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2011-02 の記事

歯科メンテナンス

もう歯を削るのを繰り返したくないのです。
なぜ歯科メンテナンスは必要なのでしょう? 

この30年間、歯科医は一生懸命治療してきました。患者さんは一生懸命治療してきました。左は30年間のむし歯の本数と年齢の関係を表したものです。なにも変わっていないことがわかります。
 歯科医師も患者さんもいったい何をしてきたのでしょう?どちらも懸命にやってきたはずなのに・・・。
 歯は活性のない臓器です。治療は完全に削る前の状態に戻すことは出来ず、だた、形を治しただけ、決して「治った」ということではないのです。



 私たちは毎日食事を摂ります。寒い日はお鍋が美味しいし、暑い日はアイスクリームが食べたくなりますよね。そんな温度の変化、咬むという刺激を歯は毎日受けています。建造物もかならずつなぎ目から隙間が空いてきます。歯の修復物も同様です。そのつなぎ目から崩壊していきます。



時々治療していてびっくりすることがあります。まだ被せてあった冠がとれていないのに、中の歯はずいぶんと腐っていることがあるからです。もう少し遅かったらその歯を助けることは出来なかったでしょう。

こんなにひどい歯周病になる前にケアできていたら、もっと良い状態で維持させることが出来たかもしれないのに・・・と悔しい思いをすることもあります。

ご家族のために、社会のために時間を惜しんで一生懸命働いてきた方たちが、きちんとした口腔ケアを受けていらっしゃらなかった為に、入れ歯になり食べることにも不自由されるようになることが、残念でなりません。

もっと早い時期に適切な指導に来てくれていたら、お子様の歯はこんなにむし歯だらけにならなかったかもしれないのにと悲しい思いをすることもあります。

私どもは、もう歯を削ることを繰り返したくないのです。

アメリカと日本の歯科医医院に通院している患者さんの意識調査の結果があります。

なぜ、歯科医院に通うのかの意識の違いがはっきりしています。
【日本の場合】 
 
1位:歯が痛いので 
2位:かぶせ物がとれた 
3位:歯肉が腫れ

4位:歯のクリーニング
【アメリカの場合】
1位:歯のクリーニング(メンテナンスの為
2位:むし歯の処置の為

アメリカでは年間所得が200万円以下の人達も約50%は定期的にメンテナンスのために歯科医院に通っているというデーターがあります。日本ではメンテナンスを受けている人達は、約2〜3%であると言われています。
なぜ日本では歯科メンテナンスが定着しなかったのでしょう?



 歯石を除去する際の治療費の国際比較を表したものです。日本は他の先進国に比べて10〜20分の一の値段で治療費が抑えられていることがわかります。私たちは安価な治療を繰り返してきたということになります。治療を繰り返しているうちに歯を無くしてしまっているのです。今、日本の財政は非常に厳しくなってきています。日本の医療費は先進国中最低レベルですが、ますます切りつめられてくるでしょう。その時、歯科の医療費はどこまで認められるのでしょうか?もし、胃ガンの手術の医療費を保健負担にするのと、歯科の医療費を保健負担にするのとどちらかを選べと言われたら、皆様はどちらを選ばれるのでしょう・・・?

私どもにできること 

やぎはしファミリー歯科の診療数値目標は、上記のデーターより出てきたものです。小さなお子様は1本もむし歯を作らず、正しい機能の獲得を目指すこと。残念ながら治療が必要になりいらっしゃった方々には、「治療の終わり」は「メンテナンスの始まり」であることをお伝えすること。皆様の健康をお守りするお手伝いが出来ることをこころから願っています。
一本でも多くの歯を残すことが確かに健康を維持することに繋がることが、様々な研究より明らかになっています。一本の歯を失うことは、その神経が支配していた脳の領域の機能を失うことです。人間が胎児としてお母さんのお腹の中に宿っているときに、一番最初に出来る臓器が口腔です。お口は命の始まりでることを私たちは忘れがちです。
最近では、お年を重ねている方は様々なお薬を服用していらっしゃいます。お薬の種類によっては感染により顎の骨の壊死を起こすものもあります。定期的なメンテナンスが欠かせないと言われています。
忙しく過ぎていく毎日の中で、ほんの少しの時間をお口の中のケアに割いてくださることを心からお願い致します。


Posted at 2011年02月11日 23時35分36秒

糖尿病と歯周病

顕微鏡検査では歯周病菌やカビ菌がほとんどの方にみられます。
私共は患者さんの口の中の汚れをほんの少し採取し、それを顕微鏡で観察します。

今現在の菌の状態を確認することができ歯周病になりやすいかどうか、今後はどういう状態になって行くのかがわかってきます。


(カビ菌)


