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2009-08 の記事

厦門良いとこ


 夏休み 皆様はどこへいかれましたか? 疲れて寝てました?
私は 暑さを覚悟で 厦門に行ってきました。気温は台湾のお隣なのであまり高くはないのですが湿度が凄い!天然サウナに4日間 どっぷりと浸かってきました。

御影石とか大理石 水晶等 昔から石の産地として 日本からも墓石やさんなどが沢山訪れているそうです。

遥か海の向こうには台湾がはっきりと見えます。中国は統一したい 台湾は独立したい 難しい問題ですが、台風8号の爪痕深く今台湾は大変です。

中国は今 簡体文字なので読めない文字が多いのですが 歴史的に古い建物には 今も堂々とした漢字が残っています。その中でも立派だったのが南普陀寺の 扁額と石碑文字でした。

長い歴史の中で 文字はどんどん変化していきます。日本も特に戦後随分変わりました。

当時は英語を国語にすべきだ なんて真剣に言う人がいたくらいです。嘘じゃありません。

昭和の始めには草書体やかなの連綿なんてみんな普通に書いていたのに 今読める人 書ける人は殆どいません。読めないのが悔しいと 居酒屋で嘆いていた人がいましたが 幼稚園からパソコンといいながら 日本古来の文化を学校で教えてくれません。

たぶん今となっては教える事の出来る先生は殆ど居ないでしょう。ほそぼそと書道教室が頑張っていますが • • •
中学で区の展覧会の書道代表に選ばれた生徒が 行書体の課題なので書道塾の先生に教えて貰ってきてと言われた という有様です。

日本文化をもっと大事にして!!と声を大にして 言いたい私です
                      09/08/27 書道担当 畑田穂苑


Posted at 2009年08月27日 13時13分18秒  /  コメント( 0 )

前進する為に!!

温 故 知 新<おんこちしん>

古きを訪ねて新しきを知る。

感覚だけの作品が 書道でも 墨画でもこの頃多くなりましたよね。
おしゃれな作品 見た目 新鮮に感じますが 長い鑑賞に耐えられるか? それが問題です。

小手先だけの作品はすぐに飽きられます。

奥義を究める こつこつ努力を重ねるというのが苦手な人が多いような気がします。

古い良い物を先ずは徹底的に真似て 自分の物にする。
上手くいかないとーすぐに諦めるーこれほんとうに勿体ない。自分にどんな能力が眠っているか 自分にも判らない • • •

書道も墨画もほんとうに奥が深い 紙 筆 墨 墨画は加えて水加減 季節とか 天気とか 朝 昼 夜 体調 気になる事があるかないか • • • まるで生き物です。その時々で微妙に違うのです。
そこが又 深みにはまる原因にもなります。

できないできない なぜだ  ん? なぜだ?
 
そうかと思えば 悪戦苦闘で諦めかけた時 思いがけず良い線が まるで地から湧き上がるように現れたり • • • 素晴らしい墨色に思わず震えが来たり<これ けして オーバーではありません。>

無我夢中 三昧 あっという間に 時間が過ぎる。これって もしかして中毒?

『大麻』でなくって良かった でもこの恍惚感ってやっぱり 中 毒 ?
                     09/07/16 書道墨画担当 畑田穂苑


Posted at 2009年08月12日 16時43分41秒  /  コメント( 0 )

文字の品格

書は人なり  という言葉があります。

中国は唐の有名な書家<柳 公権=りゅう こうけん>という人が 『心正しければ筆正し』という言葉を残しています。

ここのところ ◯◯の品格 という言葉がやけに目につきます。

書も品格が大事という事は 文化書道創始者の 西脇呉石先生の言葉です。
これ見よがし 下心見え見えの字 これでどうだ!上手いだろう!
展覧会でよく見かける作品です。

よく テレビのコマーシャルや ドラマのタイトルを書家が書いているのを 見かけます。

N.H.K大河ドラマのタイトル 『篤姫』の字は素晴らしかった。『天地人』はいけません。
新進気鋭の若手の書ですが なぜ天の左払いをあんなに ひらひら上げなければ いけないのか判らない。
地の最後の部分 百歩譲って良しとしても 人の角度が不自然で窮屈です。

人と言う字は お互いが支え合っている形ですが 全く無視しています。将来のある若手が このまま駄目になってしまわない事を祈るのみです。ドラマの内容にもそぐわない。

『風のガーデン』 亡くなった 緒形拳が書いたタイトルは 絶品です。
筆に無理が無く 飄々と 風任せの字です。 誰も真似出来ない。極地の書です。

江戸時代の名僧 良寛が嫌いな物は 書家の字 だそうです。

あっ いけない! 私も 書を生業としていたんだっけ!!
謙虚に 自戒を込めて 精進致しましょう。    09/07/02 書道担当 畑田穂苑 


Posted at 2009年08月12日 16時40分21秒  /  コメント( 0 )

 かくかく しかじか...

