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平成27年 干支のお話 『未』

平成二十七年 干支のお話し『未(ひつじ)』

鎮守氷川神社 三十六世宮司 鈴木邦房


昨年の『午(うま)』は、折り返しや、二つのものを分けるという意味があり、
吉と凶、陰と陽、明と暗など分岐に立つことを暗示します。

私たちが岐路に立たされたり、判断を必要とされたときの「慎重さ」や、
必要に応じた「判断力」が試された年ではなかったでしょうか?

いずれにしても、良いときは謙虚に、かつ慎重に。悪いときは前向きに、
という信念も培われたのではないかとご拝察いたします。



さて、 未(ひつじ)は、時刻でいうと、午後二時

その昔「昼休み」に当てられた時刻だそうです。

という字を解説すると・・・
植物が成長する過程で「結実」するために、
伸びきらず待ち構えていることを表しています。

そして、その準備として「折れぬよう」「倒れぬよう」支えている象形文字なのです。

また、「現状維持」という意味もあり、
成長し続けた植物も一見「休んでいるように」、
また、「状態が変化してないように」見えるときなのです。

しかし、これはやがて「大輪の花」を咲かせるために
「英気を養って」いるということになるのです。



勢いよく走ってきた人生も少し休んで、
次のステップに向かう準備をするときと言えるでしょう。

今まで歩んできた道を振り返り、良かったところ、
また、悪かったところを良く見極めて、前に進む準備をするのです。

日々の仕事や人生において、停滞しているように感じたり、
同じことの繰り返しによりマンネリ化しているように思えても、
それは明日への発展のためと信じ、忍耐と努力で乗り切ることが肝心です。

結果が出るのが遅いかもしれません。

また、すぐそこまで来ているのかもしれません。

しかし、必ず良い結果をもたらしてくれると言われているのが未年なのです。

そして、こうしてやっていけるのも多くの支えがあったればこそと再確認し、
天の恵み、地の恵み、人と人とのお陰様への感謝の心を抱きつつ、
一日一日を大切に過ごしましょう。

それが積み重なり、週・月・年となっていきます。



動物でいうと羊(ひつじ)が当てられます。

「羊は祥なり」と、古書に出ております。

つまり、は古い時代から神聖なものと考えられてきました。

美・善・儀等の一部を成すところからはめでたく、

性質が善いとされているのが伺えます。

このことから言うと、本来群(むれ)は、
性質の良いものがまるくまとまる・・・という意味なのですね。



本来はこの温順で、やさしい心の象徴でもあるのように、
穏やかに潤いのある心で未来を考える年にしたいものです。

ささやかな幸せを大きな幸福へ、わずかな達成感も大きな喜びに・・・

やがて美しい花や、美味しい実を付ける為に・・・。




ちょっといい話・干支のお話・初詣・新年のお祓いは・・・鎮守氷川神社

Posted at 2014年12月28日 12時11分50秒