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よろずのフロク 広州・中国編

中国語学習の落とし穴(1) 【粥菜坊パパのフロク】

何か新しい言葉を学習しだすと、実際に使ってみたくなるものですが、中国語の場合、その多様性からちょっとした注意点があります。

中国の人であれば、誰でも私たちが習う中国語(普通話)が普通に話せると思うと、そうでもありません。年配者の中には、全く普通話が話せなかったり、若い人は通常普通話を話せると思っていよいですが、故郷の方言の影響から聞き取りにくかったり…。たとえば、私のかみさんの故郷である広州に行くと、広東語には巻き舌音がないため、巻き舌音が不得意です。ピンインでいう shiはsiに聞こえるし、chiはciに聞こえるといった類です。四声が間違うわけではないので、聞きとれなくはないのですが、普通話を習いたての人にとってはなんとも頭が混乱する話です(逆に言うと、四声さえしっかりしていれば結構通じるということです)。さらに、普通話の中に広東語も混じったりしますので、わけがわからなくなることもしばしばです。中国語学習者の方は、こうしたことがあってもめげずに前進しましょう。(粥菜坊パパのよろずのフロク

Posted at 2010年10月21日 08時53分51秒  /  コメント( 0 )

点心って、なぜ「点」に「心」? (粥菜坊パパのフロク)

日本でもおなじみのヤムチャ、日本では食事と思っている方も少なくないですが、漢字では“飲茶”(広東語でヤムチャと読みます)と書いて、食事と食事の間に点心をつまみながら、お茶を飲むのがヤムチャです。さて、焼売や春巻、、餃子や団子といった点心、なぜ点心というのでしょうか?中国では、はっきりと料理と点心を分けていて、間食・軽食・お菓子の類で、禅の言葉『空心(空き腹)に小食を点ずる』からの言葉とは有力な説の一つです。ただ、いつもうちのかみさんが言っています。「ひとつひとつ、つまり一点一点、心を込めて作るから点心というようになったのでは」と。確かにありえますね。日本では、機械で作られた点心を目にすることがありますが、広州ではひとつひとつ手作業で作るのが点心なのです。(粥菜坊パパのよろずのフロク


粥菜坊の焼売も一個一個丁寧に作ります。

Posted at 2010年09月19日 08時17分28秒  /  コメント( 0 )

「これ、何?」の黒いデザート 実は定番です (粥菜坊パパのフロク)

「これって、何ですか?」セットメニューの最後のデザートでよく受ける質問です。粥菜坊では、皆さんがあまりご存知ない中華デザートをあえてご紹介しているからです。日本では、中華デザートというと杏仁豆腐一辺倒で、それ以外は少ないのが残念でなりません。そこで、広州・香港の定番デザートのひとつ、豆類などの穀物を煮込んだデザートを多くご紹介しています。大衆的なデザート屋さんでよく見られるものです。その中でも粥菜坊がよく作るのが黒ゴマをすり潰して煮込んだ「芝麻糊」(中国語や広東語で「ジーマーウー」や「チーマーフー」)という「黒ゴマのお汁粉」のようなデザートです。ただ、「黒ゴマのお汁粉」と紹介すると、日本のお汁粉とは随分違うのでけげんな顔をされてしまいますが。また、温かい芝麻糊をお出しするとよく驚かれますが、中国では温かいデザートも一般的です。中国では、体を冷やすのを避ける傾向にあるので、プリンやババロアの類いでさえ、温かいものも好まれています。(粥菜坊パパのよろずのフロク


広州の大衆的なデザート屋さん。 
メニューは全部穀物を煮込んだものです

Posted at 2010年09月16日 08時32分10秒  /  コメント( 0 )

値切り交渉術 (粥菜坊パパのフロク)

在日中国大使館から中国からの旅行者へ“物を買う時に値切らないように”というお知らせが出されました。そうなんです。うちのかみさんもすごいんです。たとえば、中国国内の旅行先で100元のお土産品があるとします。欲しそうにしていれば、お店の人が「いくらなら買う?」と言ってきますが、彼女は、なんと1割程度の「10元」と言うのです。日本人なら、せいぜい7〜8割ですよね?隣リにいてハラハラします。確かに、自分が思っている値段を先に言ってはいけないと聞いたことがあるので、とんでもなく低い10元と言うのも一つの方法かもしれません。そして、ここから腹を探り合う交渉が始まるのですが、本当に10元で買えてしまうこともあるから驚きです。このように、中国の人は、多かれ少なかれ定価のない世界で揉まれて育ちますから、日本で値切ろうとするのも不思議ではありません。そう考えると、日中ビジネスに携わる方々は、中国側と交渉する際は、そんな環境で育った人達が相手であることを念頭に、相当タフに臨まなければなりませんね。(粥菜坊パパのよろずのフロク


雲南省大理にて この大理石も10分の1で購入

Posted at 2010年09月10日 14時41分09秒  /  コメント( 0 )

中国の月餅 (粥菜坊パパのフロク)

