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震災から300日、宮古魚市場

 早いもので震災から300日が過ぎようとしています。昨年末は全国から復興支援の形でお歳暮用の干物セットのご注文が例年以上に寄せられ、忙しい毎日でした。「おいしかった」の言葉がなによりの活力となり、疲れを忘れるようでした、本当にありがとうございました。遅ればせながら今年もよろしくお願いします。
 さて、震災から300日、宮古魚市場は鮭漁も終わりに近づき閑散としています。今年の秋鮭漁は極端な不漁に終わりました、漁獲量は昨年の半分・魚価は3割増しといったところでしょうか?加工業者にとっては、また一つ困った状況が生まれました。とは言え暗い話題ばかりでもありません、1月31日朝、閑散とした市場の一角に人だかり?何かと思って覗いてみればなんと「巨大まぐろ」が水揚げされていました。

 294kのマグロが三丁目の定置網にかかったのです。すぐさま魚体が見えなくなるまで大量の氷で処理されました。300k級のマグロの水揚げは24年ぶりということです、さっそく入札にかけられk10900円で落札され築地市場へと陸送されました。1本約300万、我々加工業者には縁のない話ですが、水揚げを終え大漁旗をなびかせながら帰路に就く三丁目丸が誇らしげに見え

 胸が熱くなりました。震災から立ち上がり厳寒の海で仕事を続ける漁師の「不屈の魂」が報われた一瞬でした。

 300日が経ちましたが、地盤沈下の影響で高潮や時化のときは魚市場の一部が冠水する状況です
普段は感じませんが写真のような光景を見ると不安が募る一方で、あらためて自然に畏敬の念を感じます。自然は不自然でないから自然なのではないでしょうか?  by専務
 

Posted at 2012年02月05日 15時23分16秒

震災から250日、宮古魚市場


 前回の記事から5が月あまり経過し、震災から250日あまり過ぎようとしています。
上の写真は今朝の魚市場定置網の水揚げの様子です、いつもの年ですと秋さけ漁が本格化し活気があふれていますが、やはり今年は寂しい光景です。さけ漁も例年の7割程度、魚体も小型が多いです、母川に戻ってくる今年のさけは震災の影響を受けず、ふ化場が被災し放流できない影響がでる数年先はともかく今年は例年並みではないか?のおおかたの見かたでしたが、地震と大津波が漁場に変化をもたらしているもかもしれません。ともあれ、季節は震災とは関係なく移り冬に近づいて、いよいよ冬の風物詩「新巻鮭」の生産にはいりました。

今年の鮭は小型主体で、大型が少なく値段も高くなりそうです。写真の新巻鮭は約2k物です、小ぶりですが脂の乗りは良く家庭でもさばけるサイズです。価格は3500円前後(送料別)とお手頃です、大型のものは5000〜6000円程度になると思います。製品になるまで、鮮魚加工⇒塩漬け(山漬け)⇒塩抜き⇒洗い⇒天日乾燥と約2週間、大変手間のかかる商品でがそれだけの価値のある逸品です。一年でこの時期しか味わえない「季節感と郷愁の味」ぜひ味わってみてください。
(by専務)
 

Posted at 2011年12月04日 16時48分26秒

大震災から100日「宮古魚市場」


 大震災から100日以上経過し、宮古魚市場は定置網2ヶ所が復旧し例年通りの真ます・大目さけに交じり見なれない魚「銀鮭」が水揚げされ、いや銀鮭に交じり真ます・大目さけというべきか、毎日10t前後の水揚げがありともかく浜は活況を呈しています。おそらく津波で壊滅した宮城県の養殖施設から逃れ出て、天然化した魚と思われます。再開した定置網には朗報、苦労し育てた養殖業者は苦虫を噛むような心情、痛し痒しといったところです。いずれにしても海の幸が無駄にならず、消費されることを素直に喜びたいと考えます。さて、そのお味は?養殖筏で栄養価の高い餌で食に不自由はしなかった魚が、突然の災害に見舞われ大海に放り出され自然界の餌で生き延びたせいか、養殖魚のもつ独特の臭みは薄れ、脂の乗りは少し薄い気がしますが、より天然に近い味わいを出しています。

