
こんにちは。
クリエイティヴのナオ(甘い鼻声)です。
最近我らがフロアで静かなブームの茎わかめなどくわえながら、これを書きしたためている次第です。
喰ってる姿は速攻で社長に目撃されてしまいましたが、あまり反省していません。
さて、弊社におきましては日々、お客様のニーズに応じたWebサイト制作サービスなどを商品として提供させていただいております。
そんなサービス群に関して、ずいぶん前にナオが某転職サイトの取材を受けた時のお話です。
訪れた記者さん達が設定した記事のテーマは、おそらく
「アイエフネットで作るWebショッピングサイトで大成功を目指そう!」
みたいな感じだったのだと思います。
彼女らの開口一番の質問は、
「Webショップで大成功したお客様のことについて教えてください!」
でしたっけね。
・・・ナオ、さっそく困りました。
弊社では数千に及ぶ個人企業様のWebサイトのお世話をしてきておりますが、そのように大きな分母をもってしても“大成功”を収めたお客様なんてごくわずかなのですから。
なので記者さんには、
「はい。Webショップ作ったから大成功、というお話はどこにも無いんですよね。」
と答えました。
記者さんとのキャッチボール、早くも一歩目から成立し損なっているようです。
しかも、傍目にはイキナリ自社サービスの否定ですかこの男。
自分で言ってて、これは困りましたね。
しかし、この場合はナオが正しいのです。
実際に売上げを叩き出しているWebショップオーナー様であればお解かりであると存じますが、ネットショップとは所詮「物理的店舗を持たない販売業」なだけのお話であり、距離や時間を超越できること以外、街角のお店屋さんと何も変わらないのですから。
記者さんには一応、数少ない成功例(=ネットショップ単体で売上げが100万円オーバー/一ヶ月)の案件について語ることにしました。
しかしそのショップオーナー様は実際のところ、日々Webサイト外の印刷媒体やクチコミの利用で売上げを拡大していたのです。つまり商売の主役はWebサイトそのものではなく、Webサイトへとお客様を導く「現実世界での営業努力や顧客サービス」であったわけですね。
Webサイトはツールに過ぎませんし、顧客はリアル店舗と何ら変わらぬメリットの享受を求めてきます。
商売である以上、泥臭い努力は必ず必要になるのです。
結局、Webショップを主軸に小奇麗にまとまったサクセスストーリーを求める記者さんと、現実論を述べ続けるナオの会話は、最後まで綺麗には融和しなかったように思います。
実際に仕上がってきた記事の校正紙を見たら、痛々しいほどの記者さんの苦労の跡が滲んでいました。
私のあの回答では、絶対に綺麗な記事になんてならなかったはずですから(笑)。
でも、あまり反省していません。
Bizloopサーチ会員の皆様!
Webでお店を紹介することはゴールではありません。
それはただの出発地点です。
「潜在的ポテンシャルの高いWebサイトという媒体を、どう現実に活かす?」
・・・そして、Webサイトでどう成功するか。
それは、現実世界でオーナー様がいかに立ち振る舞うか?にかかっています。
この巨大なポータルサイト“Bizloopサーチ”、販売ツールとして上手く利用してみてくださいね。
成功に早道無し、です。
Posted at 2008年11月12日 12時27分21秒