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仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護

前回は森美術館の小谷元彦 幽玄の知覚を見に行ったことを書きました。

今回は現代アートから180度方向転換して、現代日本画壇の最高峰である平山郁夫氏の展示東京国立博物館 仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護に行ってきました!!

平山郁夫氏は東山魁夷氏に次いで、僕が好きなアーティストです!!
お二人とも残念ながら故人ですが、お二人の残した作品は未来永劫これからも様々な人の目に触れ、その人たちに感動を与えていくのだと思います。


「アンコールワットの月」 平成五年

平山郁夫氏は、日本画家として作画に励む一方「文化財赤十字」を提唱し、公私にわたって150回以上も世界各地の遺跡を訪問し、取材や文化財保護活動を展開してきました。
北朝鮮高句麗古墳群の世界遺産登録をはじめ、アンコール遺跡や敦煌石窟の保護活動、南京城壁の修復事業、バーミヤン大仏の保護活動などを通して、国際間の友好親善と平和運動に多大な貢献をなし、世界的にもきわめて高い評価を受けている人物です。

平山郁夫氏は学生の頃、米軍による広島市原爆投下により被爆、東京芸術大学で助手を務めていた1959年ごろ、原爆後遺症(白血球減少)で一時は死も覚悟したなかで描きあげた作品『仏教伝来』が院展に入選し画家としての道を歩むことになりました。

広島での被爆体験が「文化財赤十字」活動などの原点になっていて、彼の中で戦争という行為を「愚かなこと」と定義し、原爆後遺症という苦しみに耐えながら「文化財赤十字」などの活動や「平和への祈り」をこめた氏の作品群は、私に強烈な感動を与えてくれます。

今回の東京国立博物館 仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護は平山郁夫氏の文化財保護に関わる偉大な活動を顕彰し、その業績をとおして文化財保護の重要性や課題などを改めて広く伝えるためのものだそうです。

この展示においての目玉が薬師寺玄奘三蔵院に奉納された畢生の大作・大唐西域壁画の全点展示なのですが、今回の展示のテーマが平山郁夫と文化財保護なので、平山郁夫氏の作品よりも
平山郁夫氏が保護した文化財の展示がメインになっています。

わたしは十分満足したのですが、帰り際にすれ違ったおばさんの団体は・・・

「海外の文化なんか保護しないで、日本のことやればいいのに」

「壁画とか仏像ばっかりで、平山郁夫の絵が全然ないじゃない」

「今回の展示は騙されたわ」

と、言っていました。

この人達は今回の展示の意義をわかっているのだろうか?

たしかに平山氏には色々な批判があり、たしかに僕も「それはどうなのか?」と思うところは
いっぱいあります。

しかし、今回の展示を見て、すぐにそんな意見がでるとは・・・

正直「こんなおばさんたちにアートを語る資格はない」と思ったし、なんだか悲しくなったけど

人の意見はそれぞれちがいますから・・・

東京国立博物館 仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護は、明後日、6日の日曜日までやっています。

金曜日の今日は夜の八時までやっているので、興味のあるかたは是非見に行ってみてください。

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Posted at 2011年02月27日 00時34分27秒