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中国の結婚式レポート(1) 【粥菜坊パパのフロク - 広州・中国編】

10月上旬、10日間ほど中国広州に戻っていました。今の季節は、すごく過ごしやすい時期。雨も降らないし、熱すぎず適度に温かい。観光にはベストなシーズンのうちの一つです。

さて、今回の帰省の主な目的は親戚の結婚式でした。“へぇ、中国ではこんなことするんだ”的なことが多々あるので、その辺を柱に中国の結婚式をレポートしたいと思います。


写真:(左から)披露宴の案内状。新朗の両親に渡す利是(広東語でライシィと発音、お祝い袋)。
披露宴の案内状には、農歴の日付も入っていることが興味深く、招待人は親になっています。紫色というのは、新朗新婦の好みのよう。通常は赤色です。

結婚するのは、かみさんの叔父さん(お父さんの弟)の孫(息子の息子)で、27歳の阿君(ア・クワァン、名前が招志君なので最後の一字を取ってそう呼んでいます)。式といっても、神様の前に並んで1時間も2時間も、うんじゃらかんじゃらというものはありません。なかば、周りの人たちで盛り上げるお遊びみたいな感じで、それが真面目な結婚式なんです。事前にスケジュール表が配られ“兄弟”(ヘンダイ)、“姉妹”(ゼェムイ)と呼ばれる20人ぐらいの友人たちがサポートするので、結構細かく何時何分に誰が何をすると決められています。また、車も10台近くで連なるので、どれに誰が乗るか一覧表がありました。

前日には、親戚何人かが集まってちょっとした打ち合わせ。夕食後、新朗がシャワーを浴びパジャマに着替えて、儀式も一部始まります。伯叔父にあたる私にも役割がありました。好命と言って円満な家庭を持つ人が受け持つそうです。“一梳梳到落尾。二梳梳到白髪斉眉。三梳梳到児孫満地。”(ずっと一緒、子孫繁栄的な意味です)という文言を広東語で暗記して(ギョ!)、唱えながら彼の髪に三回くしを入れるのです。きっと両者とも照れ臭いんだろうけど、真面目にやりました。ベッドメイクも私達夫婦の役割で、下の通り。マンションの玄関には、赤い貼り紙も貼られ、部屋の飾り付けも終わって新婦を迎える準備完了です。(一体いつまでこの真赤っかなシーツ使うんだろう?気になる)



さて、いよいよ結婚式の当日。わが夫婦も朝8時には、新郎・阿君の家に到着。化粧師と呼ばれる方も到着して、先ずうちのかみさんからスタートして親戚たちが化粧します。さすがに、私は遠慮しておきました。叔父さん夫妻も着替えを終えて花嫁を待ちます。
タキシードに身をまとった兄弟と呼ばれる友人たちも全員が時間どおりに集まって、これから新郎と兄弟たちが花嫁を迎えに出発です。


写真:(左から)かみさん化粧中。新朗と叔父さん夫婦。新朗と兄弟たち。

マンションの前では、出陣式(?)。 クラッカーも巨大です。飾った車8台に新朗、兄弟に親戚の総勢40名弱が車に乗り込んで、ハザードランプを点灯させて一列に連なってパレードです。先頭車だけでなく、後続車も飾りを付けるので、他の車も結婚式だと判りパレードに協力的です。こんな風にして花嫁を迎えに行くのです。

写真:(左から)クラッカーの大きさにビックリ。先頭車に新朗が乗っています。新朗が花束を持って新婦を迎えに車を降ります。

パレードで街中を30分、花嫁・阿(広東語でアケイと発音)が住むアパートの前にやってきました。門の中では、姉妹と呼ばれる新婦側の友人達(彼女らが身にまとったお揃いのドレスが可愛い!)が、待ち受けています。“嫁さ〜ん、来ました。門を開けて下さい”“○★※△●…”的なよく聞き取れない広東語の押し問答が繰り返されること約15分、やっと門を開けてくれます。さらに、建物の扉がありました。その扉の前で、“鍵を下さ〜い”“※△●∫□☆…”と押し問答が、また15分。両サイドともやり取りをとても楽しんでいるのはわかるのだが、訳の判らない私には結構つらい。


写真:(左から)アパート手前の曲り角で気合入れ。アパート門の前で押し問答。門があくと、今度は建物の鍵を貰うのに押し問答。

その間、兄弟たちはこんなゲームもしていました。海苔をくわえて、次々口移ししていくのです。しかも最後の人はそれをパクリ。あ〜、これは辛そう。そのうち、鍵がもらえて、やっと中に突入。花嫁は2階にいるそうです。


写真:(左から)兄弟たちのゲーム。やっと玄関が開いて中に突入。そして、2階へ。

今度は、花嫁がいる部屋になかなか入れてもらえません。姉妹たちの前で、パネルに用意された誓いの言葉みたいなものを読み上げさせられて、そしてやっと部屋へ。しばらく言葉をかわした後、行われたのは大勢の人に真近に囲まれる中でのチュッでした。


写真:(左から)部屋の手前には姉妹がぎっしり。読み上げた誓いの言葉のパネル。皆の目の前でキス。

この後、親戚は大通りの飲食店へ移動し、昼食。新朗は、新婦の両親と飲茶の儀式などひと時を過ごして、新婦を自分のマンションへ連れて行きます。
帰りも例によって、パレードですが、広州には結婚の際によく使われる縁起良い道があります。“同福路”という通りで、幸福駅みたいなものでしょうか。その通りも通って、いろいろ遠回りして、無事花嫁を連れて戻りました。


写真:(左から)花嫁が車に乗ります。そして、マンション前に到着です、赤い傘が印象的でした。

そして、いよいよこれから、新朗の自宅で結婚の儀式です。

(TO BE CONTINUED・・・)

Posted at 2012年10月22日 22時37分06秒

 
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