(歯周病菌)

歯周病治療はメインテナンス無くして完了することはありません。
歯周病は生活習慣病であり、メインテナンスを怠ればまた再発します。
時の流れを止めることはできませんが、メインテナンスを続けることで、80代の方でも、10歳も若々しい口元を維持することは可能になるのです。


(治療前)


(治療後)


歯周病

歯周病は歯の表面につく汚れ(歯垢)によっておこる、文字通り,「歯の周りの病気」です。




(重度歯周炎)

歯肉の炎症による出血、腫れを特徴とする歯肉炎と、歯を支えている骨が破壊され、歯がぐらぐらし最悪の場合は抜けてしまう、歯周炎に分けられます。 世間一般で言われている歯槽膿漏は、成人性歯周炎をいいます。


歯周病の原因は細菌感染です。

爪楊枝で歯と歯の間を少しこすると、先にほんの少しでも白い塊が付着してきます。 これがいわゆる歯垢です。 このなかに1億個の細菌がいるといわれています。 歯周病は歯の周囲の組織に細菌が感染して起こる慢性的な感染症です。


これは歯周病の方のお口の中の細菌を位相差顕微鏡で観察したものです。 スペロへータ、運動性桿菌などが活発に動いているのが判ります。
これらの細菌が、高層ビルのように重なり合ってバイオフィルムを形成しています。

お口の中の細菌は現在わかっているだけでも300〜400種類といわれ、まだ判っていないものも含めると800種類くらいになるともいわれています。 これらの細菌が人それぞれに固有のネットワークを作り、細菌の膜となって歯の表面にこびりついています。これをバイオフィルムといいます。 キッチンの排水溝のぬめぬめした汚れもバイオフィルムと同様のものです。


歯周病はお口の中だけの問題ではないの?

最近、歯周病は口の中の問題だけではなく、さまざまな全身性の病気とも深くかかわっていることが明らかになってきました。  歯周病菌がつくる毒素や炎症を引き起こす物質は、歯周病の病巣から血液中に入り、全身に影響を及ぼす可能性があります。



実際これまでにも、口の中の慢性的な炎症や歯周病菌と、糖尿病や心筋梗塞、肺炎、低体重児出産などとの関連性が報告されています。

歯周病は糖尿病を悪化させることをご存知ですか?


糖尿病患者にとって、歯周病は、腎臓の機能障害、視力低下、神経症、大血管障害、小血管障害の慢性合併症に次ぐ、第6番目の合併症とも言われるようになりました。 実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いといわれています。


糖尿病とは?

糖尿病は、エネルギーとして使われるはずの糖が細胞に取り込まれず、血液中にあふれてしまう病気です。それによって特徴的な合併症を引き起こします。
糖を細胞の中に取り込ませる役割を果たしているのが、インスリンというホルモンで、すい臓から分泌されます。糖尿病には1型糖尿病2型糖尿病があります。1型は膵臓からインスリンが出なくなった人に起こります。2型はインスリンがあっても、インスリンが効きにくくなる状態になります。(この状態のことをインスリン抵抗性と言います)。
健康な状態では血中の糖が多くなると膵臓はインスリンを放出して身体の脂肪、筋肉、および肝臓に糖を取り込むよう働きます。この動きによって細胞はエネルギーを貯え、血糖は一定に保たれます。しかし、糖尿病になると、とりわけ脂肪は炎症を引き起こす物質を作り出し、インスリンの働きを弱めるように作用するので、血糖値に悪影響を及ぼし、そのバランスを失います(インスリン抵抗性)


歯周病は糖尿病を悪化させる

歯周病が進行した状態では 歯周病の病巣から炎症を引き起こす物質が産生されます。このサイトカインが口の中の細い血管を伝って血中に入ると、ますますインスリン抵抗性が増すこととなり、糖尿病の症状が進行します。逆に、歯周病を治療して口の中の状態が良くなると、インスリンの作用を阻害する物質が少なくなるので、糖尿病の症状が良くなります。

25歳以上の約85%が歯周病です。



決して特別な病気ではないのです。


歯周病の治療

歯周病の治療はその原因である細菌の膜を徹底的に除去することが必要になります。そのために、歯科医院で歯石除去(スケーリング)や根の周囲の歯石除去(SRP)、機械を使用した表面のクリーニングを受けます。また、それが付着しにくくなるためのセルフケアの向上を図らなくてはなりません(歯ブラシ指導)
歯周病は感染症ですが、歯の表面にこびりついている細菌の膜には、簡単に薬液が浸透しない性質があります。 そのため、もし抗生剤を服用しても一時的に細菌数は減り、症状はよくなりますが、細菌の膜を除去しなければ時間の経過とともに細菌はまた増殖してしまいます。




また、歯周病は、喫煙、食事習慣などの多くの全身 リスクファクターとも密接に関わっています。



汚れを取る治療により歯周病は安定しています。定期的なメンテナンス管理が必要です!!


