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狛犬のはなし

狛犬のはなし

『狛犬』(こまいぬ)

 狛犬の起源は古く、紀元前のインドや中国にいたライオンや獅子が変化しながら、平安時代に日本に渡来したものといわれております。しかしながら、他国のそれとは大きく違っている点があります。それは、ヨーロッパやアジアにおいては「威嚇」や「権力」の象徴として飾られたのに対し、我が国では主人(あるじ)に忠実な『犬』として置かれたのです。形は『唐獅子』によく似てますが、あくまでも神様をお守りする『守護犬』なのです。

 参道をはさんで左右に置かれ、片方は口を開き、もう片方は口を閉じた状態で「対」になっています。開いているほうを『阿(あ)』、閉じている方を『吽(うん)』と呼び、相撲などで両者の呼吸がぴったり合うことを『阿吽(あうん)の呼吸』というのはこの『狛犬』に起因するものなのです。

 社殿に祀(まつ)られているもの・外に置かれているもの・角があるもの・木製・金属製・陶製などなど形はさまざまです。


鎮守氷川神社の『狛犬』

 当社の狛犬は四対あります。神様から近い順に、まず御社殿奥のご神前に彩色を施した木製のもの(昭和六十三年)があります。次に、御社殿前に石製・手彫りのものがあります。狛犬としてはとても珍しく、全体的に丸みをおび、笑っているような顔をしています。とても愛嬌があって、現代的な作風に見えます。ところが、これが四対の中で最も古く『嘉永四年(一八五二年)』と彫刻してあります。三番目は参道中ほどにあるもので、片方は「玉」を抱え、もう一方は「子供」を抱えておりとても厳しい形相をしています(石製・大正十五年)。四番目は鳥居をくぐるとすぐに見える石製のもので、昭和六十三年、氏子様の「大願成就」を記念して奉納されたものです。

Posted at 2009年06月14日 10時04分36秒