書道博物館 企画展のお知らせ 3月13日〜5月9日
早いもので 上野界隈の桜は今 いっせいに花吹雪です。寒さに何回も揺り戻され 今年の桜はちょっと可哀想なほど 長持ちさせられた?ようです。
これからは 枝垂桜 八重桜が 席巻の番 となります。大阪造幣局の桜が今日から一般公開となったようですが あちらは八重咲きが多く えっこれが桜?と言うくらい チョー ド派手 です。
それは見事ですけれど。
えっ 桜の話では ないだろうって? ご 免 な さ い
そうでした そうでした 書道博物館といえば ついつい桜が先にくる。
なんと言っても 桜の名所に囲まれたような博物館ですから!
今の企画展は『中村不折と明治の書』特に明治の文豪達との交流を中心とした 展覧会です。
不折と交流のあった文豪、、と言えば 夏目漱石 島崎藤村 伊藤左千夫 正岡子規 そして森鴎外。
中国書道史 日本書道史 書道を学ぶ者は必ず勉強するものですが、それだけで独立分離しているわけではありません。大きな歴史の1部分でしかないと言う事を 理解しておく必要があります。
なぜ 篆書が生まれたか 隷書は? 楷書や行書よりなぜ草書が先?
み〜んなその時代に必要とされたから
奈良時代できたてほやほやの『かな』から 平安時代の 『かな』 鎌倉時代 室町時代 江戸時代 明治時代 同じかなでも随分趣が違いますよね。
その時代の民衆がどんな字を求めたか? どんな字に喝采を送ったか?
なんとなく 判る気 しません?
長い眠りから覚めた 明治の日本が日清戦争を通じて 書のルーツを目の当たりにし、何を思い何に感じたか その答えが今回の企画展にありそうです。
不折は多くの文人の挿絵や装丁をしながら 多くの文人に愛され 鴎外等は 『自分の墓は、森林太郎墓 ノ他 一字モホル可カラズ。書ハ中村不折二依頼シ • • • 』
という遺言を残して夭逝しています。
上手い! とは言えない不折の書が なんだか輝いてみえます。
やはり 書は人なりです ね。 10/04/14 書道墨画担当 畑田穂苑
4月25日(日)には午前と午後の2回 ギャラリートークがあります(要 予約)
台東区立書道博物館 http://www.taitocity.net/taito/shodou/
Posted at 2011年12月17日 13時10分12秒
この記事へのコメント
モンクレール 2014
こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま〜す。よろしくお願いします
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