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困った時の紙頼み

墨はけちれ、紙はけちるな。

昔 書道の先輩に言われた言葉です。一つの作品を仕上げるのに500枚も700枚も書いたのは修業時代の話です。

えつ?そんなに沢山? 
そうなんですよ。特に縦2メートルなんて大きな画仙紙一杯に長い漢詩を書く時には 一回に10枚 20枚でも 何回も駄目だしをされている内に あつという間に在庫が尽きて もう一反(一反は50枚)もう一反 気がつけば反古紙の山 これが高いのなんの 手漉きだったりしたら 私の乏しいお小遣いなんか あつという間になくなります。

あー書かなければ〜万円なのに 書いたばっかりに ゴミ〜なのです。(無論 もっと安いのもありますが、、、
また和歌などを書く紙は料紙といってぼかしがはいっていたり 金 銀 砂子がちりばめてあったり それはそれで結構なお値段です。)
昔はちり紙交換のおじさんが これは良い紙なんだよね〜と言って 喜んでちり紙と交換してくれたのに この前 資源ゴミの日に出したら これは燃えるゴミの日に出して下さいと張り紙がしてありました。

大分前 中国は楼蘭の遺跡から残紙が出て来て 紙の歴史が早くなったというニュースが流れました。
日本には推古天皇の頃に高麗から伝えられたとのことですが 今 日本の紙漉の技術は世界一ではないか、、、と私は思っているのです。

文化交流では必ず折り紙の先生や 和紙人形の先生がご一緒します。その作品群の素晴らしさは全く目を見張る物があります。
布よりも紙のほうが張りがあって質感を出し易いのだそうです。生き生きとリアルな人形達 今にも動き出しそうです。もちろんその素晴らしい紙を生かしきった 先生方の腕がものを言う訳ですが、、、。

どこの国でも 紙は紙 中国のトイレットペーパーをご覧になられた方には 判って頂けると思います。いつでも現地の人に『ほんとうにこれが紙か』と聞かれます。
勿論『イエス オブコース』と答えます。

そんな時 私の低い鼻はぐ〜んと高くなるのです。  
                  09/04/10  書道担当  畑田穂苑

Posted at 2009年08月12日 15時50分46秒

 
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