中国のかみさんの親戚から月餅が届きました。もう中秋節(旧暦8月15日)なんですね。今年は9月22日だそうです。この時期、中国では月餅を親戚や友人に贈ったり、手土産に訪れる風習があります。私も中国に留学していた頃、居候していたご家庭の部屋にはもらった月餅が積み上がっていき、日々月餅を食べ過ぎた嬉しかったような(?)辛かったような(?)思い出があります。さて、下の写真は今回届いたうちのかみさん一番のお気に入りの“蓮香楼”の月餅です。口にしているのは、4分の1サイズなので、1個は日本の月餅よりもずっと大きいのが判ると思います。中は蓮の実の餡で、黄色いのはアヒルの卵。餡の甘さが卵の塩味でマイルドになっています。餡は柔らかくてすっと切れ、皮は薄くて手に油がつくのが美味しいサインだそうです。4個入りですから、かみさんは大事に大事に少しずつ食べています。(粥菜坊パパのよろずのフロク


(左から)4分の1がこのサイズ、手につく油が美味しいサイン

Posted at 2010年09月10日 14時11分21秒  /  コメント( 0 )

エスカレーター通勤(粥菜坊パパのフロク)

私が香港で住んでいた頃、干徳道(Conduit Road)に住んでいて、オフィースは中環(セントラル)にありました。干徳道といえば、張国栄(レスリー・チャン)や劉徳華(アンディー・ラウ)が出演していた“阿飛正傳”(『欲望の翼』)の舞台にもなった道で、なかなかの趣きがある道です。

さて、干徳道は山頂(ヴィクトリア・ピーク)の中腹にあって、交通はちょっと不便。ところが、中環というビジネス街までなんとエスカレーターがあるのです。もちろん1本のエスカレーターではなく、20数本のエスカレーターを乗り継いで約15分。片道一本しかなく、朝10時までは下り、それ以後は上りという具合で、隣りには階段があります。ところが、朝、忘れ物をすると大変なことに。エスカレーターは上に行くほど長くて急ですから、そこの階段を登らなければなりません。エスカレーター通勤なんて、なかなかないでしょうね。(粥菜坊パパのよろずのフロク


エスカレーターの終点 干徳道

Posted at 2010年08月30日 09時15分40秒  /  コメント( 0 )

方言(広東語)の方言(台山語)(粥菜坊パパのフロク)

広州や香港で話されている言葉は、広東語といって普通話(中国語の標準語)とは全然違う、いわば中国語の方言です。中国国内であっても、広東語が使われていない地域で広東語は全く通じません。まぁここまでは、よく知られた話なのですが、私のかみさんの親戚の田舎に行ってビックリ。広州からバスでたった2〜3時間ぐらいの場所なのに、地元の人は台山語という広東語の方言を話していて、広州出身の人間も会話に四苦八苦です。広東語にさらに方言があるなんて、思ってもみませんでした。中国の広さ恐るべしです。

ところで、そんな台山のすぐ近くにある開平にもうひとつビックリ。そこはあまり知られていない片田舎なのですが、古い洋館群があって、なんと世界遺産にも指定されているのです。米国に渡って成功した華僑の人の遺産だそうで、中国風と洋風が融合した実に興味深い建築群です。こんな人里離れたマイナーな場所に世界遺産があるなんて。華僑の拡がりも恐るべしでした。(粥菜坊パパのよろずのフロク


こんなマイナーな所に世界遺産が…

Posted at 2010年08月28日 07時47分01秒  /  コメント( 0 )

語学学習の落とし穴(粥菜坊パパのフロク)

私は中国語の勉強を20年前、ニューヨークで始めました。永六輔さん似の台湾人の熱心な先生だったのですが、ちょっとなんか変…。さて、その先生は熱心なことに、わざわざ自分がテキストを読んだのをカセット・テープに吹き込み、生徒たちに配ってくれていました。私も自宅でそれを丸暗記するように、抑揚を真似て繰り返し練習していました。そんなある時、中国人の友人に、中国語の勉強を始めたと自慢げに話して、そのカセット・テープを聞かせたその途端、奇妙な顔をして“Is he gay?”……。 ということは、練習していたのは、おねぇ調?語学学習の全く予期しない落とし穴でした。(粥菜坊パパのよろずのフロク

Posted at 2010年08月28日 07時39分45秒  /  コメント( 0 )

広州にみる羨ましいこと(粥菜坊パパのフロク)

最近は、行方不明高齢者が多いことが発覚し、同時に家族や人の希薄な繋がりもひとつの問題となっています。これは中国では少なそうな問題で、私が中国を羨ましく思う点でもあります。毎朝公園に行って仲間と集まり、ダンスや太極拳をして、歌ったり、ゲームをしたり…その後は、ヤムチャのお店でお茶を飲みながら点心をつまみ、週末には子供夫婦や友人が訪れて来るのが普通です。広州に行く度、「歳老いても楽しそうだなぁ」と毎回思うのです。多くの人がお互いに関心を持ち合って連絡を取り合い、こうした人の繋がりは大都市の広州でもしっかり根付いているのに驚きです。そこには日本が失くした大切なものがあるような気がしてなりません。(粥菜坊パパのよろずのフロク


高齢になっても楽しそうです

Posted at 2010年08月28日 07時38分43秒  /  コメント( 0 )

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