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今日は、当社のドリンク「夢わくわく」で使用している、水溶性キチンについてお話します。
ドリンクを作るときのポイントとしては、第一にどんなバランスで有効成分を配合するか、第二に何といっても味です。どんなにたくさんの有効成分が詰まっていても、味が不味ければお客さんに長く使ってもらえません。
ドリンクには、通常クエン酸やリンゴ酸などの有機酸を使いますので、キトサンを溶解するのは可能です。しかし、これら有機酸に溶かしたキトサンの味はとてつもなく不味いのです。2〜3時間は舌がしびれるほどです。ですから、低分子のキチン質であるキチンオリゴ糖とキトサンオリゴ糖(両者とも若干の甘味があります。)は、配合できても、高分子のキチン質はそれまでドリンクには配合できなかったのです。
そこで開発されたのが、水溶性キチンです。この水溶性キチンはDAC30(脱アセチル化度30%)のキチンで、水に溶ける性質があり、また味は無味無臭です。この素材が開発されたおかげで、ドリンクとして初めて高分子と低分子のキチン質のバランスのとれた製品ができるようになりました。
普通この手のドリンク剤は夏場に売れるのが相場なんですが、「夢わくわく」だけは、秋冬にかけて良く出ます。そう、風邪のシーズンに良く出る商品なんです。特に、風邪のひき始めに最適です。
水溶性キチンを配合したドリンク剤は、世界で唯一「夢わくわく」だけです。
Posted at 2010年07月02日 17時41分14秒
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ネットを検索して気づいたことをもう一つ、最近話題のキノコキトサンです。
キノコキトサンに関するホームページを片っ端から見たんですが、これがどうもよくわからない。通常のキトサンと何が違うのか?あるHPには、キノコキトサンにはβ-グルカンが多く含まれているとのこと。なるほど、キノコに含まれるβ-グルカンは、β-1,3-グルカンいわゆるカードランとよばれているものですが、アガリクスなどはこれをうたい文句にしています。
β-1,3-グルカンは、水溶性なのでキトサンの製造過程で取り除かれるはずだし、まぁとにかくキノコキトサンの正体がよくわかりません。もし、知っている方がいらっしゃればお教え願います。
*β-1,3-グルカンとは、D-グルコース(ブドウ糖)が、β1→3結合したグルカンのことで、分かりやすく言えば、ブドウ糖がたくさん繋がったもののことです。
*ちなみに、キトサンはβ-1,4-アミノグルカンと言い、前に何度も話しましたアミノグルカン(D-グルコサミン)がβ1→4結合でたくさん繋がったもののことです。
Posted at 2010年07月02日 17時40分51秒
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ネットで「キトサン」を検索すると、出は出るはいやになるくらい出てきます。その中で、少し目に付いたものを今日は話します。
営業妨害をするつもりは決してないのですが、「イカキトサン」なるものがあったのです。キトサンは、キチンを原料に作るわけですが、このキチンは大部分がカニ殻を原料にして作られています。カニ殻から作るキチンは、正確にはα-キチン(α型キチン)と言います。それに対し、イカの軟骨から作るキチンをβ-キチン(β型キチン)と言います。これはどういうことかと申しますと、1分子当りの構成される元素の種類と数は同じなのですが、立体構造が違うのです。これを化学では、異性体と呼びます。
ここまではいいのですが問題はここから先でして、α-キチンを原料にキトサンにしたものがカニキトサン、β-キチンを原料にキトサンにしたものがイカキトサンである。
これが間違っています。一見間違いのないように見えますが、α-キチンを原料にしようと、β-キチンを原料にしようと、キトサンにすれば同じ構造式になるのです。つまり、α-キトサン、β-キトサンというものは存在しません。
キチンの段階では違うものの、キトサンの段階では全く同じ構造になるのです。
Posted at 2010年07月02日 17時40分27秒
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前回は、キチンについて話しましたので、今回はついでにと言っては何ですが、キチンオリゴ糖についてお話します。
今から十数年前に、たいへんなキトサンブームがあったのですが、実はこのブームのきっかけとなったのは、キチンオリゴ糖だったのです。当時の日本薬学会で、東北薬科大学の鈴木教授(現在は退官されています。)がキチンオリゴ糖の6糖が、マウスにおけるガンに対し縮小および転移を防ぐ作用があることを発表されたのです。
ただし、この実験はマウスの腹腔内に直接キチンオリゴ糖の6糖を投与したものであって、人間に対ししかも経口投与の場合同様の結果が得られるかどうかについては分からないのです。
この後、鈴木教授は責任を感じ、マウスの経口投与の場合のデータもとられました。結果は、やはり優位性があるということが分かったのです。
