人、子供の時から興味があったのは爺さんが鎌倉で、半分宮大工、半分町場大工の影響がすべてと思います。ずっと宮大工の方は鎌倉ではまずおりません。寺社の仕事がないときは町場大工、いわゆる家や門などを作って生計をたてます。

もう片方の爺さんは金属職人、国会議事堂にも製作物があるそうですが、まだ見てません。

そんなオイラも若いころは横文字の仕事にあこがれ、グラフィックデザイナーなんて仕事に携わりましたが、だんだんものつくり、職人仕事の世界にきました。

鎌倉で50年以上前に爺さんが作った屋敷の立派な門がありましたが、残念ながら家とともになくなりました。要は相続税の関係で大きな屋敷は、小さな土地に切り売りされてしまいます。

今では鎌倉らしい屋敷や西欧建築の館の大半はなくなりました。非常に無念なこと。もう復活はできません。鎌倉夫人といわれる方ももういません。

若いころは「昭和天皇が若いころ、ともにテニスをしました」なんていう上品なおばあちゃん、いっぱいいました。上品な鎌倉のおばあちゃん、寅さんのおばちゃんが最後だったように感じます。最後にお話しできたのは「もう寅ちゃんもいっちゃって、おばちゃんもさみしいわ」って言ってたことがずっと残ってます。

最近は職人希望の若い人が増えてきた、と聞き、うれしい限りです。日本国の歯車を目指せますよ。

その人がいないとその世界がまわらない、ってオイラは憧れます。


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Posted at 2015年01月21日 18時24分58秒

 
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