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干支のお話 平成26年 『午(うま)』

昨年の『巳歳』、皆様は上手く脱皮ができましたでしょうか?

そして、頭を上げて前に進むことができましたでしょうか?


我が国におきましては、政治・経済、また、オリンピック招致等など、
少しずつではありますが状況に脱皮のような変化があったように思えたのは
私だけではないと思います。


さて、本年『午(うま)歳』、方角でいうと南。

時刻でいうと、昼の12時に当ります。

それより前が【午前】で、それより後が【午後】という具合です。

「今、なん時(どき)だい?」
落語によくでてくる時間の尋ね方ですが、現代では使いませんし、
その答えに「丑の刻です」とか「巳の刻です」などとは使いませんよね!

しかし『午』だけは、日常なにげなく使用している時間の単位で、
【午前・午後】が今もなお使われ続けているのです。

こう考えると、「文化や歴史」の「継承」を深く感じますね。

また、『午(ご)』は、五月や五という数字を表します。

「五月五日」を「端午の節句」というのもうなずける話です。


以上のように、「午」は、前半と後半の交差するその時であり、
折り返しや、二つのものを分けるという意味があるのです。

吉と凶・陰と陽・明と暗など分岐に立つということで、
現実に正午は、太陽が「昇る」「沈む」の中間となるのです。


以上にみえる『午』の概念は、私たちが岐路に立たされたり、
判断を必要とされるときの、「慎重さ」や、必要に応じた
「判断力」の重要性を教えてくれるのです。

また、「ブレない信念」にも通じるところでしょう。

今年は、より慎重な判断を必要とされる機会が増える年となるでしょう。

良い時は謙虚に、かつ、慎重に。悪い時は前向きに。

というのを心構えのひとつにしていただけたらいいのではないかと思います。


昔から、「何が起こるか分からない、慎重な判断が必要である。」
ということを物語で教えてる一節に「人間万事塞翁が馬」というお話があります。


要塞近くに住む老人と馬のお話です。

当時の「馬」といえば、一頭で多くの家族が生活できる大変貴重な家畜でした。

ある日、とても大切にしていた老人の馬が逃げ出しました。

近所の人がお悔みに来ると、彼は狼狽せず「これがどうなるか・・・」
と厩(うまや)の掃除を始めました。

するとどうでしょう、逃げた馬が野生の駿馬を連れて帰ったのです。

村人たちがお祝いに駆けつけると、「これがどうなるか・・・」と浮かぬ顔。

その後、老人の子がその馬を馴らしているうちに
落馬して怪我をしてしまいました・・・(略)。
という故実ですが、なにかいろいろな意味がありそうですね。



いずれにしても、前述のとおり人生吉凶半々!

良いことがあっても調子に乗らず!

悪いことがあってもくじけず前を向いて進め!という具合に、
皆様方が「馬」のように駆け巡り、健康で、
活躍できる年となるよう心からご祈念申し上げます



宮司のちょっといい話は・・・鎮守氷川神社

Posted at 2014年01月02日 16時23分59秒