文房四宝 って聞いた事ありますか? 文房具なら聞いた事ありますよね。文房って中国語なんですよね。何の意味かと言えば 書斎のことを言います。書斎で使う四つの宝物、、、さあ何でしょう?
まず硯 そして墨 筆 紙 この四つです。それぞれに ながーい歴史の中で進化してきました。
今日はちょっと硯の話をしてみたいと思います。
この頃 学童用の書道用具セットの中の硯 見た人おられますか?
びっくり なんとプラスチック製なんです。プラスチックでは本来の硯の役目は 出来ません。

今 墨なんて摩らないんですね。墨汁なんです。最近の墨汁はとても質が良くなっていますが、摩った墨には適いません。発色というか艶が違うのですね。

硯は石に限ります。それも固い部分柔らかい部分 きめ細かく均一でなければなりません。
まー砥石の役目の出来る石 とでも申しましょうか。

日本でも採れます。山梨 宮城 和歌山の那智黒 四国は四万十川のあたり、、、でも中国には適いません。
硯の石は 水岩と言って何百年も水に浸かっていた物が 良いのです。そうでなければ 摩っても摩ってもすぐに乾いてしまうのです。それでなくても時間がかかるのに、、、ね。

中国は端渓<たんけい>という渓谷で採れた物が 最高とされています。
中でも金線や銀線が自然に浮かんでいるもの 青花と言って青い花模様が浮かんでいるもの 石眼や石柱のあるものなど 希少価値が高まる程に値が上がり まるで宝石並みのお値段がつきます。
一丁 何百万円もします。
ひえー って驚かないで下さい。ダイヤモンドだって同じ事です。

マニア達は良い物が手に入ると 洗硯会というのを開き水に沈めた硯の美しさにうっとり、、、自慢しあいます。
でも今 バブルはじけちゃったから、、、どうなのかしら、、、ね。

私は自慢する程の硯 持ってないし 洗硯会なんか一度も出たことがないので、、、これは聞いた話です。
えっ 見て来たように話すな!講釈師じゃあ あるまいし、、、、おあとがよろしいようで、、                09/05/12  書道墨画担当 畑田穂苑


Posted at 2009年08月12日 16時18分02秒  /  コメント( 0 )

困った時の紙頼み

墨はけちれ、紙はけちるな。

昔 書道の先輩に言われた言葉です。一つの作品を仕上げるのに500枚も700枚も書いたのは修業時代の話です。

えつ?そんなに沢山? 
そうなんですよ。特に縦2メートルなんて大きな画仙紙一杯に長い漢詩を書く時には 一回に10枚 20枚でも 何回も駄目だしをされている内に あつという間に在庫が尽きて もう一反(一反は50枚)もう一反 気がつけば反古紙の山 これが高いのなんの 手漉きだったりしたら 私の乏しいお小遣いなんか あつという間になくなります。

あー書かなければ〜万円なのに 書いたばっかりに ゴミ〜なのです。(無論 もっと安いのもありますが、、、
また和歌などを書く紙は料紙といってぼかしがはいっていたり 金 銀 砂子がちりばめてあったり それはそれで結構なお値段です。)
昔はちり紙交換のおじさんが これは良い紙なんだよね〜と言って 喜んでちり紙と交換してくれたのに この前 資源ゴミの日に出したら これは燃えるゴミの日に出して下さいと張り紙がしてありました。

大分前 中国は楼蘭の遺跡から残紙が出て来て 紙の歴史が早くなったというニュースが流れました。
日本には推古天皇の頃に高麗から伝えられたとのことですが 今 日本の紙漉の技術は世界一ではないか、、、と私は思っているのです。

文化交流では必ず折り紙の先生や 和紙人形の先生がご一緒します。その作品群の素晴らしさは全く目を見張る物があります。
布よりも紙のほうが張りがあって質感を出し易いのだそうです。生き生きとリアルな人形達 今にも動き出しそうです。もちろんその素晴らしい紙を生かしきった 先生方の腕がものを言う訳ですが、、、。

どこの国でも 紙は紙 中国のトイレットペーパーをご覧になられた方には 判って頂けると思います。いつでも現地の人に『ほんとうにこれが紙か』と聞かれます。
勿論『イエス オブコース』と答えます。

そんな時 私の低い鼻はぐ〜んと高くなるのです。  
                  09/04/10  書道担当  畑田穂苑


Posted at 2009年08月12日 15時50分46秒  /  コメント( 0 )

土筆じゃーなくて毛筆...

