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宮城炊き出し行脚 II (5)たかが炊き出し、されど炊き出し 【粥菜坊パパのフロク - ブログ編】

プロローグ それはアヒルの一声で始まった
第1章 テーマ『交流』と炊き出しメニュー
第2章 支援が繋ぐ熱き仲間たち
第3章 誰でも受け入れるオープンな青空食堂

第4章 たかが炊き出し、されど炊き出し

粥菜坊の炊き出しもこれまで7か所、8回。心にずっとすっきりしないものがありました。食材、器具を持って行くなら、物資を満載にして持っていった方がいいんじゃないか? 炊き出しなんて、所詮一回分の食事。5時間もすれば後に何も残らない。確かに、喜びを伝えてきてくれる人もいるが、ほんの一握り。全体的にはわからない。お粥を作れば、食べないであからさまに拒否されることもある。日本のお粥をイメージすれば、あっても仕方ないこと。へこまないわけではない。……こんなことの連続でした。

でも、炊き出しって誰もが出来ることじゃない。自己満足でも構わない。100人に食べてもらって1人でも喜んでくれる人がいればいいじゃないか、お金をとるわけじゃないし。よし、やり続けよう。粥菜坊だからできること、見つけよう。こんな心の葛藤が何回かありました。

さて、話は元に戻りますが、餃子を焼き始めると、また行列が。6つの卓上コンロとフライパンを使って、2つは蒸し焼き用、4つは仕上げ用でパリッと焼きあげます。蒸し焼き用→仕上げ用の流れを作って、どんどん焼いていきます。多くの人が、餃子は最初に油を入れるものと思い込んでいますが、そんなことありません。最初は水だけで蒸し焼きして、最後に油を入れて焦げ目を付ける方がずっと失敗は少なくて済むのです。どんどんどんどん焼きあげていきます。


餃子を焼きながら現地の人と談笑

すると、たくさんの人たちが餃子を受け取りながら、話しかけてくれ始めます。お粥・もつ煮を既に食べた人たちも多いので、「こんなお粥が美味しいなんて知らなかった」、「お粥、美味しかったよぉ〜。感動しちゃった。」「もつ煮に入ってた、あれって何?」(答えはハチノス)なんて言いながら、餃子を貰って行きます。お粥をおかわりする人もたくさんたくさんいました。社交辞令でなく、ホントに美味しんだって心に響き、感激が止まりません。若い女性で、何回もおかわりしながら「こんな美味し餃子初めて。生きててよかった」なんて言ってくれた人もいました。重い言葉です。また涙が溢れてきました。

心の葛藤から、解き放されるようでした。そうだ、今までも実はこんなに喜んでくれていたんだ。今までは、食べる場所がなくて持ち帰っていたから、そんな会話をする場所もなかったんだ。自分達も3−4人で、作るので精一杯。そんなチャンスもなかったわけです。涙が止まらず、こそこそ裏手に回りました。炊き出し、やっててよかった。たかが炊き出し、されど炊き出し。捨てたもんじゃないじゃん。裏手で涙を拭っていました。
餃子は約1000個用意しましたが、またたく間に完売。焼きあげの失敗は1個もなく、自分は食べ損ねてしまったのが、残念でした。

さてさて。ママ'sハートキッチンはこれで終わりません。この後も凄い。なんと、飲物コーナーの一部がデザートコーナーに。メンバーのEさんが張り切って用意してくれました。こんな炊き出し、なかなかない!


わあ〜、美味しそう。

このほか、飲み物も一日中飲み放題。そして、Uさんが岐阜から持ってきたクッキー。なんと、幼稚園の関係者が焼いてくれたもので、子供たちのメッセージ付きでした。こんな嬉しいものまで、配られたんです。


園児からのメッセージには、“頑張ってね、負けないでね”とありました。

いやいや、それでもまだ終わりません。遅れて来た人、食べ足りない人、きっといるはず。そして、仕事を終えたボランティアの人も、どっと来るはず。お粥を温め直したり、ビーフンの調理にかかります。


(左から)ビーフンの用意、ボランティアの方に温かいお粥渡してます

次の写真。ちょっとした広場がありますが、少し前まで雑草が伸びっぱなしだったんです。炊き出しをするからというわけではないのですが、駐車場に使った別の場所も含めて、草刈りをしてくれたのはボランティアの人たちです。この炊き出しの日も、この会場に隣接する東名駅の周りの雑草を大勢のボランティアの方々が取り除いてくれていました。今回、こうした炊き出しができたのも、ボランティアの方々の力が大きいのです。テーマは交流。ボランティアの方の食事の際には、現地の人に交じって、お話しながら食事をして頂いた人も大勢います。たまたまこの日に参加していた方々だけですが、粥菜坊の炊き出し、食べてもらえて嬉しかったです。ボランティアの人たち、本当に有難う。



TO BE CONTINUED・・・

Posted at 2011年10月08日 09時23分14秒

 
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