社会福祉法人のゆり会 のしお保育園は清瀬市西部に位置し、0歳児からの未就学児童を都営住宅の一階にある保育園で、お家と同じようにゆったりと健やかに育てます。
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(2016年4月)               ああ、3月!

3月は保育園にとって忙しい月です。ことに3月の下旬は、卒園と入園の準備が同時進行なので、それは忙しく目が回るようです。
卒園証書(担任がひとりずつについて書いた文章の)を作りながら、新入園児のマークを刺繍する。卒園文集を製本するかたわら全員新入園児のつぼみ組の担当を考える─という訳で、思い出すのは15年前の西武線の“世紀の”高架化工事です。

2001年3月3日の夜、練馬〜中村橋の間の、西武鉄道が目白通りと交差する場所でした。終電から始発までの4時間以内でという時間制限つき。日本に4台しかない重機の3台までがここに集結したという難工事で、マスコミも野次馬もたくさん来ました。あれからもう15年もたったのですね。

この工事は土木学会技術賞を受賞したそうですが、保育園は誰に注目されることなくもちろん表彰もされず、毎年3月の同時進行作業を行なっています。

幼稚園や学校には春休み、夏休みがありますが、保育園はありません。それで例年こんな難工事なみのスケジュールで卒園と入園を平行して準備していく訳です。開園の時からいる私にとって34回めのことでした(初年度は卒園児がいなかったので)。
思い出すのは3月になると体調を崩す母のことです。父が保育園、母が幼稚園の園長でしたから二人そろって病気になっても不思議じゃなさそうですが、毎年、具合わるくなるのは母でした。年子に近い3人のこどもを抱えて、当時はめずらしかった共働きをするには、どうしても女性に負担がかかったのだと思います。高校も大学も入試の結果を報告に行ったのは母の入院先でした。

保育士不足が問題になっています。給料が低いから保育士のなりてがない、と言われています。保育士はいまの倍くらいの給料でいいと私は思っていますが、問題はお金だけではない気がします。日本の社会の働き方にあるのではないか、と。働くお父さんお母さんを支える保育園の仕事は、時間的にも精神的にもハードになっています。せめて3月のおわりに保育園がいっせいに休める社会だったら。そのゆとりが保育の仕事につこうという人の背を押すはず、と私は思います。

Posted at 2016年04月06日 14時15分37秒

 
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