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続 山水画展

4月にお知らせした府中市美術館

『山水に遊ぶー江戸絵画の風景250年展』5月10日迄の続編です。

前に半額券を頂いていたので 気楽に訪ねました。

今回のお目当ては 鬼神斉簫白<きしんさいしょうはく>の 重要文化財『月夜山水図屏風』
大きな6曲1双屏風 さすが簫白 気迫の籠った入魂の作品です。

おどろおどろしい化け物画の簫白とは見違える程の真面目な風景画です。

これが重文なのには全く異論のない素晴らしい作品ですが、私としては小ぶりの軸仕立ての
『山水図』のほうが印象に残りました。

俯瞰の山に 燃え上がるような新緑 墨だけでこれだけの豊かな緑 それがモクモクと湧き上がってこちらに迫ってくるようです。

山水画は実際にない景色と 前にお話ししましたが 江戸も中期以後は 大分洋画の影響で 

えっ鎖国していたのでは?

そう でもオランダから長崎の出島を通してしっかりと庶民は情報を得ていたのです。医学(解剖図)とか そうそうワインなどもね。

遠近法とかそれまでタブーだった(陰)なども入ってきていて 亜欧堂田善の『墨堤観桜図』等は隅田川は曲線を描いて遠く小さくなるように描かれているし 歩いている人物や桜の木等に陰が付いているのですが 

なんとなく現実感がないのです。

洋画のリアル感とはほど遠いのです。

画材の違いも(岩絵の具と墨 かたや油絵の具)ありますが、それだけではない 何か感性の違いのような物があります。日本人独特の感性といったものです。

外に出ればあの4月の花吹雪は まるで別世界のような新緑 相変わらずの子供達の天迄届けとばかりの歓声が響いておりました。   
                      09/05/04  墨画担当 畑田穂苑
     府中市美術館 http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/

Posted at 2011年12月21日 09時42分08秒

 
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