メインメニュー

宮城炊き出し行脚 II (8)異国の地で頑張る女性、家族のために! 【粥菜坊パパのフロク】

プロローグ それはアヒルの一声で始まった
第1章 テーマ『交流』と炊き出しメニュー
第2章 支援が繋ぐ熱き仲間たち
第3章 誰でも受け入れるオープンな青空食堂
第4章 たかが炊き出し、されど炊き出し
第5章 次なるステップへ=『今、粥菜坊にできること』
第6章 虹のフィナーレ、そして南三陸へ

第7章 異国の地で頑張る女性、家族のために!

9月23日の夜はニュー泊崎荘という民宿に泊まりました。長いこと避難所になっていたその民宿は、随分片づけも進み、食事も民宿らしい正常な状態に近づいていました。8月に泊った時は、給食のような食事でしたから。そして、翌日早朝、いよいよずっと気になっていた中国人のKCさんが待つ港仮設住宅に向かいます。


ニュー泊崎荘。つい先日まで避難所になっていました。

自分も海外に6年住んでいたことがあり、日本人と知り合うと凄く嬉しかったものです。務めていたのは日本の会社ではなかったので、言葉上のストレスも相当で、日本人とは仕事上のコンペティターの枠を超えて付き合いました。そんなこともあったので、彼女のことずっと気になっていたわけです。

かみさんとKCさんは、電話で何回もやり取りしているものの、会うのは初めてで、やっと会うことができました。笑顔満面の対面です。先ずは、少しの中国の食材やリクエストを受けたテーブルなんかを引き渡し、しばらく広東語で会話がはずみます。ポイントは広東語なんです。広東語が話せるというのは、同じ中国人の中でも同郷に近い、考え方が近いということ。また一線違うのです。かみさんも、広東語を話せる友人はなかなかいないので、親しみを持てるのかもしれません。しばらくして、気仙沼からKCさんのお友達も、お子さん2人を連れて駆け着けました。彼女も広東語を話す、中国南方出身の方でした。


(左から)KCさんとツーショット。気仙沼からもKCさんの友人が駆けつけました。

KSさんは、小さなお嬢ちゃん2人を抱えるママ。仕事は毎日で、休みはありません。この日は、わざわざ休みを取ったのです。子供が病気で休みたい時も、仕事場に休めるような雰囲気はないそうで、それが悩みでした。それでも、家を流された今、一度掴んだ仕事を失うわけにいきません。そんなママは、とても明るい頑張り屋さんでした。(後日、ニュー泊崎荘に仕事が見つかり、洋菓子作り関係で仕事を始めました。ニュー泊崎荘のロールケーキは、南三陸町で唯一残った洋菓子店ということで、日本中から注文が殺到して忙しいのです。家庭事情に理解があって、働きやすそうです)

困ったことに、志津川病院が被災した今、南三陸町に病院はありません。お嬢ちゃんにぜんそくがあるらしく、車で仙台まで(2時間ぐらい?)行くそうです。早く、南三陸町の中心街志津川に復旧して欲しいものですが、その様子は何も進んでいるようには見えません。国の遅々とした対応に、瓦礫が片付いた(正確に言うと、寄せられて積み上げられた)程度です。異国出身の彼女にとって、ストレスになることが多すぎます。もっと早く何とかならないものだろうか(怒)!

さて、一方では、ミニバザーの用意、炊き出しの用意が着々と進みます。下の写真の衣類、全部粥菜坊が持ち込んだものです。他の仲間が持ち込んだ生活用品はというと、全世帯分に均等に分けて配るということで、集会部屋に持ち込まれました。女性陣、かなりワイワイしながら、服を選んでいました。サイズがぴったりのもの、見つかると大はしゃぎ。かなり楽しそうに進む中、完売しました。また、今回も冷凍の中華粽を全世帯に2〜3個配りました。嬉しいことに、前回配ったのが好評だったのです。




(左から)ちょうど良いサイズが見つかってVサイン。中華粽を全世帯に運搬中。

港仮設はこじんまりした32世帯。人数も100人前後ということもあって、炊き出しも和やかに進みます。メニューは前日と同じ。お鍋を持ってきて取って行く人、腰をおろして賑やかにやっていく人、中には手伝ってくれる人もいました。


仮設の方も一緒に調理。ここでもブルーシート&机が大活躍。ワイワイがやがや。


お嬢ちゃんたちも大喜び。美味しいデザートもありますよん。

余裕があるこの日は、キャッチボールや風船作りも始めました。


(左から)支援仲間Iさんと少年。支援仲間Uさんが風船作りを伝授。

この2日間、天候にも恵まれ、とても楽しく過ごすことができました。下の写真をみると、港仮設の人たちとも、もう友達という感じでしょ?これから冬になるので、今年最後かもしれません。ま「た、来年きっと来てね」という言葉を受けながら、お別れしました。また、ひとつのドラマが終わるようでした。



TO BE CONTINUED・・・

Posted at 2011年11月01日 01時44分28秒

 
この記事へのコメント
コメントを書く



== このコメントはサイト管理者による確認後に反映されます ==

== 半角英数字のみのコメントは投稿できません ==

*印の項目は必須入力項目です *

*