前に、キチンはN−アセチルグルコサミンがたくさん繋がった多糖類であることを話しましたが、キチンオリゴ糖は、このN−アセチルグルコサミンが2個から6個繋がったものの混合物なのです。もちろん水溶性です。味は昔懐かしいほんのりとした甘さがあります。
鈴木教授が、実験で使用されたのは、キチンオリゴ糖の6糖つまりN−アセチルグルコサミンが6個繋がったものです。
Posted at 2010年07月02日 17時40分03秒
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今まで、キトサンについての話が中心でしたが、今日は「キチン」について説明します。
キチンの原料は、言うまでもなくカニ殻ですが、主にベズワイガニを使用します。ベニズワイの場合、30%のキチン質が含まれ、他に30%のたんぱく質・30%の炭酸カルシウム残り10%が水分です。
そもそも、このカニを使うようになったのは、皆さんもご存知の「カニ風味かまぼこ」がきっかけだったのです。カニ風味かまぼこは、かまぼこにカニ殻から熱水抽出した調味料で味付けします。抽出した後のカニ殻は、それまで肥料や飼料にしていましたが、もっと、付加価値のある利用が出来ないかというところから始まったのが、キトサンの研究だったのです。
先に、キトサンはD-グルコサミンがたくさん繋がったものであるということを書きましたが、キチンはN-アセチルグルコサミンがたくさん繋がって出来たものなのです。D-グルコサミンもN-アセチルグルコサミンも糖の一種で、キトサンもキチンも糖がたくさん繋がったものであることから、多糖類といいます。
実は、この地球上で2番目に多い多糖類がキチンなのです。キチンはエビ・カニなどの甲殻類や、昆虫の外皮・きのこやカビなどにも含まれています。余談ですが、バイオリンの名器といわれるストラディバリウスには昆虫から抽出したキチンを含む塗料が塗られているのです。ですから良い音色が出るのですね。
あっ、忘れていました。地球上で最も多い多糖類は、セルロース(木などに含まれる。)です。
Posted at 2010年07月02日 17時39分42秒
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これまでの話で、キトサンについてイメージしていただけるようになりましたか?今回は、少し話題を変えてキトサンの原料でもある、カニ殻についてお話します。
生物は自身の体を守るために、何らかの防御システムを持っています。例えば人間では、「免疫」という複雑で高度なシステムがあります。
そこで、カニをはじめとした甲殻類はどうかというと、人間のような高度な免疫システムは持ち合わせていません。その代わりに、キチン質を含む硬い殻で覆われています。
もちろん、人間の免疫システムは万全ではありません。そこで、自然にあるいろんな生物が持つ身を守るための成分を人間にも少し分け与えてもらって、免疫システムの弱点を補強するのです。ただし、出来るだけ自然に近い形で摂取することが重要です。
「夢を」で使用しているカニ殻粉末は、この出来るだけ自然に近い形ということにこだわりました。通常、粉末品の殺菌というのは、大変厄介で、熱をかけるか薬品で処理するかぐらいしかないのです。しかし、熱をかけると当然たんぱく質は変性しますし、もっと高い温度をかけると、炭化してしまいます。また、薬品処理ですと薬品の残留が問題となります。
カニは海底に棲んでいるため、そのカニ殻に付着している雑菌も当然の事ながら、地上にいる雑菌とかなり様子が違います。こいつがなかなか厄介で、また生命力が強くて当初は殺菌に手間取っていました。高熱をかければ簡単なのですが、カニ殻には約30%のたんぱく質が含まれ、そのたんぱく質が変性してしまいます。また、30%のキチンが含まれますが、これも壊れてしまいます。
そこで、試行錯誤の上ようやくたどり着いたのが、高圧低温殺菌でした。カニ殻粉末を小さな袋に入れ、大きな釜の中に、その袋をいくつも入れて、圧力をかけるのです。と同時にスチームで熱して殺菌するという手の込んだやり方です。ここにたどり着くまでに本当に苦労しました。
Posted at 2010年07月02日 17時37分19秒
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今回は、いよいよ本題の中分子キトサンについてお話します。
その前に、今までの復習ですが、高分子キトサンは分子量100万以上で、水には溶けません。食物繊維としての機能はあるもののそれ以外の機能性は見られません。ダイエット素材向き。
低分子キトサンとは、いわゆる「キトサンオリゴ糖」のことを言い、水に溶けます。免疫賦活作用(免疫増強作用)をはじめ、人体にとって有益な作用が多く報告されています。欠点は、値段が高いことです。
さて、中分子キトサンですが、分子量は高分子キトサンと低分子キトサンの中間のもので、「夢を」・「夢いっぱい」で使用しているものは、分子量が7万から9万程度のものです。その特徴は、高分子キトサンと低分子キトサンの両方の長所を併せ持っています。つまり、食物繊維としての機能を持ち、なおかつ免疫賦活作用をはじめさまざまな有益な機能を併せ持っています。