筆は何でできているか ご存知ですか?  えっそんなの考えた事無いわ!  

あまり身近すぎて 改めて聞かれると、、、『?』 ですよね。

考えてみれば こんなに面倒な筆記具って他にないですよね。

簡単に使えそうでこれが案外厄介です。穂先はたいがい動物の毛で出来ています。中には竹をこまかーく裂いて造った筆で一休さんが書かれた素晴らしい作品も残っていますが、、、。
一口に動物の毛と言っても多種多様です。

固い毛 これは馬とかオオカミ えっオオカミなんて今いるの?
 
絶滅種のオオカミで作れるはずはないのですが、昔は特に中国に沢山いたらしく、今でも狼毫小楷なんて名のついたちょっと固めの小筆があります。
柔らかいところでは羊の毛 
他にも ウサギ ミンク 鶏毛 なかには孔雀の羽なんていうのもあります。

昭和四十九年発行の 西脇呉石篇書 文化書道講座 巻5 草書上に『秦の蒙恬<もうてん>初めて毛筆を造るという。筆の名称は楚では聿<いつ>。呉越では不律<ふりつ>。燕では払<ふつ>。秦では筆<ひつ>といった。筆は狼 狐 羊 兎 鹿 馬 狸 貂<てん> などの毛を用う。羊毛最もよろし。』とあります。

たかが動物の毛 されど動物の毛、、、ですよね。安いのから高いものは 一本何十万円もします。
高い筆はそれなりに 墨持ちが良かったり 味のある線が書けたり 摩耗に強かったりしますが、たいがいは柔らかすぎて扱いがやっかいです。そこで固い毛と柔らかい毛と混ぜ合わせて 兼毫筆 を各メーカーさんが工夫して 独自のものを開発しています。

でもいろいろ試してみてやっぱり最後は,柔らかい筆に軍配があがるようです。難しい分いろいろ工夫が出来て独特の線で書けるようです。

上手になったら高い筆で、、、と思いますが、やっぱり慣れなんですよね。

無理に高い筆を買う必要はありませんが もし少しゆとりがあれば ちょっと高い筆を買う事をおすすめします。   早く慣れたほうが、、得?

平安時代のお姫様も今の私たちも同じ筆を使っているなんて、便利な筆記用具が沢山あるのに不思議ですよね。これには訳があります。

一本の筆で 強い線柔らかい線 太い線チョー細い線 使い方が判ればこんな有り難い筆記用具は他に無い?
 厄介な所が又良い? か どうか一度じっくり試してみませんか?                         09/03/23 書道担当 畑田穂苑


Posted at 2009年08月12日 15時41分25秒  /  コメント( 1 )

墨は五彩?やっぱり墨...

墨絵の展覧会に行かれた事がおありですか?

全てではありませんが、まるで日本画の展覧会と間違えてしまうほどカラフルです。

色を使いだしたらきりがないので私は今も墨に拘っているのですが、、、墨は本当に怖いもので描けば描く程汚くなるんですね〜。
一本の筆に全てを預けてその筆の開閉だけで 質感を出して行くんですね。計算では出来ない世界なのです。
という事は逆にいえば思いがけず良い雰囲気に出来る事があって、、、

はまっていくんですね〜。

四君子の先ず最初は 蘭 春蘭 これは文字通り一茎一花の春の蘭です。葉の数は五枚 七枚 九枚と奇数に仕上げていきます。
一本の線 筆を開いたり閉じたりしながら 葉のねじれ 陽の表裏を表現していきます。

そして 花びら ふっくらと柔らかい花びらは難しいのですが フッと上手く行く瞬間があってそれは嬉しいものです。
茎はその花にしっかり栄養がいき渡るように細いながらもしっかり描いて行きます。薄皮の表現が独特です。
最後に濃墨で点心そして根締めの新芽を描き 根本に陰の薄墨をいれて出来上がりです

次はケイランという秋の蘭 とても香りが良いそうですが まだ実物にお目にかかる事ができません。
これは一茎多花です。花の向きを変えながら 蕾 開いたばかりの花 開ききった花、、、と描き分けて行きます。
あとは春蘭と同じです。ケイランの茎には薄皮はありません。

そして根本に赤い雅印を押せば もっと雰囲気の良い作品の出来上がりです。
『ス バ ラ シ イ!』
               09/03/13  墨絵担当 畑田 穂苑


Posted at 2009年08月12日 15時35分43秒  /  コメント( 0 )

書の学び方

好きな字を見つけて真似をする。と申しましたが 特に世に有名な古い作品を 真似する事を『臨書』すると言います。最近 特に昭和以後の作品だと 臨書するとは言いません。

臨書の仕方に二つあって、形をそっくりに真似する事を『形臨』リズムや線質から気分や雰囲気を真似する事を『意臨』といいます。
勿論『意臨』の方が遥かに難しく又大切なことです。

形は前後左右に並ぶ字やスペースによって千変萬化しますから あまり頑なに形に拘ると身動きがとれなくなるのです。

それに形は長い歴史の中で結構流行があります。横広の字が流行ったり 縦長の字が流行ったり、、でもどうしても形が気になりますよね。
最初はそれでも良いでしょう。でも形は変わるもの と頭のどこかに入れておいてください。

書いても書いても似てこない、、、そんな時は見方を変えてみましょう。どんな線で書かれているか? それが判れば苦労はしない?  

