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平成22年 【寅年】のお話

干支のお話「寅」

 平成22年は「庚(かのえ)寅(とら)歳」で、庚が十干、寅が十二支ということになります。前にもこのコーナーでお話させて頂きましたが、十干・十二支が対になって生まれ年を表すにも拘わらず、十二支は答えられても十干を言える人はそうはいません。
 なぜならば・・・十二支は一生変わりませんが、十干の場合、甲子(きのえね)生まれの人の12年後は丙子(ひのえね)、24年後は戊子(つちのえね)・・と、十干は61年目に元に戻る(甲子)まで4回変化するのです。
 皆さん今一度生まれ年の「十干」を確認してみてはいかがでしょうか?


 「寅(とら)」は、十二支の動物では「虎」。時刻は午前4時を示します。まず「虎」にまつわるお話です。「虎」はもともと日本には存在しない動物なので、安土桃山時代の武将・加藤清正が異国で「虎退治」をするまでは、庶民には想像でしかありませんでした。その後は世に広く知られるようになり、「虎」は強いばかりでなく、一日にして「千里行って、千里帰る」という行動力とバイタリティーの象徴とされるようになりました。
 尚、「虎」は夜行性の動物なので、午前4時を意味するには相応しいかも知れませんね!


 さて、そろそろ本題に入りましょう。「寅」の意味するものと、この歳の心構えについてのお話です。それにはまず「寅」の前の「子(ね)」「丑(うし)」のおさらいが必要となります。「子」は種子(たね)のことで、やがて大木や大輪の花を咲かせるための準備段階を示す歳でした。そして、「丑」。糸偏を付けた「紐」という字は種子から「根」が出た状態を表し、本体を支えるために地道な努力を続けることでした。そして「寅」は、子・丑同様にまだ土の中であることには変わりありませんが、以下にお話し致しますように、これまでの準備や努力を糧にいよいよ「芽」を出し、自らの力で外の光を浴びようと「伸び行く」ことを示します。


 「寅」の字を解説すると・・家の中で矢を引き伸ばすという造りになります。これは、家長が真っすぐに伸びることを意味します。つまり、子・丑と周囲からの影響を受けて成長していくことを意味してきましたが、「寅」につきましては、今まで受けた様々な恩恵や力を元に、「自ら伸びようとする」ことを示しているのです。家庭にあっては、家長が自覚と、伸びやかな気持ちを持って家族を引っぱっていくことになります。そして、会社であれば社長自らが先頭に立ち、会社の業績を伸ばすには何をすべきか!を考える歳といえましょう。


 寅にサンズイを付けると「演」という字になります。講演・演説・演劇の「演」です。これもやはり、「今までの成果を元に、自らの力を発揮し、大勢の人々を引っぱっていく」という、前述の内容を含んだ意味を持つのです。


 皆さんも「寅」の意味にあるように、「自らの力を信じ、自分を伸ばし」「虎」のように行動力とバイタリティーをもって「芽」を出すという、すばらしい年をお迎え下さい。

Posted at 2010年01月07日 10時07分46秒