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2011-05 の記事

お手本の話

何を手本とするか? 大切なことですよね。赤ちゃんの時から今日迄 私たちはいろいろな物をお手本に 真似をしながら生きて来ました。

良いお手本を選べるかどうか? これは重大問題です。子供の時は 自分からお手本を選ぶ事は難しい 回りに有る物が全てお手本です。

大人になったら 良いお手本を自分で選びたい!お稽古事をするときは特にそうですね!
3年学ぶ前に3年かけて 良い師を選べ と 言います。

書 を志す多くの者が 手本にする物は数々ありますが その中に 中国は唐の時代の 能書家『智永』という僧が残した『眞草千字文』というのがあります。

智永は 王羲之七代目の孫です。眞は楷書のこと 草は無論 草書のことです。

では『千字文』はなんでしょう。

中国 梁の王が息子に書の稽古をさせようとし、かの王羲之の書いた文字の中から千字選んだのですが、ただ選んだだけでは面白くない。

そこで家来の周興嗣(しゅうこうし)に命じて韻文を 作らせました。

一字も重複させずに 一晩で作り上げた四字一句 250句は『天地玄黄 宇宙洪荒』から始まる これ以上無い名文で 周さんの髪は一晩で真っ白になったといいます。

以前 私の飲み友達 舞台や声優としても活躍中(NHK忍タマの食堂のおばちゃんの声 等)の巴 菁子さんに 『舞台で手習いの場面があるのだけど、何を書かせたら良いだろう?』とご相談を受けたとき 千字文をお勧めしました。

巴 菁子 http://lain.gr.jp/voicedb/profile/641

その後 千字では足りなかろうと、いろいろな 続千字文を考えた人がいたけれど、どれも出来がいまいちで いつの間にか消えてしまったというのです。

書を志す者が一度は習う 智永の眞草千字文が 台東区の『書道博物館』で見られます。

その名もずばり センジモンってなあに?  5月27日〜8月31日 9時半〜                            16時半(休日を除く月曜休館)

6月26日(日)7月24日(日)には ギャラリートークがあり
8月7日には小•中学生対象のキッズセミナーもあるようです。(いずれも要申し込み)

智永だけでなく中国は 欧陽詢 褚遂良 日本では 北島雪山 細井広沢 そして書道博物館生みの親 仲村不折の千字文も展示されるようです。

上野公園を通り抜け坂を下って鴬谷へ 笹乃雪(お豆腐料理の老舗)の先を左に 細い露地を行くと 右手に書道博物館 左手に 子規庵 その先には 林家三平堂もあります。

ぶらぶら お散歩にはもってこいの所です。    11/05/21 書道墨画担当 畑田穂苑

台東区立書道博物館  http://www.taitocity.net/taito/shodou/ 


Posted at 2011年05月25日 16時16分08秒  /  コメント( 0 )