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『日本再生のヒントは神社にある』その三

 前回、第一歩目「日本の国柄の意味を知る」という「日本再生」のための重要な基盤を心に刻んで頂けたことと思います。

 それでは、いよいよ次に進むことにしましょう。第二歩目は「日本人の心の持ち方」ということになります。「心」とか「精神」となると難しく捉えがちですが、世界の諸宗教をみることにより、その国の基本的な「心」「精神」の持ち方を垣間見ることができるのです。例えば、キリスト教の場合「愛」、仏教であれば「慈悲」といったものです。それでは、我が国の「神道」はどういう言葉で表現されてきたのでしょうか。それは、「有り難い(ありがたい)」という言葉に象徴される『感謝』という一語に尽きるのです。それでは、『感謝』とは具体的にどのような「心」「精神」を言うのでしょうか。

 先人は、「自然」という漢字に「カミ」という振り仮名を付けてきました。「自然」は私たちに大いなる恵みを与えてくれます。そして、ときには脅威や畏怖(いふ:恐れ多いと思う心)の念を抱く対象と捉えてきました。これはまさに「カミ」と同等の観念なのであります。そしてこれは、古代も現代も全く変わるものではありません。

 生きとし生ける物がみな平等に戴く「天の恵み(太陽、雨、等々)」、「地の恵み(米を始めとする農作物、木の実、等々)」そして、その「自然」の恩恵を戴きながら日々生活をしてきた、先祖・親を始めとする「人と人とのお蔭様」。このように、カミ・自然・人が共生することにより、「生かされている」「有り難い」という『感謝』の気持ちが生まれたのです。日本人は太古の昔よりこの『感謝』の気持ちを、「心」「精神」の支柱として今日に伝えてきたのです。
 今の日本は、森林伐採による環境破壊《天の恵みに対するあやまち》や、飽食に起因する無駄《地の恵みに対する冒涜(ぼうとく)》、《人と人とのお蔭様》を無視した結果による、親と子の事件等、「昔はこんなことは無かった。」とお思いの方も少なくはないのでしょうか。そうです、これからはすべて『感謝』の念の欠乏によるものなのです。

 これをご覧の皆様、−こんな日常の『感謝』を忘れてはいませんか?−

 このような『感謝』の「心」さえあれば、謙虚に生きることができます。この「精神」さえあれば、思いやりのある日本人が「よみがえる」のです。

 さあ、みんなで後世に伝えようではありませんか!
・・・天の恵み・地の恵み・人と人とのお蔭様に『感謝』!・・・

Posted at 2009年06月13日 16時00分43秒