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中国の結婚式レポート(3) 【粥菜坊パパのフロク - 広州・中国編】

招待された人達がだんだん集ってきました。服装は、日本のように堅苦しくなく、女性はほとんどの人がおしゃれしていますが、男性は普段着の人も多くいます。驚くのは、日本のようにお祝い袋の利是(ライシィと発音)にお金を入れて持って来ますが、受付の人はすぐに中身を確認して、一覧表にいくらかを書き込み、その袋にその一部をお返しとして入れて、その人を追っかけて行って返すのです。例えば、500元持ってきた人には、100元頂戴して400元をその袋に入れて返すのです。(このやり方は、結婚式に限らず、利是をもらった時の普通のやり方のようです。)そのかわり、日本のように引き出物が用意されているわけではありません。お金や金額を表に出すことをタブーとする日本のとは違った風習の大きな違いの一つです。


写真:(左から)受付の準備も忙しくなってきました。赤くて長いのは、なんと記名帳です。だんだん人も集まってきました。

テーブルには、初めからお菓子が置かれています。あめ(甘い)や、落花生(子孫の意味)など、こうした行事では付き物のお菓子です。1品目の前菜も運ばれ、ワインを飲みながら(残念なことにビールは出ませんでした)前菜をつまんでいると、会場は暗くなって、サンド・アート(砂で描くアート)の動画がスクリーンに流れます。新朗新婦の出会いから4年間にわたる物語でした。


写真:(左から)テーブルに置かれていたお菓子。1品目の前菜。人も揃ってきました。

そして、進行役が舞台に現れ、その紹介のもと、新朗が舞台に登ります。何やら会話をした後、歌を歌い出しました。そして、舞台から降りて正面に新婦を迎えに行き、そして舞台に連れて戻ります。中国の披露宴も随分とショウ的なものがあるんだなぁと思いながら眺めていました。


写真:(左から)新朗舞台に登場。新婦を迎えに舞台から降ります。新婦を手に舞台に戻ります。

そして、舞台上で新朗が挨拶。両親や友人、関係者に感謝の言葉を述べ、そしてシャンパンタワーとケーキカットをして(日本ほど、セレモニー的ではなく、あっさりしてました)、新郎新婦のご両親が舞台に上がって、新朗の父親が挨拶。嬉しいことに挨拶もこれで終了。日本のように、後から後から挨拶は続きません。ワインやブランディー、ジュースをグラスに入れ直して、新朗の父親の音頭で乾杯です。


写真:(左から)新朗が挨拶。シャンパンタワー。ケーキカット。

音楽とともに、サービス係が子豚の丸焼きを持って一列になって現れ、各テーブルに次々と置いていきます。豚の丸焼きはお祝いには付き物で、結婚式ではひとつのセレモニーになっています。豚の丸焼きというと、丸ごと食べるものだと思っている人がいますが、そうではありません。カリカリと焼きあげた皮の部分だけを食べるのです。


写真:(左から)子豚の丸焼きが登場。食べるのは皮だけなので、食べ終わりはこんな感じです。

ここで、1品目の前菜、2品目の子豚の丸焼き以後の食事のメニューをご紹介します。最後のデザートに果物盛り合わせがあって、全13品のコースでした。


食事中には、新朗新婦とその両親と兄弟と呼ばれる友人たちが各テーブルをお酒をついで回ったり、姉妹と呼ばれる友人たちもお茶を配ったり、祝杯を挙げます。知り合い同士も、テーブルを回って祝杯を挙げ、話して飲んで、大騒ぎです。一気飲みの“乾杯”をやる人はほとんどいませんでした。(日本で言うカンパイの場合、“乾杯”とは言いません。乾杯は、飲み干す意味で、一気飲みを意味します。では何というかというと“身体健康”(サンタイギンホンと発音)と言うことが多いです)


写真:(左から)新郎新婦兄弟が酒を持って祝杯に廻ります。姉妹がお茶を持って廻ります。かみさんは親戚たちとはしゃぎます。

終わりも、誰かの挨拶があるわけでもなく、それぞれの人が周りに挨拶を告げて、三々五々帰っていきます。騒いでういるうち、いつの間にか人が少なくなっていて、そろそろお開きです。すると、親戚が集まって記念写真を撮り、そして皆に別れを告げて会場を後にしました。

こうして長〜い一日が終わりました。式は、仲間同士で楽しそうだったし、披露宴は挨拶が少なくて(新朗とその父親だけ)、日本の披露宴のような堅苦しいものは一切なく、服装も手軽で、会社の上司らしき人も見当たりません。気楽で楽しい披露宴だなぁと思いました。
でも実は、中国で結婚するのは、決めていく過程で、日取りとか、方学とか、風水とか結構大変だと聞いたことがあります。しきたりや昔からの風習も多くありますから、現代化のスピードの中で、そのやりくりに中国に来る都度、面白いなぁと思って見ています。

中国の結婚式レポート(完)

Posted at 2012年10月25日 09時20分46秒

 
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