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ちょっといいはなし!来年の干支『卯』について!

 今年も残りわずかとなりました!
ちょっとといい話、今回は来年の干支『卯』についてです。
来年一年の過ごし方、指針として、目標達成の道しるべです!

 平成二十三年は「辛(かのと)卯(う)年」
『辛』が十干、『卯』が十二支ということになります。

「来年の話をすると鬼が笑う」

と申しますが、年末のこの時期であれば、
もう「人が笑う」話をしたいものです。

その昔から「笑門来福(笑う門に福が来る)」という
日本の良きことわざがあるのですから!


 年末・年始の過ごし方につきましては、
前にもご紹介させていただきましたように、
年の瀬の大掃除・餅つき・お節料理等々の行事はすべて、
新年に「歳神様(としがみさま)」を迎える「おもてなし」の心と準備でした。
それをすることにより「歳神様」は、
その家々に気持ち良くおいでになり、一年を見守ってくれるのです。
そして、福を招き、豊かに、潤いある毎日を提供して下さるというわけです。

これは、日本ならではの習慣であり、
「謙虚に、そして心豊かに生きるための知恵」と言えるでしょう。

今や情報文化の発達は目覚しく、
あらゆる情報が瞬時に手元に供給されます。
誠に便利で有り難いことではありますが、
ややもすれば、過剰な情報の波に呑み込まれ、
古来から培われてきた大切な「基本」を忘れがちになってはいないでしょうか。

日本人の心である「一人で生きる」のではなく
「生かされている」という感謝の気持ちを呼び起こしてくれるのが
「年中行事・人生儀礼」にほかなりません。


 さて、「辛卯」の干支にまつわる話をさせて頂きます。
まず、十干の「辛(かのと)」です。
これは、「新しい」という意味を持ち、
「新しい」とは、今までになかった・今までと異なったということを示します。

つまり、『新しい発想へのチャレンジ』といえるのではないでしょうか。

政治・経済・社会・・・

まさに混迷をきたしている現在にあって、
打開に必要なエッセンスは、

物質的な豊かさ心の豊かさ

一人で生きている生かされている

という謙虚で崇高な心があってこそ生まれるものなのです。


 次に、十二支の「卯(う)」です。
まず、ここまでのおさらいから始めることにします。
「子(ね)」は「種子(たね)」を表し、小さい粒ではありますが、
やがて大木になったり、大輪の花を咲かせるという、
大きな可能性を持つ「始め」を示した年でした。

「丑(うし)」は「紐(ひも)」を表し、
ちょうど「種子」から「紐」を出した状態、
つまり、「芽」を出す年となりました。

「寅(とら)」は「演(えん)」を表し、
四方八方に力を注ごうとする結果「芽」と「根」を地道に伸ばす年でした。

 そして「卯(う)」と続きます。


 時刻であれば、午前六時頃で「夜明け」にあたります。
「卯」は「扉(とびら)」の象形文字といわれています。
「子」「丑」「寅」と植物の成長に合わせ
「種子」「芽」「根」と変化してまいりました。

しかし、その変化は「土の中」という、
いわば暗い中の出来事だったのです。

いよいよ「扉」を破り、「土の中」から
明るい外の光を浴びようとすることを意味するのです。

つまり、暗い土の中で栄養を蓄え、努力を重ねてきたことが、
ついに、明るい場所で遺憾なく発揮される年と考えることができます。



 「卯年」では、
暗いところから明るい場所に舞台が移ります。

政治も経済もそして、日本全体が「扉」を開き、
明るく活気に満ちた年になる事を願ってやみません。


 いかがでしょうか?
来年は心の豊かさと生きる喜びの中で
「笑門来福」のすばらしい年でありますよう
心よりお祈り申し上げます。


鎮守氷川神社 第三十六世 宮司敬白


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Posted at 2010年12月21日 01時03分24秒