その通りですよね。
そんな時ちょっとした一言アドバイス、、、これが効くんですよね。

『目から鱗』 ちょっとオーバーだって?とんでもない。
私自身それで救われた事多々であります。
でも昔ついていた師匠の口癖 

『教えない 盗め!』

泥棒じゃ〜ないよ つーの!それで苦労しましたから 私はどんどん教えます。いえ私が知り得た事全てお伝えいたします。貴方の為に、さらに続く未来の為に、、、、、。
                 09/03/11  書道担当  畑田穂苑


Posted at 2009年08月12日 15時35分03秒  /  コメント( 0 )

崩し字辞典って何ですか?

あまりお目にかかる機会の少ない 崩し字辞典 大きな書店や 大きな書道用具専門店にあります。当あかでみいにもありますが、、。

一番ポピュラーなのは 五体字類 といって片手で持てるコンパクトな物で西東書房という会社が大正5年に発行した物が 今も出版され続けています。
高田竹山が日本と中国の過去の素晴らしい漢字の 手書き を集めたもので お値段も手頃なのですが 楷書体をしっかり理解していないと 誤字になる危険があります。

本格的なものでは 書源 という二玄社から出ている藤原鶴来が編集した物もあります。重さも値段も立派なものです。

篆刻をする人が欠かせないのが 朝陽字鑑精萃(ちょうようじかんせいすい)篆書体ばかりの辞書でこれも西東書房から出ています。

もっと一般的なのが講談社の日本書道教育研究所編で 現代字体辞典 というのがありこれは書き順迄のっているのが特徴ですが 当用漢字を主に1970字を掲載しています。

字体 とか 五体とか いったい何でしょう。4000年とも5000年とも言われる歴史の中で様々に変化してきた漢字ですが より多くの人が使ってきた書き方が 一つの漢字に5種類あるのですね。
もっと沢山あるのですが 地方の限られた所で使われたものは埋もれているのす。

五体って何かといえばまず 篆書 これは古い石碑や現在も実印などに彫られている物です。
そして今殆ど一般的でなくなってしまいましたが 隷書、草書 漢の時代の木簡や竹簡に素晴らしい物があります。

そして皆様お馴染みの 楷書 行書 です。そして漢字の総数は、ナンと47000字とか!

気が遠くなりますね。まあボチボチお稽古致しましょう。 
             09/03/06  書道担当 畑田穂苑


Posted at 2009年08月12日 15時33分34秒  /  コメント( 0 )

書の二面性

ここの所寒い日が続いています。寒いとなんとなく気力がおちる?私だけかもしれませんが、

この熱さ寒さをどう乗り切るか? 思いきって気分を変えてみましょう。

書道には全く違う二つの顔があって 気分を変えるのには絶好のお稽古なのです。

実用書道 これは職人さんの字 10枚書いたら10枚全く同じに書けないと駄目です。例えば賞状の字 封書の宛名書き のし袋の表書き 誰が見ても美しく 正しい文字 これは時間をかけてコツコツと腕を磨いていきます。これはこれで楽しいお稽古ですが、、、、。

もうひとつは貴方にしか書けない作品を作る事。

漢字は<表意文字>一つ一つに意味がある。10枚の顔が全部違うのです。
『花』という文字から貴方はどんな花を連想しますか? 菫? 朝顔? 向日葵? それとも
カサブランカ、、、そう貴方が想像する花を『花』と言う字を借りて表現するのです。

誤字でなければデザインは 自由です。

一度崩し字辞典を開いてみて下さい。4000年の漢字の歴史のなかで先人達が『花』を様々に崩しているのです。
貴方が崩したからといって誰が文句を言えましょう。
中には『えっ これが花?』と思うような花があります。
ワクワクしてくる事 請け合います。寒さなんか吹き飛んでしまいます。

この世にたったひとつしかない花を貴方も咲かせてみませんか?  ちょっとしたこつを私がお教えします。
                09/03/01 書道担当 畑田穂苑.


Posted at 2009年08月12日 15時32分42秒  /  コメント( 0 )

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