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2011-06-20

宮城炊き出し行脚 (4)...

2011年6月19日(日)

●行脚二日目 6月8日(水) 南三陸町歌津地区名足Part2

8日の夜、歌津地区名足での炊き出し場面が、NHKの宮城県内で報道されました。ラジオでも報道されたそうです。でも、その報道に至るには、ちょっとした苦労話があるのでご紹介します。


インタビューを受けています

今回の炊き出し行脚で苦労したことの一つは、炊き出し場所の選定です。今回は、行政の手がなかなか届かない場所を考えたため、社会福祉協議会や災害ボランティアセンターは通さず、『ふんばろう東日本』のコメントを一件一件読んだり、いろんな災害掲示板に載せたりという個人的接触を模索しました。(実は、炊き出し場所を見つけるのも大変なエネルギーが要ることなのです)

そうこうするうち、ママ'sハートプロジェックト というブログで2カ月半も経つのに未だに電気も水もない場所があることを知ります。何としてもそこに出向いて、力にならなければ。それが、南三陸町の歌津でした。歌津の中でも、その地区は25世帯110食だったので、楽勝っと思ってブログの著者ともちゃんを通して、現地に接触。すると、その地区だけではだめで、隣接2地区を含んだ340食でなければダメという返事とのこと。思わぬ難題が発生します。


歌津の名足…炊き出しの数日前にやっと電気が通り、前日には飲めないけど水道から水が出たそうです

実は、その時、NHKの取材依頼の話があって、何としても歌津の現状をNHKの電波に乗せたいと強く思っていました。テレビにオンエアされさえすれば、大きな注目が集まるだろうし、支援も多く集まるかもしれない。だから、断わられるわけにはいきません。受けましょう、340食。しかも、要望通り持ち帰りができるお弁当形式で(蓋やレジバッグが必要な分、余計に大変です)。そして、やりました。ともちゃんも熱くなって現地と連絡役を買ってくれ、歌津で炊き出しをさせてもらえることになるのです。ともちゃんに涙が出るほどの感謝です。

となると、NHKにとって取材場所は、ほかに廻る2個所でもよいのですが、自分の頭はもう歌津の名足でいっぱいです。何としても、名足に行くよう仕向けました。なぜ名足に炊き出しで行くかを一生懸命説明し、結果、名足に取材が来ることになります。そして、当日の夜、宮城でニュースで報道されることも決まりました。全国で流れる可能性もあるけど、他のニュースの兼ね合いがあるとのことでした。……歌津の名足がテレビの電波に乗る。自分に言い聞かせました、「失敗は絶対許さない」と。


NHKから取材を受けました

失敗は許さないので、手持ちの寸胴鍋よりも更に大きな寸胴鍋を買い、一度に広東粥、中華ちまき各340食を作れる体制を作ります。今回のその鍋の購入で、広東粥なら、炊き出し能力はなんと600食になりました!ちょっとした自慢です。

さて、なぜNHKの取材が入ったかですが、中国のCCTV(中央電視台)とNHKが共同で、在日外国人の支援活動のドキュメンタリーを作っています。CCTVというのは、中国人なら誰でも知っている中国の国営放送で唯一の全国ネットです。そのCCTVで、なんと、4月に粥菜坊の炊き出しが中国全土で報道されていて(私も知らないうちに)、その流れもあって、「また炊き出しに行きますか?」との連絡が入ったのです。被災者にカメラを向けるのは気が乗らず、一度はお断りしました。でも、また再度依頼が来たのです。ちょうど、その頃、歌津での炊き出しの話が進んでいて、当日ニュースでも流れるというし、これは断ってはいけないとOKしたのです。


4月にCCTVのニュースで中国全土で報道されていました

ドキュメンタリーの放送は、中国で8月、日本で9月だそうですが、当日の夜、NHK仙台放送のニュースで流れました。自分は見れなかったのですが、翌日、炊き出しの場所で多くの人が話題にしており、喜んでいる様子に見えました。「おかあさん(うちのかみさんのこと)映ってたよ」とたくさんの人が言います。パパは映ってなかったのかなぁ?でも、よかったぁ。。。喜んでくれて(泣)。本当に涙が出てきました。

電気も数日前に通ったばかりで、やっとテレビも見れたはず。またも神様が仕組んでくれた、そう思いました。少しでも、歌津の名足の人が喜んでくれて、名足により多くの注目が集まれば、それだけで今回の炊き出しは大成功です。ちょっと、いっぱいいっぱいに張っていた気が抜けたような気がしました。明日の炊き出しも頑張るぞ〜ぉ。

TO BE CONTINUED・・・

Posted at 2011年06月20日 08時59分03秒  /  コメント( 4 )