糖尿病治療と歯周病治療を同時に行うことにより大きな効果が期待できます。

当院は、糖尿病と歯周病の同時治療により、治療効果をより高めるプロジェクトに参加しております(青森県保険医協会)。より健康な毎日を送るために、多くの糖尿病患者さんがプログラムに参加されますことを願っております。近隣の参加歯科医院をお探しの方は青森県保険医協会にお問い合わせ下さい。(TEL:017−722−5483)

Posted at 2011年02月06日 21時20分44秒

審美治療

何のためにその治療を望まれるのでしょうか?
ただ美しいだけでは正しく機能することはできません。
お口全体とまた、顔立ちと調和がとれ、それによって健康になるのでなければ意味がなくなってしまいます。



審美治療のキーワード

● 美しいこと
● 健康的であること
● 機能的であること

白い歯を獲得するものはホワイトニングだけではありません。
その問題を回復するためには、メタルフリーのオールセラミッククラウンや、インプラント、
また、コーヌス義歯が必要であったりするかもしれません。
問題は何なのかを明確にすることで選択が変わります。
情報の収集と問題の抽出に多くの時間を費やします。
材料は刻々と進化していきます。今は最新の治療でも5年後にはもっと高性能の材料が出てくる可能性も有ります。
やり変えの時期も含めての検討が必要です。すべてに納得して作業をすすめていくことを当医院では目指しています。

Posted at 2011年02月06日 21時20分00秒

子供たちがキラキラと...

むし歯が無いことが目的ではありません。
子供達が自分で自分の健康を守っていくことが出来るようになること。
何よりも大事なことは、自分自身を大事にしていくことが出来るようになることだと考えます。



むし歯が出来たのには原因があります。
何が原因なのかをご一緒に考えましょう。
原因を除去しなければ必ず同じ結果が生まれます。そして対策を考えましょう。

子供達の顔の発達は遺伝と後天的要因によって決まっていきます。
0歳から6歳までが上顎が有意に発達する時期です。
そして6歳から10歳までは子供としての顔の成熟の時期、10歳から15歳前後までが大人への移行期であると考えます。
そしてその後80歳までの時間をその顔で生きていくことになります。
形態は機能を模倣するという言葉があります。
なぜその形なのかを考えましょう。
成長するべき時に、正しい機能を習得していくことが機能的な成長に結びついていくと考えます。

カリエスフリーのために
なぜそのような形なのか

Posted at 2011年02月06日 15時22分41秒  /  コメント( 0 )

美しく年を重ねていく...

神様は、どのような者の上にも貴賤上下を選ばす平等に時間をお与えになりました。
何もしなくても確実に過ぎ、自分の中に蓄積していきます。
日常の中で私たちは自分自身にどれだけの時間を割くことが出来るのでしょう。
あなたは毎日どれくらい鏡を見ますか?
朝身支度の時、そして就寝前。忙しさのあまり、鏡を見ることも忘れてしまうときさえあります。

鏡の前で微笑んだときに、口角がキュッと上がった笑顔でしょうか?
健康的な白い歯が覗く口もとでしょうか?
口臭は気にならないレベルでしょうか?

同じように時が過ぎていくのなら、美しく時間を重ねていきたいと思いませんか?
口元の印象はお顔の印象を大きく左右します。
今何か不満や不安があるのなら、何が問題なのかをご一緒に探しましょう。
いろいろな材料や技術はあります。
問題の解決にはインプラントやセラミックスなどが必要になる場合もありますが、それが目的ではありません。
小さな修復でも同じことです。

目的は美しく健康で機能的な笑顔です。
少しの努力をお願い致します。
そしてそれを支えるお手伝いが出来ればと思います。

歯周病
インプラント
審美治療

Posted at 2011年02月06日 15時17分53秒

インプラント

本当の目的は歯を残すこと!!
人は永久歯を失うと残念ながら二度と生え変わってきません。
一本の歯を失うことはその歯の神経が支配していた脳の領域の機能を失うことです。
一本でも多くの歯を残すことがやぎはしファミリー歯科の診療方針です。



