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東北応援レク・ツアー (5)東松島野蒜BBQ編 【粥菜坊パパのフロク - ブログ編】

2012年8月6日(月) 

この日は、最終目的地・東松島野蒜の門馬さん宅でBBQ。早朝、粥菜坊の車5名と香港クルー6名は、ニュー泊崎荘を後にして目的地に向かいます。庭野総理一行の4名は、前日午後2時頃野蒜に向けて出発済み。いろいろ立ち寄っているはずですが、既に到着のはず。私達は、途中、香港クルーの人達に南三陸町志津川にある防災庁舎の悲劇を教えるため、立ち寄りました。写真などで防災庁舎は知っていたようですが、近くにあるとは知らず、急遽時間をかけて取材を開始。そう、この防災庁舎は、津波が来ていますと避難誘導の放送をし続けた女性(遠藤未希さん)をはじめ約20名が亡くなった場所。今でもたくさんの花が供えられていました。

すると、献花の中に三浦冬生君の三浦毅さんへメッセージを書いた野球ボールを発見。三浦冬生君は、歌津中学校野球部だったことから、日本テレビ『Going』でKAT-TUNの亀梨和也さんの訪問を受け、対戦して勝った青年です。冬生君は、粥菜坊がお粥を送ったことがあるお母さんと一緒に、前日ニュー泊崎荘に私達を訪れてくれています。三浦毅さんは、遠藤さんの上司で、遠藤さんの後を受け、最後の最後にマイクを手にした方。冬生君の野球のコーチでもありました。冬生君が書いたメッセージを読むと、当時の悲劇が伝わってくるようです。


写真:(左から)現在の防災庁舎。津波の瞬間の防災庁舎屋上(拡大して見て下さい。屋上の鉄柱と柵にしがみついた10名が生き残りました)、三浦冬生君の毅さんへのメッセージ

さて、防災庁舎での時間もそこそこにして、急いで野蒜に向かいます。朝9時到着予定にあわせ、Mさんが車を飛ばしてくれました。およそ一年ぶりの野蒜の風景…あまり変わっていませんでした。ところが、門馬さん宅に着くとちょっと驚き。ロゴが入った“チーム サークル・はーと”の看板がド〜ン。そして、離れは2間を1間に改装して、広々となっていました。これなら、部屋の中だけでも20人や30人平気で集まれそうです。


写真:(左から)チーム サークル・はーとの看板。離れの手前側から。離れの奥側から。

“チーム サークル・はーと”には、私達支援仲間にはちょっとしたストーリーがあります。
津波襲来時、門馬かあさんはご自宅で屋根まで届く高さの津波に呑まれ、門馬とうさんは車で流されるものの、ともに九死に一生をえます。避難所に入ると、落ち込む暇もなく、自宅に通って、目茶苦茶になった自宅を修復。しかも、ボランティアさん用にと離れまで修復。そんな中、支援物資を持って訪れた高野さんもその元気さに驚きます。ところが、しばらくして再度連絡をとると、元気がない。心配して、再度訪れたのが昨年8月です。私も同行しました。「元気出しなよ。皆を集めて、縫い物でもやってよ」って持ち込んだのが手芸品です。四百数十世帯あって、戻ってきたのは二十数世帯、バラバラになったコミュニティ。高野さんは、この人ならコミュニティの再建ができると考えて、そう仕向けました。でも、その時はやる気のない返事。「でも、手芸品は置いていくから」と去ってから1カ月。なんと「周りに声をかけて、やってみる」との返事が来ました。飛び上るほど嬉しくて、駆けつけたのが10月です(東北で応援 “ワイワイ手芸&「一鳥二石」BBQ”)。 その後は、毎月10数名が集まって、その離れでおしゃべりしながら、手芸を楽しみ始めます。粥菜坊の『被災地食事支援プログラム』からも、しっかりしたコミュニティを作って欲しいとの願いから、お粥や粽を何回か送りました。。手慣れて来ると、ママsに集まる支援仲間たちが、販売へと仕向け、包装を手掛け、催しで販売したりと一丸となって、陰ながら応援します。粥菜坊ももちろん、イベントやお店で販売をお手伝いしました。

さらに、最近では、地元の医療生協さんの支援を得られるようになって、包装も販売も自分達で始めています。受注も結構受けているようで、独立の気持ちが芽生え、グループ名も自分達で選び、歩み始めたのです。そのグループ名が、“チーム サークル・はーと”というわけです。


写真:(左から)門馬かあさん元気ない頃(昨年8月訪問時)。やる気を出して手芸の集まりスタート(昨年10月訪問時)。川崎国際交流センターのイベントで野蒜のエコたわし販売(今年3月)。

門馬かあさんは、両足が悪いらしく、2本の杖を持って歩きます。それでも、自分が被災者でありながら、いち早く立ち直って、被災者の支援もするし、地域の高齢者の世話もしています。花や木が好きで、よく話しかけています。話好きで弾丸のように止まらない話しが飛んできますが、それが面白く、心に響くことが多いので、聞いてて全くいやになりません。門馬とうさんは、横でいつも大人しく朗らかな顔で聞いています。ちょっと、口をはさむことがあると、これがまた心に響くことを言うんです。

こんな門馬ご夫妻が語ることを、是非記録に残したい、香港の人達に紹介したいと思って、香港クルーに取材してもらいました。門馬ご夫妻、快く協力してくれて、たくさん語ってくれました。そして、チーム サーク・ハートの様子や粥菜坊主催の暑気払いBBQの様子も取材していって頂きました。


写真:(左から)香港クルーが門馬ご夫妻取材中。サークルハート活動中。エコたわし紹介文。

BBQは、医療生協の方々が朝早くからしっかり準備してくれていて、いろんなお手伝いをしてくれました。なるほど、こういう方々が一緒なら、サークル・ハートの活動も安心できる、いろんな相談に乗って頂けると安心しました。今回も、お肉や海老、お野菜はもちろん、お粥も作りました。今回は、食材調達の難しさからお店でもめったに作らない“干し牡蠣粥“。生牡蠣とはまた違って、牡蠣の味が干すことで濃厚になっています。自己紹介の時間では、多くの人から「元気になった」「頑張れる」という声が聞けて、余興では皆で歌を唄ったりもしました。昨年9月の東名(野蒜の隣り町)での炊き出しを思い出して、お礼を言ってくれる人もいました。楽しい、楽しいひとときでした。




門馬とうさんが、「ここにいる人は皆さん前向きの人ばかり。心配しないで。」と言ってくれました。頼もしいです。でも、周りにはまだまだ前向きになれない人達の方も多いはずです。このチームの元に、もっともっと多くの人が集って、門馬さんに引き込まれるように、たくさんの人が前向きになって行くことを願ってやみません。

おわり間際には、門馬かあさんに「今度は私達が招待しようよ!」って大きな声で言っている人がいました。この上なく嬉しい一言。もし、そんなことがあったら、もちろん喜んで何もかも投げ捨てて駆けつけます。

“心は丸く、気は長く、一歩一歩、前向きに”・・・門馬かあさんが、チーム サークル・ハートのキャッチコピーに選んだ言葉です。全てを受け入れる懐の大きさを表している気がします。心は、とげとげしくあってはいけません。門馬さん、ありがとう。



TO BE CONTINUED・・・

Posted at 2012年08月21日 00時27分56秒

 
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