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2012-10 の記事

言葉を選ぶ

<書道は健康の源> と題したこのブログを見て下さった方から 難しい言葉が多くて意味が良く判らないものがある と 遠慮がちに ご質問を頂きました。

書の作品を作る時 まず言葉(課題)選びから始まります。

そんな時便利なのが 良い言葉 詩 短歌 俳句等を集めた『墨場必携』と言う本です。あまり耳慣れない本ですが、大きな書店か書道専門店には必ずあります。

私の手元には 文海堂出版による『書道双書27 小野鵞堂書』の墨場必携があります。これは小野鵞堂が崩した筆文字が掲載された 入門書といったところです。

他にも大文館発行の『新註 墨場必携』法政大学出版局から 山本正一編の『新修墨場必携』が3巻あります。同朋舎出版 書学大系 研究篇7の『墨場詩句集』も重宝しています。

1字の場合は 漢和辞典や 五体字類 のお世話になります。

それぞれ選び手の思いを籠めて 作品に仕上げて行きます。同じ言葉でも 意味は深く,選んだ人によって 微妙に思い入れが違うので どこまで意味を汲み取れるか?ちょっと心配ですがなんとかご質問にお答えしてみます ね。

祥雲(しょううん)めでたき雲 他にも 慶雲とか瑞雲とかありますよね。

栄寿(えいじゅ)身栄え 命永きこと

  文字通りかすみ ですが他に もや はるか えび(今は海老)魚ヘンをつけた     りもした

 (りん)これは 想像上の霊獣 麒麟 の牡 因みに牝は 麒 だそうです。

慧眼(けいがん)賢い心のまなこ 真理を見抜く眼識

 (つぼみ)花のまさにほころびる前のようす。 莟 とも書きます。

雲烟(うんえん)文字通り雲と煙ですが、ながく心に留めない事 筆跡の見事な事とい     う意味もある。

縹渺(ひょうびょう)果てしなく広がる、 見晴るかす

静和(せいわ)音が無く、心穏やかな様

招涼(しょうりょう)涼しさを招く、扇子の異名

煥発(かんぱつ)他人より優れた才能が外に輝き溢れる事

赫奕(かくえき)光輝く様 盛んに美しい様

歓喜(かんき)非常な喜び(かんぎ)歓喜天 頭が象 身体が人間の仏像

開帆(かいはん)帆をかける 船出する 出帆する

凱旋(がいせん)戦に勝って帰る 成功して帰る

彷徨(ほうこう)何かを求めて さまよう

不識(ふしき)識には 悟 と言う意味あり 不識不知 思わず 知らず いつのまにか
   なかなか悟りは 開けない?

如何でしたか 書き手の思い入れ 少しはお伝えできたでしょうか? 
そしてそれは作品にどのように表現されたでしょうか?『産経展』楽しみですね〜。

<7月10日(土)〜18日(日)池袋サンシャインシテイ インポートマート> 
                      10/05/29 書道担当 畑田穂苑



 


Posted at 2012年10月30日 10時45分48秒  /  コメント( 0 )

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