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平成24年 干支のおはなし 『辰』

干支のお話し
辰(たつ)


 昨年は、思いもよらぬ災害が多発した年でした。
反面、日本人の「結束力」や「絆」という忘れかけていた
『日本人の心』を再確認することができた年でもありました。
この気持ちをいつまでも変わらず持ち続けることこそ、
被災者支援や誇りある『日本の将来』につながるのではないでしょうか?

 本題に入りますが、昨年の干支である【卯(う)】のお話を
ご記憶の方も多くいらっしゃると思いますが、
卯とは扉(とびら)を表すものでした。
昨年は日本、政治、個人・・・それぞれの「扉」が開けられた年。
その「扉」は、未来を開くものであったり、
試練のものであったり、様々だったと思います。
あなたはどのような「扉」をお開きになりましたか?


 さて、今年は辰(たつ)』歳です。
動物(?)でいうと『龍』
西洋では、ドラゴンと言ったりします。
干支のうちこの『龍』だけが想像上のものです。
誰も見たことがないのに、世界中で知らない人がいないという不思議なものなのです。
一般的には、『昇り龍』『玉を持つ龍』が描かれ、
縁起の良い幸運を招く象徴とされているようです。


 一方、干支の『辰』の意味ですが、これに「手偏」を付けるとより解り易くなります。
『振(ふるう)』という字です。
同義語に「奮」「震」があります。
これは、 「物が自分の持つ生命力、活力を発揮して振動する。」という意味があります。

ちょうど「龍」が身を振るわせて天に昇っていくように、
今までの努力や経験から得たものを支えとして、自らを「振・奮」い立たせ、
世のため、人のために役立つよう十分に力を発揮していく・・・

という年なのです。

例えば、「あれがあるし・・・これがあるし・・・」と、
行動を起こす前に「障害」を考えてしまう・・・。
あるいは、臆病な自分が「止めておけ!」と引き止めてしまう。
そんなときこの「干支のお話し」を思い出してみて下さい。
きっと、自分を奮い立たせる勇気が湧いてきますよ!

しかし、思いつきや勢いだけで突っ走ると、
「※画龍点睛(がりょうてんせい)を欠く」ことになりかねませんね。
慎重、かつ、ゆとりをもって歩き続けましょう!!


※「画龍点睛を欠く」
 画龍・・・龍を描く。 点睛・・・瞳を入れる。


ある画家が、壁画に「龍」を描くこととなり、
いよいよ仕上げに「瞳」を入れたところ「龍」に命が吹き込まれ、
天に昇っていった・・・というお話し。
つまり、これを「欠く」ということは「龍」に「瞳」を入れ忘れるということで・・・
ほとんど仕上がっているのに、肝心なものが不足しているだけで、
すべてが台無しになるということ。



鎮守氷川神社 第三十六世 宮司


ちょっといい話は・・・・鎮守氷川神社

Posted at 2012年01月10日 15時40分05秒