この中分子キトサンは、水には溶けませんが2週間から1ヶ月程度摂り続けますと、腸内細菌により一部が分解されキトサンオリゴ糖となって吸収されるようになります。そのため、低分子キトサンの特徴を併せ持っているのです。
私どもは、過去の経験や多くのデータより中分子キトサン・キトサンオリゴ糖・キチンオリゴ糖・カニ殻粉末の組み合わせが最適であると考えています。 特に、中分子キトサンには、20年以上もの歴史があり愛用され続けています。確かに、10数年前のキトサンブームは去りましたが、いまだにキトサンのファンが 支え続けていらっしゃることに感謝しております。
Posted at 2009年12月02日 13時08分03秒
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今回は、低分子キトサンについてお話します。中分子キトサンが抜けてるじゃないかとおしゃられる方もいるかもしれませんが、次回にします。
一時「水溶性キトサン」なるものが流行った事がありましたが、前にも書きましたように、キトサンは水には溶けません。しかし、酸性溶液例えば塩酸溶液には溶けますので、キトサンをいったん塩酸溶液に溶かし、その溶液を乾燥させれば、粉末になります。この粉末を水に入れますと、確かに溶けるのですが、 この粉末は、「水溶性キトサン」とは断じていいません。正確には、この粉末は「キトサン塩酸塩」というのです。何度も言うようですが、決して水溶性キトサンではないのです。
このような、キトサン酸性塩(塩酸塩や乳酸塩・アスコルビン酸塩「ビタミンCです。」)は当たり前の話ですが、水には溶けます。しかし、水に溶けるからと言って、吸収がいいということとは全く別問題なのです。キトサンが体に吸収されるためには、分子量がある程度小さくなくてはいけないのです。
前に、キトサンはD-グルコサミンがたくさん繋がったものという話をしましたが、このD-グルコサミンが少量繋がったものをキトサンオリゴ糖(またはオリゴグルコサミンとも呼びます。)といいます。それでは、少量と言うのはどの程度か?答えは2〜10個程度繋がったものの混合物です。
このキトサンオリゴ糖は、水に溶けます。従って水溶性キトサンと呼べるのはキトサンオリゴ糖だけなのです。
Posted at 2009年11月24日 15時20分21秒
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高分子キトサンとは、通常分子量が100万以上のものをいいます。それでは、どうやって分子量を測るのかということですが、決められた量のキトサンを正確に測り、決められた濃度の酸性溶液をつくります。その溶液の中に、秤量したキトサンを入れ完全に溶かします。そうしますと、分子量の高いキトサン溶液ほど、ドロドロになるんです。このドロドロ具合を粘度というんですが、粘度を測定して分子量を測るのです。
粘度と分子量の相関表というのがあって、粘度が分かれば分子量がわかるようになっているのです。
さて、皆さんもどこかで見たことがあると思うんですが、キトサンを溶かした溶液に、油を注いで、ぐるぐるかき混ぜれば、あら不思議キトサンと油が固まってしまうあの写真。見たことあるでしょう?そうです、少し前にはやっていたキトサンダイエットで必ず使われていたあの写真です。これに使用されていたのが、高分子キトサンなのです。
高分子キトサンですが、これは分子量が高すぎるため、体内に入っても吸収されることはありません。ですから、食物繊維としての機能はあるのですが、食べても吸収されずに排泄されるのは、もったいないと思いませんか?
Posted at 2009年11月19日 12時18分50秒
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健康食品で使用されるキトサンには、いろんな種類があります。前回お話した脱アセチル化率(DAC)による違いもありますし、もう一つその機能に非常に大きな違いが出てくるものがあります。それは、分子量です。
実は、キトサンは膝関節の痛みでよく使われるグルコサミン、正式にはD-グルコサミンがたくさん繋がったものなのです。それでは、いくつぐらい繋 がっているのかといいますと、いわゆる高分子キトサンでは、分子量が100万以上、D-グルコサミンの分子量は179.17ですから、100万÷179.17=5581.29 つまり高分子キトサンは、D-グルコサミンが5500個以上繋がったものなのです。
キトサンには、大きく分けて高分子・中分子・低分子キトサンの3種類あります。言葉のイメージからすると、高分子キトサンは高級で、低分子キトサン は安物っぽいイメージを持たれるかもしれませんが、実はその逆でして、分子量が小さくなる(低分子になる)ほど、値段は高くなります。
次回は、高分子キトサンについてお話します。
Posted at 2009年11月15日 18時02分51秒
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