 さて、もうひとつ見慣れない魚が真鯛です。宮古ではめったに水揚げのない魚ですが、今は下火になりましたが6月初旬にまとまった漁がありました。津軽海峡を越え回遊し、被災し数が少ない定置網にかかったとか、三重の養殖施設から逃れたものだとか、いろいろ説はありますが定かではありません。いずれにしても海の恵み、ありがたいものです。

 トロール漁も終盤を迎えています(6月いっぱいで休漁、9月から再開)、市場再開から真たら・助宗たら・吉次・かれい類をはじめ多種の魚が水揚げされ復旧した業者の支えとなりました。弊社も助宗たらを中心にこれから先の原料を確保でき一安心です。瓦礫撤去もしながら水揚げしてくれた漁船に感謝です、いろいろな苦労の上に水揚げされた魚を無駄にすることなく、全国に送り出すことが「今、私にできること。」by専務
ps「やっぱり宮古の魚はうまい。」
 

Posted at 2011年09月02日 17時33分38秒

6月以降の催事予定です


 いよいよ本格的に県外催事に出店いたします。全国の皆様のご支援に恩返しする意味でも自慢の干物をさらにレベルアップし現状で最善の「宮古の旬」をお届けしたいと考えております。三上商店ファンの皆様のご来店を心よりお待ち申し下ます。
6月23日〜26日  イオン板橋店
6月29日〜7月4日 イトーヨーカドー アリオ亀有店
7月22日〜26日  日本橋高島屋地下1階
7月27日〜8月1日 イトーヨーカドー大宮宮原店
9月7日〜12日   日本橋高島屋8階催事場
9月14日〜20日  横浜高島屋7階催事場
 

Posted at 2011年09月02日 17時31分56秒

東日本大震災後の弊社の状況について

 東日本大震災後は多くの皆様からお見舞い・激励のお言葉を頂き厚く御礼申し上げます。
 幸い弊社は、直接的浸水はなく車両数台と仕掛け品の廃棄等軽微な被害で済みました。なによりも従業員全員が無事であったことが幸いでした。魚菜市場は浸水はありませんでしたが停電のため営業できず数日間炊き出しに専念し、その後通電とともに営業時間を短縮し再開しました。加工部門は磯鶏冷蔵庫が2日間の停電で済み、10日間停電した藤原工場冷蔵庫の冷凍品を移送し余裕がある部分に被災した他社冷蔵庫の冷凍魚を満庫になるまで保管しました。その後通電とともに製造を再開しました。従業員も家を失い避難所から通勤するもの、転居し退職するもの、未だに落ち着き先が決まらず復職できないでいるものと、それぞれの事情を抱えながらも明るく前向きに頑張っています。
 被害のなかった数少ない水産加工場として「いま出来ることは何か」を考えた時、従業員の雇用の確保を優先しながら、宮古のおいしい魚を干物に加工し、ご支援いただいた内陸をはじめ全国の皆様にお届けすることが「魚の町・宮古」の復興につながると信じております。トロール漁は再開しましたが、秋漁を含めた港の復活はまだまだ先のように感じられます、漁業者の早期の復興を祈りながら在庫が続く限り頑張っていきます。こんごともよろしくお願い申し上げます。(by専務)
震災直後の弊社周辺の画像を掲載します

藤原地区(埠頭よりから宮古大橋に向けて)

藤原地区(避難した線路堤防より)

弊社工場付近(左側が三上商店)

へい川(倒壊した陸橋)

へい川(津波の引き波)

壊滅的被害の金浜地区

金浜の温泉施設
 

Posted at 2011年05月12日 17時33分48秒