社会福祉法人のゆり会 のしお保育園は清瀬市西部に位置し、0歳児からの未就学児童を都営住宅の一階にある保育園で、お家と同じようにゆったりと健やかに育てます。
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(2016年10月)             サリドマイド事件・50年

 結婚して姓はSさんになっておられますが、保育園で呼び慣れていたIさんとどうしても言ってしまいます。36年前、そう、のしお(当時は野塩)保育園が限りなく東村山市に近い清瀬市内に誕生したときの初代保育士(当時は保母が正式名称でした。男性でも保母。)のひとりがIさんでした。短大を出たての20歳。同期のFさんは、現在、法人に委託された練馬の園の副園長をしていますが、わたしが「新卒でここに就職して36年」と言うと「年がわかるじゃないですか!」と抗議されます。ほんとに長い年月がたったのですねえ。

 Iさんは6年前に<20歳以上集まれ!!>と卒園生に呼びかけて園で開いた同窓会(のようなもの)に富山から参加してくれました。高校生、大学生の男の子3人の母になっていました。
Iさんが「のしお」で働いていた10年間(1981年〜91年)は保育園の創設期、なにしろ民間保育園は市内で二つしかなったころでした。

 ある日、お昼寝の時間にバリバリという音とともに空から霰(アラレ)が降ってきました。洗面器をもって園庭に「こどもたちにみせたーい!」と真っ先に飛び出してきたのがIさん。その姿を見たお母さんが連絡帳に「この保育園に預けてよかった」と書いて下さり、どんなに私たちは励まされたことか。

 録画しておいたビデオを昨夜、家でみていました。「ベストテレビ2016」という、この1年間、国内の代表的なテレビ番組コンクールで最高賞を受賞したドキュメンタリー番組をNHKと民放の垣根を越えて放送したしたものです。「薬禍の歳月〜サリドマイド事件50年〜」がNHKのETV特集で放送され、文化庁芸術祭賞ドキュメンタリー部門の大賞をとった作品として紹介されました。Iさんはサリドマイド薬害事件の被害者でした。

 もしかしたら、と画面にIさんの姿を探していたら突然、東京の大学で薬学を勉強しているIさんの長男が映りました。母さんとサリドマイドのことを話したことがなかった、聴かせてほしいという息子さんにIさんが話したこと・・・ぜひ、ビデオをみてください。車の運転が上手く、ピアノをよく弾く、明るいIさんと、考えてみればわたしも薬害や障害について深く話したことがありませんでした。会いたいです。

Posted at 2016年10月14日 09時56分56秒

 
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