インプラント治療とは
失ってしまった自分の歯の替わりに、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療です。固定性であるためガタついたりせず、自分の歯のように噛めるようになります。しかし、決して自分の歯ではありません。私どもはそれを十分わかっています。私(八木橋)はインプラントの研修にかなりの時間を費やしてきましたが、正直に言って、インプラント治療は決して好きではありません。私どもの目的は一生涯を通じてご自分の歯で食べて頂くこと、健康な生活を維持して頂くことだからです。
インプラント治療は人工物を生体に埋め込む治療です。それは人工物であることに変わりはありません。生体の変化に合わせて変化し適応するものではないのです。その上でもインプラントが一部の患者さんには、ご自分の歯を残すために有益であると考えます。
不幸にして歯を失ってしまったら失った歯は取り戻すことが出来ません。そのため今までは『入れ歯』などを用いるしかその部分を補う方法はありませんでした。しかし『入れ歯』の設計によっては、残っている歯牙に負担がかかる場合もあります。特に、残っている歯が弱っている場合には次々と失っていく原因になります。インプラントを入れることによって、残された歯の負担を軽減し、他の歯の寿命を延ばすことが可能になる場合があります。インプラントは残された歯を失わないためにするものであると考えます。残された歯を最大限に機能させるために、インプラント治療は欠かせないものであると考えます。

アストラテックインプラント
当院ではアストラテックインプラントを採用しています。世界的な製薬、医療器具メーカーであるアストラゼネカ社のグループ企業、アストラテック社によって開発された生体親和性に優れ、長期的安定して使用できる素材である純チタンを用いた歯科用インプラントです。1985年から開発に取り組み、現在その研究開発力と長期安定性は世界中で高い評価を得ています。
数多くのインプラントメーカーがありますが、インプラントは長期にわたって機能するもの。しかし、長期になればなるほどトラブルが発生する可能性は高くなります。そのために10年後、20年後でもしっかりと対応してくれる可能性の高いメーカーを選ぶべきだと、私は考えます。

安全な手術のために
インプラントを骨の中に埋め込むには手術が必要です。それがインプラントの最大の欠点であると思われます。誰しも痛い思いはしたくないはずです。しかし、歯を失うに至った原因があります。その回復にはインプラントを埋める土台である骨を作るところから始めなくてはならない場合もあります。安全に手術を行うためには十分な計画が必要です。それは時には何度も足をお運び頂くことになるかもしれません。CTを撮影して頂かなくてはならないかもしれません。しかし、安全な計画のために必要となる場合があることをご理解頂きたくお願い致します。



インプラント後のメンテナンス
インプラントで機能回復が完了した後でも定期的なメンテナンスが必要です。患者様と当院のチームとでたどり着いたゴールを出来るだけ長く機能して頂くために、定期的なメンテナンスをお願いしております。インプラントは長い期間お口の中に留まるものです。しかもそれは人工物であることを忘れてはなりません。人工物は変化しませんが、天然のご自分の歯の部分は変化していきます。その変化を早い時期に見極めるために定期的なメンテナンスは欠かせないと考えております。皆様の健康で活動的な生活をサポート出来るよう、私どもは努力していきたいと考えております。

Posted at 2011年02月06日 15時06分54秒

顎関節症について教え...

あごの関節(顎関節)周辺に何らかの異常がある「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などが主な症状である慢性的な疾患で、原因はいくつかあ り、状態も異なりますがまとめて顎関節症と呼びます。
その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれています。
付随 症状として頭が痛い、首や肩が痛い、耳や目の痛みを訴える方もいらっしゃいます。
欧米では顎顔面疼痛症候群の中に入り、専門のドクターが診ることが多い疾患ですが、日本では系統だった診療が確立されていない疾患ともいえます。しかしながら、年々患者数は増加しており、特に女性に多いともいわれておりますが、その理由は解明されておりません。
症状は一過性で済む場合がほとんどで、慢性的にセルフケアを行いながら、長く付き合っていくケースがほとんどです。
噛み合わせの関与は統計学的にははっきりとしていませんが、明らかに噛みあわせが原因と考えられる患者さんも多く見受けられます。

さて、治療法ですが、消炎剤などの薬物療法、理学療法、などど共に、スプリント療法が一般的で、保険適応で治療が可能です。
外科的療法も含まれますが、今日では最終的な選択となると考えられることが、NHIのコンセンサスでも明記されています。ただ、噛みあわせが問題で小さな修正では対処できなくなった場合、矯正治療や特殊な咬合治療が問題を解決することがありますが、いずれも保険診療を逸脱するものとなります。しかしながらこのようなケースは多くはないと考えます。

顎関節症で注意すべきは「突然口が開かなくなった場合」です。

出来るだけ早い時期に処置をおこなうことで、早期の改善が期待できます。
様子を見て何ヶ月も経過すると症状が複雑になることもありますのでご注意ください。

Posted at 2011年02月01日 15時53分14秒  /  コメント( 0 )